今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

「ビットコイン最高値を更新」

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場
  • ドル円は再び104円台を回復し、104円41銭まで上昇。株安などリスクオフの流れからドルの買い戻しが優勢に。
  • ユーロドルは9月1日以来となる1.204まで上昇したが、ドル高の流れからその後大きく反落。
  • 株式市場は3主要指数が揃って反落。過熱感が意識され、ダウは271ドル下げる。ナスダックは小幅な下落に。
  • 債券相場はほぼ変わらず。長期金利は0.84%近辺で推移。
  • 金と原油は共に下落。
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11月シカゴ購買部協会景気指数 → 58.2
10月中古住宅販売成約件数 → −1.1%
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ドル/円 104.07 〜 104.41
ユーロ/ドル 1.1922 〜 1.2004
ユーロ/円 124.31 〜 125.12
NYダウ −271.73 → 29,638.64ドル
GOLD −7.20 → 1,780.90ドル
WTI −0.19 → 45.34ドル
米10年国債 +0.002 → 0.839%

本日の注目イベント

  • 豪 豪7−9月期経常収支
  • 豪 豪10月住宅建設許可件数
  • 豪 RBA、キャッシュターゲット
  • 日 10月失業率
  • 中 11月財新製造業PMI
  • 独 独11月製造業PMI(改定値)
  • 独 独11月失業率
  • 欧 ユーロ圏11月総合PMI(改定値)
  • 欧 ユーロ圏11月消費者物価指数(速報値)
  • 欧 OCED経済見通し
  • 欧 ラガルド・ECB総裁講演
  • 米 11月ISM製造業景況指数
  • 米 10月マークイット製造業PMI(改定値)
  • 米 11月自動車販売
  • 米 ムニューシン財務長官、パウエル・FRB議長上院で証言
  • 米 ブレイナード・FRB理事、討論会N参加
  • 米 デイリー・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演

本日のコメント

昨日の東京時間の朝方に103円83銭前後まで売られたドル円は、欧州時間には104円台を回復し、104円40銭近辺までドルが買い戻され、NYでも同じような展開でした。ドルの先安感が根強いものの、103円前半どころか、103円台後半でも底堅い動きになっています。もっとも昨日の海外でのドルの買い戻しは、リスク資産の株が売られたことで、ドルが反発したようです。リスクオンが強まるとドルが売られ、反対にリスクオフ時にはドルが買われる傾向が「定着」するのかどうか、もうしばらくは目をこらして確認する必要があるようです。またユーロドルは予想通り1.20台に乗せましたが、1.200台は維持できず、その後はドル高が強まったことで1.19台前半まで押し戻される展開でした。

バイデン次期大統領は30日、経済チームの顔ぶれ第一陣を発表しました。財務長官には事前に噂されていたように、前FRB議長のジャネット・イエレン氏を正式に指名しました。また世界最大の運用会社であるブラックロックの元シニアアドバイザーのアデワレ・アデエモ氏を副財務長官に指名する意向も発表しています。さらに行政管理予算局(OMB)局長に民主党政策スタッフを長年務めたニーラ・タンデン氏を、大統領経済諮問委員会(CEA)委員長にプリンストン大学のセシリア・ラウズ氏を、国家経済会議(NEC)委員長にブラックロック幹部のブライアン・ディーズ氏をそれぞれ指名しました。(ブルームバーグ)今後上院で承認される必要がありますが、イエレン、タンデン、ラウズの3氏が承認されれば、経済チームの主要3ポストを初めて女性が占めることになります。イエレン氏はFRB議長に就任した際も「初の女性議長」と称されましたが、今回も「初の女性財務長官」ということになります。イエレン氏はFRB議長に就任する前には、サンフランシスコ連銀総裁やFRB副議長も歴任しており、金融政策には極めて詳しいとされています。政府財務省と金融政策で独立しているFRBとの風通しがよくなると見られます。因みにイエレン氏の夫であるジョージ・アカロフ氏もノーベル経済学賞を受賞した経済学者です。

