今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年5月21日(木)




おはようございます。



皆さんデパートへはよく行きますか?

私は近くに大丸がありますのでよく行きます。

しかし、行くのは地下の食料品売り場、いわゆる「デパチカ」です。

たまに気が向くと上の階まで足をのばしますが、地下と違って閑散としています。

デパート業界の売り上げは約7兆円だそうですが、スーパーや大型小売店に

押され、今後売上は4〜5兆円にまで減るという予想もあります。

だからこそ単独では生き残れず合併を進めている訳です。

ちょっと考えてもデパートでなければ買えない物はないし、もちろん定価です。

もしかしたら将来デパートというビジネスモデルそのものが

無くなる日が来るかもしれません。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドルは寄り付き直後から円、ユーロなど主要通貨に対して売られ、全面安の 展開に。
  • ドル円はじりじりとドルが売られる中、一時94円69銭と今週月曜日の水準近くまで 下げ、再び重要な値位置に。
  • FRBが発表したFOMC議事録要旨では第4四半期のGDPをマイナス1.3%−2.0%へと 下方修正。失業率についても9%かそれを上回る水準が続くと見方が示された。
  • 一時前日比100ドルを超えるプラスで推移していたNYダウはこれらの 発表で金融セクターが下げを主導しマイナス52ドルで引け。また、金融株では このところの増資による需給悪化を懸念する声も。
  • ガイトナー財務長官は議会で、官民投資ファンドによる不良資産の買い取りを7月から 始めると述べ、GM問題に関しては期限の6月1日まで作業を続けると述べたにとどまり破たんには触れず。
  • WTI原油先物価格は在庫の急減を材料に続伸、6ヶ月ぶりの62ドル台での引け。
    ドル/円94.69 〜 95.82
    ユーロ/円130.41 〜 131.71
    NYダウ −52.81 → 8,422.04ドル
    GOLD +10.70 →  937.40
    WTI +2.39 →  62.04ドル
    米10年国債−0.057 → 3.188%


    本日の注目点

       
    • 日   日銀金融政策決定会合      
    • 米   週間失業保険申請件数
    • 米   5月フィラデルフィア連銀景況指数                                                                                                                                                                     

    ドル円は再び94円台までドル安が進んでいます。

    今週月曜日に94円55までドル安が進み、その後96円台半ばまで戻したドルですが

    再度下値を試しに行く展開になってきたようです。

    個人的には日米のファンダメンタルズの違いを背景にドルがゆっくりと上昇する

    と観ていますが、なかなか頭の重い展開が続いています。

    昨日のNYではドルは主要通貨に対して売られており、今回の動きは完全に「ドル安」

    状態です。

    ユーロに対しては1.3830まで売られ、これは今年1月2日に記録した水準まで

    ユーロ高ドル安が進みました。

    市場では1.37台のストップロスを巻き込みながら200ポント以上も上昇しました。

    テクニカルでは週足でも既に200日移動平均線を上抜けしており、「雲」に突入です。

    この状態では雲の中でもみ合いながらも1.41を目指しそうな気配です。



    円については再び重要な値位置にきており、今日の一日では今週月曜日に抜けなかった

    94円50を割り込むかどうかが重要なポイントになりそうです。

    昨日のNYでのドル安のきっかけはFRBが公表したFOMC(4月28−29日)の

    議事録で、景気回復の勢いを強めるために資産購入を拡大する必要性があると

    一部のメンバーからの指摘があった、との記述でした。

    この公表を受けて米長期金利は下落し、金、石油などの商品価格が大幅に上昇したわけです。

    同時に資源国通貨である南アフリカランドやブラジルレアルなども大きく買われています。



    懸念されるのは、商品価格の上昇、米長期金利の低下、ドルの全面安と、昨年秋の

    不安定な状況にもどりつつあるということです。

    現在のところは、VIX指数(恐怖指数)も正常値であり、LIBOR3か月物のドル金利を観ても

    落ち着いていることで、昨年のリーマンショク後の金融不安は考えられません。

    米経済指標に強弱の数字が出て来る中、今後強めの数字がでればまた元の水準に戻る

    可能性は高いと思います。

    今日から週末にかけて、ドルの下値を探る展開が予想されますが、個人的にはドルの

    買い場を探したいところです。

    2009年4月(PDF)

    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
    日時 発言者 内容 市場への影響
    5/4 バーナンキFRB議長  住宅市場について「底入れの兆候がいくつか出ている。」とし、景気については「今年遅くに上向くと期待し続けている。」と発言。(議会での証言で) ややドル高に。
    5/6 ガイトナー財務長官 「審査結果はすべてを考慮すると、安心感を与えるものになると思う。」「19行の中で支払不能リスクのある銀行はない。」と発言。(PBS放送のインタヴュー番組で) -----
    5/7 ガイトナー財務長官 「金融機関は追加資本を民間から調達することに合理的な自身を持っているようだ。」ストレステストの結果発表後の記者会見で。 -----
    5/8 ラッカー、 リッチモンド連銀総裁 「住宅や個人消費の安定が続けば、年末までに経済成長はプラスになる。」講演で -----
    5/11 ヘンダーソンGMCEO 「破産申請の確立が従来の想定に比べ高まった。」同社の電話会議に中で。 -----
    5/12 グリーンスパンFRB前議長 「米住宅市場は回復に向かう寸前である可能性があり、金融市場の改善の持続が極めて容易に見て取れる。」「企業が相次ぎ資本を調達しており、調達額は予定額をはるかに上回っている。」ワシントンでの全米不動産業者協会で講演。 -----
    5/13 ガイトナー財務長官 「金融システムの調整のかなりの部分を終えた。」講演で。 -----
    5/14 ヘンダーソンCEO(GM) 破産法適用の申請は現時点で「蓋然(がいぜん)性が高い。」と、これまでの発言から一歩踏み込んだ認識を示した。(ブルームバーグとのインタヴューで) -----
    5/18 杉本財務事務次官 「相場の過度の変動は経済金融の安定に対して悪影響を及ぼし、好ましくない。」と会見で発言。 ドル円95円前半 →96円台に。円全面安に。
    5/19 スターン、ミネアポリス連銀総裁 「信用市場は過去数カ月間に全般に改善した。」「景気後退はあと数カ月続く可能性は高いが、来年中ごろまでに健全な成長に戻る。」ミネソタ州での講演で。 -----
    5/20 ガイトナー財務長官 [「金融システムが落ち着き始めている兆候がある。」「良い兆候はあるが、金融機能の修復には時間がかかる。」と上院で証言。 -----

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和