今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年5月15日(金)




おはようございます。



昨日に引き続き「入院」の話で恐縮です。

入院されたことのある方はお分りかもしれませんが,例えば

4人部屋に入院した時、「差額ベッド代」は取られと思いますか?

答えは、払わなければなりません。

一般的に大部屋とは「6人以上の部屋」のことです。

では、夜中に腹痛が我慢できなくて救急車で病院に運ばれました。

病院で、「とりあえず入院して検査してみましょう。」

と言われ、「二人部屋でもいいですか?」と聞かれました。

思わず「差額ベッド代」が脳裏をかすめましたが、

(医者がそういうなら仕方ないか・・・診てもらうんだし。)

そんな風に考えませんか??

              (明日続きます)

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は神経質な動きながらも値幅は限られ、95円台での取引に終始。 NYダウが前日の大幅安から反発してことで、ややドル高円安に。
  • 米経済指標の悪化があったものの。前日大幅に下げたNYダウは自律反発。 自動車株が大きく買われ、金融セクターも堅調。
  • クラースラーは販売店の25%にあたる約800店の削減を裁判所に申請。GMも同様に 販売不振に陥っている販売店を大幅に削減する模様。また、GMは6月に予定 されていた部品会社への支払いを5月に繰り上げて支払うと各社に通知。
  • GMのヘンダーソンCEOは米メディアとのインタヴューで、現時点での破産法の申請は 「蓋然(がいぜん)性が高い。」との認識を示した
  • 週間失業保険申請件数 →63.7万件
  • 4月生産者物価指数 →+0.3%
    ドル/円95.27 〜 95.87
    ユーロ/円129.42 〜 130.94
    NYダウ +46.43 → 8,331.32ドル
    GOLD +2.50 →  928.40
    WTI +0.60 →  58.62ドル
    米10年国債−0.020 → 3.092%


    本日の注目点

       
    • 日   3月機械受注統計                  
    • 欧   1−3月期ユーロ圏GDP    
    • 米   4月消費者物価指数 
    • 米   4月鉱工業生産 
    • 米   5月NY連銀製造業景気指数
    • 米   5月ミシガン大学消費者信頼感指数                                                                                                                           

    ドル円は結局3度95円割れを試しましたが、跳ね返されました。

    第1回目は水曜日のNY市場の引けにかけて95円14銭までドル安が進みました。

    NYダウの大幅安を睨みながらのアッタクでしたが95円台半ばまで反発。

    2回目は昨日の東京の朝方で、やはり95円の13近辺で跳ね返されています。

    そして、3回目は昨日の欧州市場のお昼前、東京夜8時ごろで、勢いはありましたが

    ここも失敗に終わっています。

    結局95円付近は、100日移動平均線と「雲」の底値圏にあたり、95円を切るには

    相当なパワーが必要と観ていましたが、抜けきれませんでした。

    95円を割り込むかどうかは重要であることは言うまでもありませんが、現在のところ

    テクニカルが優性だったというところでしょうか。

    今朝7時時点では既に96円台に載せています。



    GMのヘンダーソンCEOはブルームバーグとのインタヴューで「破産申請を避けられれば

    ベストだが、それ以外の方法で再編が成功する方法が見えない。」と語っています。

    同CEOは11日にも「破産申請の可能性は高まった。」と述べており、今回の発言は

    さらに一歩踏み込んだ表現となったようです。

    GMは労組との交渉が対立している中、経費削減にの一環から販売店の大幅削減にも

    踏み切ったようです。

    ヘンダーソンCEOは、破産申請した場合の再生プロセスは迅速であることが必要だとし、

    GMがより素早く決断を下すことも重要だと語っています。

    6月1日の期限が来る前に決断が下される可能性も出てきました。



    昨日発表の週間失業保険申請件数は市場の予想を上回る63万7千件でした。

    為替市場ではこの数字に全く反応せず、この日はNYダウの朝方からの上昇を

    意識しながら円がじりじり売られる展開でした。

    雇用環境は引き続き厳しい状況であるこよは変わっていませんが、申請件数60万件台は

    観方によっては横ばいで、「安定」していると言えるかもしれません。

    金融のリストラは一巡したようで、今後は懸念される自動車業界の雇用調整がどの程度

    しぼられるのかを注目していきたいと思います。

    為替は引き続き「GM問題」と「株式市場」の影響を大きく受けることからこの二つの

    動きを睨みながらの展開でしょう。

    ユーロドルについては依然としてロングに分があると観ており、ドル円は

    95円割れをひとまず回避できたことで、底値感が出てくるかどうか

    もうしばらく時間が必要です。


    今日のNYは経済指標が多く発表されます。

    週末でもあることからポジションはある程度縮小されておくことをお勧めします。
          
    2009年4月(PDF)

    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
    日時 発言者 内容 市場への影響
    5/4 バーナンキFRB議長  住宅市場について「底入れの兆候がいくつか出ている。」とし、景気については「今年遅くに上向くと期待し続けている。」と発言。(議会での証言で) ややドル高に。
    5/6 ガイトナー財務長官 「審査結果はすべてを考慮すると、安心感を与えるものになると思う。」「19行の中で支払不能リスクのある銀行はない。」と発言。(PBS放送のインタヴュー番組で) -----
    5/7 ガイトナー財務長官 「金融機関は追加資本を民間から調達することに合理的な自身を持っているようだ。」ストレステストの結果発表後の記者会見で。 -----
    5/8 ラッカー、 リッチモンド連銀総裁 「住宅や個人消費の安定が続けば、年末までに経済成長はプラスになる。」講演で -----
    5/11 ヘンダーソンGMCEO 「破産申請の確立が従来の想定に比べ高まった。」同社の電話会議に中で。 -----
    5/12 グリーンスパンFRB前議長 「米住宅市場は回復に向かう寸前である可能性があり、金融市場の改善の持続が極めて容易に見て取れる。」「企業が相次ぎ資本を調達しており、調達額は予定額をはるかに上回っている。」ワシントンでの全米不動産業者協会で講演。 -----
    5/13 ガイトナー財務長官 「金融システムの調整のかなりの部分を終えた。」講演で。 -----
    5/14 ヘンダーソンCEO(GM) 破産法適用の申請は現時点で「蓋然(がいぜん)性が高い。」と、これまでの発言から一歩踏み込んだ認識を示した。(ブルームバーグとのインタヴューで) -----

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和