今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年5月26日(火)




おはようございます。



今やアメリカを抜き世界で最も車が売れる国中国。

世界がマイナス成長に苦しんでいる中、今年もGDP8%達成に

強い自信を持っています。

その中国にまた「新たな勲章」が加わろうとしています。

日経ヴェリタス紙によると、中国は経済規模で今年日本を抜いて

世界2位になりそうだと報じています。

1999年には世界7位だった経済規模が、次々と欧州先進国を

抜き去り、アジアの経済大国日本も手の届くところに。

残るはアメリカ一国となりそうな勢いです。

16億の人口と安い労働力を備えた中国。

「世界の工場」中国はまだままだ肥大化しそうです。

ひと目で分かる昨晩の動き

東京17:00〜

  • ロンドン、NY市場とも休場のため為替は小動き。
  • 東京時間昼ごろ北朝鮮による核実験実施の報道で円は下落。
  • それまで94円80銭近辺で推移していたものの地政学的リスクから 95円20銭まで円安に。
  • 5月独IFO景況感指数は84.2と2ヶ月連続で改善、ユーロは対円、対ドルでも 堅調に推移。
    ドル/円94.69 〜 95.23
    ユーロ/円132.65 〜 133.24
    NYダウ ----- → 8,277.30ドル
    GOLD ----- →  958.90
    WTI ----- →  61.67ドル
    米10年国債----- → 3.45%


    本日の注目点

       
    • 欧   独第1四半期GDP確報値      
    • 欧   ユーロ圏3月経常収支        
    • 米   5月消費者信頼感指数  
    • 米   3月ケースシラー住宅価格指数                                                                                                                                                                         

    北朝鮮による核実験の実施、その後のミサイル発射という「暴挙」のわりには

    海外主要市場が休場だったこともあり為替は小動きでした。

    円が101円45銭と今年の最安値を記録したのは4月6日の月曜朝でした。

    その時も北朝鮮が「人工衛星」と称してテポドンを発射したことが円安の理由でした。

    (加えて、あのべろべろ会見もありましたが。)

    今回も地政学リスクの高まりから韓国ウオンと円が限定的ですが売られました。

    今回の二度目の核実験では、これまで友好的で日米、との橋渡し的な存在であった

    中国やロシアも今回の行動に対して厳しく批判しています。

    日本時間の今朝5時過ぎに国連安全保障理事会は緊急会合を開き、北朝鮮が発表した

    核実験とミサイル発射に対する非難を表明し、新たな制裁を協議する作業部会を開始することを

    決定しています。

    今回の北朝鮮の行動に対する非難は中国、ロシアを巻き込んでの包囲網となり、新たな経済制裁も

    採択される可能性があります。

    そうなると北朝鮮も何らかの報復行動にでることも考えられ、

    前回4月のテポドン発射時とは為替に与える影響度という点では少し異なっていると

    言えます。



    GM問題がいよいよ秒読み段階に入ってきており目が離せませんが、今週は

    さらに北朝鮮からも目が離せません。

    2009年4月(PDF)

    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
    日時 発言者 内容 市場への影響
    5/4 バーナンキFRB議長  住宅市場について「底入れの兆候がいくつか出ている。」とし、景気については「今年遅くに上向くと期待し続けている。」と発言。(議会での証言で) ややドル高に。
    5/6 ガイトナー財務長官 「審査結果はすべてを考慮すると、安心感を与えるものになると思う。」「19行の中で支払不能リスクのある銀行はない。」と発言。(PBS放送のインタヴュー番組で) -----
    5/7 ガイトナー財務長官 「金融機関は追加資本を民間から調達することに合理的な自身を持っているようだ。」ストレステストの結果発表後の記者会見で。 -----
    5/8 ラッカー、 リッチモンド連銀総裁 「住宅や個人消費の安定が続けば、年末までに経済成長はプラスになる。」講演で -----
    5/11 ヘンダーソンGMCEO 「破産申請の確立が従来の想定に比べ高まった。」同社の電話会議に中で。 -----
    5/12 グリーンスパンFRB前議長 「米住宅市場は回復に向かう寸前である可能性があり、金融市場の改善の持続が極めて容易に見て取れる。」「企業が相次ぎ資本を調達しており、調達額は予定額をはるかに上回っている。」ワシントンでの全米不動産業者協会で講演。 -----
    5/13 ガイトナー財務長官 「金融システムの調整のかなりの部分を終えた。」講演で。 -----
    5/14 ヘンダーソンCEO(GM) 破産法適用の申請は現時点で「蓋然(がいぜん)性が高い。」と、これまでの発言から一歩踏み込んだ認識を示した。(ブルームバーグとのインタヴューで) -----
    5/18 杉本財務事務次官 「相場の過度の変動は経済金融の安定に対して悪影響を及ぼし、好ましくない。」と会見で発言。 ドル円95円前半 →96円台に。円全面安に。
    5/19 スターン、ミネアポリス連銀総裁 「信用市場は過去数カ月間に全般に改善した。」「景気後退はあと数カ月続く可能性は高いが、来年中ごろまでに健全な成長に戻る。」ミネソタ州での講演で。 -----
    5/20 ガイトナー財務長官 [「金融システムが落ち着き始めている兆候がある。」「良い兆候はあるが、金融機能の修復には時間がかかる。」と上院で証言。 -----
    5/22 与謝野財務金融経済財政担当大臣 「現時点で為替介入することは考えていない。」と表明。 94円台前半での動きから、一時93円85銭までドル安円高に。
    5/25 ウェーバー独連銀総裁 「いくらか改善はみられるものの、危機終了を宣言するにはまだ早い。」フィンランドのテレビ局とのインタヴューで。 -----

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和