コロナワクチンを巡っては、ファイザー製薬に続いて米モデルナも30日に米国と欧州の当局に許可申請する模様です。同社は11月16日に有効性が94.5%だったとの暫定結果を発表しています。臨床試験で重症化が確認された30人はいずれも偽薬(プラセボ)を接種した被験者で、重症化の予防には100%の有効性が示唆されたことを明らかにしています。また、その後196人を対象とする一次解析で有効性は91.4%と、暫定結果とほぼ同水準だったこと発表しています。同社のワクチンは今月17日のFDA諮問委員会の会合で許可が下りれば、年内に2000万回分を米国内に出荷できるとしています。

英国とEUの通商協議は、週内に交渉がまとまる可能性があるものの、妥協するのは相手側だと、依然として双方が譲らず責任のなすり合いが続いています。フランスのボーヌ欧州問題担当副大臣は、合意が数日内に実現することを望んでいるとしながらも、「まだ合意にはほど遠い」と述べています。(ブルームバーグ)

本日から12月です。本日はISM製造業景況指数が発表される他、ムニューシン財務長官とパウエルFRB議長の議会証言があります。次期バイデン政権ではムニューシン財務長官がその職を辞することが分かっているため、やや注目度が低下している気もしますが、注目材料の一つです。新政権は予定通りなら来年1月20日以降になります。本日のドル円は103円90銭〜104円70銭程度を予想します。

What's going on?

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
11/18 ウィリアムズ・NY連銀総裁 「景気は一段と困難な局面を迎えると考える」、「われわれにとって重要なのは、金融政策での支援や他のプログラムを提供することで自分たちの責任を確実に果たしていくことであり、力強い経済回復を可能な限り支えるための金融環境を維持することが基本だ」 --------
11/5 FOMC声明文 「経済活動と雇用は回復が続いているが、今年初めの水準をなお大きく下回っている」 --------
11/5 パウエル・FRB議長 「少なくともいくらか財政による追加支援が得られれば、景気回復は力強さを増すと考えている」、「米国内で新型コロナウイルス感染症の新規感染例が増加している状況は特に気掛かりだ」 ドル安が進み、ドル円は103円49銭まで売られ、ユーロドルは1.1826まで上昇
10/29 ラガルド・ECB総裁 「ユーロ圏の景気回復は予想以上に急速に勢いを失いつつある」、「行動が必要であり、従って次回の会合で政策手段を再調整する必要があるとの点で、政策委員会は一致した」 ユーロドルは1.17台半ばから1.1650まで下落。
10/21 ブレイナード・FRB理事 「私自身の見通しへの最も顕著な下振れリスクは財政面で追加支援が実現しないことだ」 --------
10/18 ゴーブ・英内閣府担当相 (EUとの通商協議で)「私は合意を望んでいる。ぜひとも合意をまとめたいと考えている。扉はわずかだが開かれている」 --------
10/14 クラリダ・FRB副議長 「経済が一気に悪化した春からの立ち直りは力強かったが、新型コロナウイルス感染症によるリセッションから経済が完全に回復するまでの道のりは長いことを忘れてはならない」景気の回復までに1年を要する可能性があり、雇用の完全回復には「さらに長い時間」がかかるだろうとの認識を示す。 --------
10/7 FOMC議事録 「幾人かの参加者は、会合後の声明に合意内容の重要要素を組み込むのは適切だということで同意したが、現時点でフォワードガイダンスを強化したり、利回りにさらに下向きの圧力をかける大きな余地をフォワードガイダンスに与えたりする必要性はないように思われると主張する参加者もいた」 --------
10/6 トランプ大統領 (追加の経済対策について)「選挙後まで交渉を止めるよう担当者に指示した。私の勝利直後に勤勉な米国人の人々や中小企業を重点対象とした大規模な景気対策法案を通す」 ダウは一時400ドルを超える下げに、ドル円は小幅にドル安が進行。
10/6 パウエル・FRB議長 「政府の支援があまりに少なければ景気回復は弱くなり、家計と企業を不必要に苦しめることになる。」「それに対し、支援が行き過ぎることのリスクは、現段階ではより小さいと思える。政策対応が結局のところ必要以上に大きいことが後に分かったとしても、無駄にはならない」 株価は小幅に上昇。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和