今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年5月9日(金)


おはようございます。
以前にも触れましたが、円の金利が上昇傾向を強めています。
昨日の10年物国債の利回りは1.66%でした。
今月から住宅ローン金利も上がるようです。
原油を中心に、毎日の食料品も値上げラッシュです。ややオーバーな言い方を
すれば「インフレがじわじわと忍び寄っています。」
デフレスパイラルから抜け出せずにいる日本で「インフレ!」は以外かもしれませんが、
今週の「日経ヴェリタス」では[世界インフレの足音・米金融危機が呼び寄せた怪物]
という見出しで特集を組んでいました。

ロシア、中東諸国ではインフレ率が二桁だそうです。
好景気が続いているこれらの国々でインフレ率が高くなるのは経済の原則ですが、
日本のように景気が低迷している中で、インフレが加速すれば、やはり「デフレ」 ですか?

そういえば、良く行く床屋さんがいつの間にか200円値上げしていました・・・・・。。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 週間失業保険申請件数→36万5000件(予想を若干下回る)
  • 欧州市場で104円台を切ったことで、ややドル安基調でオープン。
    その後、ECBの政策金利据え置きが決まり、トリシェ総裁の コメントからは従前どおり
    「インフレ抑制が最優先事項」と、変化がないことで、ユーロが買われ、円も連れて買われました。

ドル/円103.40 〜 104.43
ユーロ/円159.55 〜 160.41
NYダウ+52.43 → 12,866.78ドル
Gold+10.90 → 882.10ドル
WTI+0.16 → 123.69ドル
米10年国債−0.065 → 3.784%


本日の注目点

  • 米 3月貿易収支
ドル/円は約一週間ぶりに104円台を切ってきました。
日足チャートで観られるように、トレンドチャネルの下限を割り込んでいます。
市場のセンチメントはややドル売りに傾いているように見受けられますが、
明確なシグナルも見つけにくく、ここは次のサインを待ちたいと思います。
依然として株式市場と原油価格には注意が必要です。


ドル円日足

ドル/円は昨日104円を切ったことで、上昇チャネルの下限を割り込みました。
やや下値リスクが高まったように思われます。


2008年4月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
5/7 ホーニッグ
カンザスシティ連銀総裁
高インフレの定着で金融引き締めが必要になる可能性に言及。(前日の講演で) 金利引き下げ休止への連想からドル高へ。
5/7 ウォール・ストリート
ジャーナル
ポールソン米財務長官が「金融危機の最悪期を脱したようだ。」と述べたと報道。 ドル上昇へ。
5/3 ウォーレン・バフェット
(米著名投資家)
同氏が率いる投資会社の年次総会で「ドル安は今後も続く」との見解を示した。 ---
5/2 F R B 「欧州中銀(ECB)とスイス国立銀行と協調し、市場への資金供給拡大。
(ECB、スイス中銀へそれぞれ500億ドル、120億ドルと倍増)
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5/1 イングランド銀行 「米国のサブプライムローン問題による世界の金融機関の損出をマーケットは
過大に見積もっている。」(金融安定化リポートで)
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※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和