2009年5月25日(月)
おはようございます。
朝日新聞で最も有名なコラムと言えば皆さんご存じの「天声人語」です。
大学入試で採用される文章では何年間連続でトップの、
いわば看板コラムです。
先日これに良く似た「人声天語」というコラムがあるのを見つけました。
よくある「パクリ」の類かと思ったらそうでもないようです。
月刊「文芸春秋」に毎月掲載されていて、今月で連載73回ですから
6年間も続いていることになります。
因みに今月号のタイトルは「百年に一度の大不況、だからこそ政治家の
なすべきこと」と、内容も結構読みでがありました。
二つの四文字熟語にそれほど意味の差はないように思えますが、
世の中にはこんな例が他にもあるかも知れません。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- アジア、欧州市場では94円台前半で小動きだったドル円は、NYでは約2ヶ月振り となる、一時93円85銭を記録。
- 与謝野財務金融経済財政担当大臣が、現時点での為替介入に対する否定的な見方を 示したことと、日銀による景気の現状を上方修正したことが材料視された模様。
- また、この日のドルは主要通貨に対して全面安の展開。対ユーロでは一時1.4051 までユーロが続伸。
- 為替市場でドルが全面安の中、債券市場でも米国債の格付け引き下げ懸念から売られ 大幅に下落。10年債利回りは昨年11月以来の3.4%台に。
- 株式市場ではこのところの大幅下落から、朝方は反発して始まったものの、結局は
小幅安と、為替、債権、株の「トリプル安」でクローズ。
ドル/円 93.85 〜 94.92 ユーロ/円 131.29 〜 132.99 NYダウ −14.81 → 8,277.30ドル GOLD +7.70 → 958.90 WTI +0.62 → 61.67ドル 米10年国債 +0.071 → 3.45%
本日の注目点
- 欧 ロンドン休場(バンクホリデイ )
- 欧 独5月IFO景況指数
- 米 NY休場(メモリアルデイ)
週末ということもあり、94円台前半の円高水準の割りには値動きは小幅でした。
与謝野財政金融経済財政担当大臣が現状での為替介入の可能性に否定的な発言をしたことや
、
米国債の格付け引き下げへの思惑から一時94円を割り込み93円85銭までドル安が
進む場面もありましたが、NY株式市場が堅調だったことと週末を控えての
ポジション調整からドル円では、ドルの買戻しが優勢となり94円80レベルで
取引を終えています。
ドルは円以外と通貨に対しては全面安の展開で、対ユーロでは1.4051までドルが
売られ、その他ポンドや豪ドルに対しても約半年振りの安値で引けています。
主要通貨がドルに対して強含んだことで、クロス円の買いが活発となり、これが
円を95円近辺まで弱含ませた要因だったようです。
ムーディーズが英国の格付けを引き下げの見通しと発表したことで、大幅な財政赤字
に陥っている米国にも同様の連想が働きドル売りに繋がりました。
米国が今週、1000億ドル以上大量の国債入札を予定していることも材料視されているようです。
この日のNY債券市場では米10年債利回りは昨年11月以来の3.45%台に載せています。
米財務省が今週発表した入札予定によると、26日には2年債400億ドル、27日には
5年債350億ドル、そして28日に7年債260億ドルが実施されれる予定です。
この件に関してはホワイトハウスのギブズ大統領報道官は、格下げの可能性に
ついて「あるとは思わない」とのコメントを発表しています。
長期金利が急上昇している現状、今週の入札が不調に終わると、さらに金利上昇→
住宅ローン金利の上昇→景気回復基調にブレーキ、というシナリオも想定でき
ドル売りに繋がる可能性も否定できず、今週は債権相場からも目が離せません。
先週月曜日に94円台を記録し、翌日には一旦96円台半ばまで押し戻されたドル円
でしたが、週末にかけて再びドル先安感が優性となり93円台までドルは下落、2ヶ月ぶりの
円高水準を確認しました。
先週末には95円近辺まで戻しましたが、テクニカルで観るとやはり、ドル売りの流れは
続いているように思われます。
個人的には93円半ばでのドルロングでタイトなストップを入れてドルの反転を待ちたいと思います。
クロス円での円売りが活発なことからドル円がドル高に押し戻される可能性も
十分あると考えています。
また、上述のように米長期金利がさらに上昇すればドル売りに傾くものの、一方では日米金利差
が拡大し、現在のドル円の水準と金利差から投資妙味も増してくるとも言えるからです。
2009年4月(PDF)
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 5/4 バーナンキFRB議長 住宅市場について「底入れの兆候がいくつか出ている。」とし、景気については「今年遅くに上向くと期待し続けている。」と発言。(議会での証言で) ややドル高に。 5/6 ガイトナー財務長官 「審査結果はすべてを考慮すると、安心感を与えるものになると思う。」「19行の中で支払不能リスクのある銀行はない。」と発言。(PBS放送のインタヴュー番組で) ----- 5/7 ガイトナー財務長官 「金融機関は追加資本を民間から調達することに合理的な自身を持っているようだ。」ストレステストの結果発表後の記者会見で。 ----- 5/8 ラッカー、 リッチモンド連銀総裁 「住宅や個人消費の安定が続けば、年末までに経済成長はプラスになる。」講演で ----- 5/11 ヘンダーソンGMCEO 「破産申請の確立が従来の想定に比べ高まった。」同社の電話会議に中で。 ----- 5/12 グリーンスパンFRB前議長 「米住宅市場は回復に向かう寸前である可能性があり、金融市場の改善の持続が極めて容易に見て取れる。」「企業が相次ぎ資本を調達しており、調達額は予定額をはるかに上回っている。」ワシントンでの全米不動産業者協会で講演。 ----- 5/13 ガイトナー財務長官 「金融システムの調整のかなりの部分を終えた。」講演で。 ----- 5/14 ヘンダーソンCEO(GM) 破産法適用の申請は現時点で「蓋然(がいぜん)性が高い。」と、これまでの発言から一歩踏み込んだ認識を示した。(ブルームバーグとのインタヴューで) ----- 5/18 杉本財務事務次官 「相場の過度の変動は経済金融の安定に対して悪影響を及ぼし、好ましくない。」と会見で発言。 ドル円95円前半 →96円台に。円全面安に。 5/19 スターン、ミネアポリス連銀総裁 「信用市場は過去数カ月間に全般に改善した。」「景気後退はあと数カ月続く可能性は高いが、来年中ごろまでに健全な成長に戻る。」ミネソタ州での講演で。 ----- 5/20 ガイトナー財務長官 [「金融システムが落ち着き始めている兆候がある。」「良い兆候はあるが、金融機能の修復には時間がかかる。」と上院で証言。 ----- 5/22 与謝野財務金融経済財政担当大臣 「現時点で為替介入することは考えていない。」と表明。 94円台前半での動きから、一時93円85銭までドル安円高に。
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