今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年5月27日(水)




おはようございます。



どうにも理解できない国「北朝鮮」。

昨日2回目のミサイルを発射したと、

韓国のニュースが伝えています。

国際社会を完全に敵に回し「こっちは核を持っているんだ、

やれるもんならやってみろ。」そんな声が聞こえてきそうです。

米ウオールストリートジャーナル紙は、今回の行動は

核実験(Nuclear test)ではなく、オバマ実験(Obama test)だ、と報じています。

だとすると、この挑発行為に対してオバマ大統領がどんな制裁にでるのか

注目したいと思います。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米経済指標が強弱まばらだったことで為替は全般に小動き。水準的にも 昨日の東京市場と同レベルでの取引に終始。
  • 朝方発表の3月ケースシラー住宅指数は予想を下回る▼18.7%と、先月のマイナス幅と同水準。
  • その後に発表された米コンファレンスボード5月の消費者信頼感指数は市場予想(42.6) を大幅に上回る54.9と2ヶ月連続で改善。
  • NY株式市場は後者の信頼感指数に敏感に反応し、消費関連株が大幅高に。 一時、先週末に比べ220ドルを超える上昇をみせたものの、大引けは約200ドル高。
  • 為替市場は米株式市場の大幅高でリスク許容度の高まり期待から、ドル安、円安、 高金利通貨高の流れに。
  • ユーロドルが欧州市場で一時1.39を割り込み先週末から150ポイント程下落。 これ、は英テレグラフがレポートで独金融監督局が、独金融機関の不良債権の増加に対して 警告をしたと伝えたことが手掛かり。
  • GMは全米自動車労組(UAW)と医療基金に分配する新生GMの株式を55%削減 することで合意。しかし、GMの社債を保有する大口債権者とはGM株10%との交換条件 をめぐって対立しており、その期限も残り数時間。
    ドル/円94.57 〜 95.10
    ユーロ/円131.51 〜 132.97
    NYダウ +196.17 → 8,473.49ドル
    GOLD −5.60 →  953.30
    WTI +0.78 →  62.45ドル
    米10年国債+0.097 → 3.547%


    本日の注目点

       
    • 日   日銀金融政策決定会合議事録要旨(4月30日分)
    • 欧   独5月消費者物価指数  
    • 米   4月中古住宅販売件数             
    • 米   3月住宅価格指数                                                                                                                                                                              



    注目されていた連休明けの海外市場も為替に関しては昨日と同水準での取引でした。

    GM問題北朝鮮問題など突発的な事件があっただけに、‎「海外勢がどう反応するか」

    注目していましたが方向性という点では空振りに終わったようです。



    米経済指標はこの春から続いているように強弱まだら模様です。

    S&Pケースシラー住宅指数は依然マイナス幅は大きく、米住宅価格の下落は止まっていません。

    歴史的な低金利を背景に住宅ローン(4.6%台)残高は伸びており、住宅着工などに

    多少明るさは見えたものの価格の底入れはまだ先のようです。



    一方、この日発表された消費者信頼感指数は大幅な改善を見せました。

    5月の54.9という数字は2003年以来最大の伸びを示したことから、

    米GDPの7割以上を占める個人消費も底入れし、景気後退の最悪局面は終わりを

    迎えつつあるという楽観論が急速に広がったようです。

    事実この日のNY株式市場ではホームデポなどの小売関連株が大幅に上昇し、

    金融、ITなどのセクターも軒並み買われています。

    この結果、S&P500はNYダウを上回る先週末比2.63%高で引けています。



    ドル円は95円台がやや重そうに見えながら下値も堅く、先週末の93円台まで突っ込んだ

    勢いも見られません。

    NY株式市場が大幅高だったことで、今日の日経平均も上昇が見込まれます。

    ドル円がこれに反応すれば95円50テストも視野に入ってきそうです。

    そしてその上には、ストップロスも散見されることから、目先95円半ばが

    今週の相場の行方を左右するポイントと言えるかも知れません。



    このところ続伸していたユーロドルにやや勢いが無くなり、ドル高の気配が漂い

    始めた気がします。

    ユーロドルは先週1週間の上昇幅が3月以降で最大だったこともあり、昨日は6営業日

    ぶりに反落しました。

    テクニカルで観ても1.3850水準を下回ればユーロのロングポジションが積みあがって

    いるだけに売りが加速し1.37台半ばまでの調整が見られる可能性もありそうです。



    GMと大口債権者との無担保債務削減案の回答期限は残すところあと数時間です。

    GM再建に向けて重要な部分だけに1000社を超えと言われている債権者との

    交渉かなり厳しいと見ざるを得ません

    2009年4月(PDF)

    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
    日時 発言者 内容 市場への影響
    5/4 バーナンキFRB議長  住宅市場について「底入れの兆候がいくつか出ている。」とし、景気については「今年遅くに上向くと期待し続けている。」と発言。(議会での証言で) ややドル高に。
    5/6 ガイトナー財務長官 「審査結果はすべてを考慮すると、安心感を与えるものになると思う。」「19行の中で支払不能リスクのある銀行はない。」と発言。(PBS放送のインタヴュー番組で) -----
    5/7 ガイトナー財務長官 「金融機関は追加資本を民間から調達することに合理的な自身を持っているようだ。」ストレステストの結果発表後の記者会見で。 -----
    5/8 ラッカー、 リッチモンド連銀総裁 「住宅や個人消費の安定が続けば、年末までに経済成長はプラスになる。」講演で -----
    5/11 ヘンダーソンGMCEO 「破産申請の確立が従来の想定に比べ高まった。」同社の電話会議に中で。 -----
    5/12 グリーンスパンFRB前議長 「米住宅市場は回復に向かう寸前である可能性があり、金融市場の改善の持続が極めて容易に見て取れる。」「企業が相次ぎ資本を調達しており、調達額は予定額をはるかに上回っている。」ワシントンでの全米不動産業者協会で講演。 -----
    5/13 ガイトナー財務長官 「金融システムの調整のかなりの部分を終えた。」講演で。 -----
    5/14 ヘンダーソンCEO(GM) 破産法適用の申請は現時点で「蓋然(がいぜん)性が高い。」と、これまでの発言から一歩踏み込んだ認識を示した。(ブルームバーグとのインタヴューで) -----
    5/18 杉本財務事務次官 「相場の過度の変動は経済金融の安定に対して悪影響を及ぼし、好ましくない。」と会見で発言。 ドル円95円前半 →96円台に。円全面安に。
    5/19 スターン、ミネアポリス連銀総裁 「信用市場は過去数カ月間に全般に改善した。」「景気後退はあと数カ月続く可能性は高いが、来年中ごろまでに健全な成長に戻る。」ミネソタ州での講演で。 -----
    5/20 ガイトナー財務長官 [「金融システムが落ち着き始めている兆候がある。」「良い兆候はあるが、金融機能の修復には時間がかかる。」と上院で証言。 -----
    5/22 与謝野財務金融経済財政担当大臣 「現時点で為替介入することは考えていない。」と表明。 94円台前半での動きから、一時93円85銭までドル安円高に。
    5/25 ウェーバー独連銀総裁 「いくらか改善はみられるものの、危機終了を宣言するにはまだ早い。」フィンランドのテレビ局とのインタヴューで。 -----

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和