2009年6月9日(火)
おはようございます。
日曜日の朝刊各紙に「みずほ銀元行員12億円詐欺容疑」という見出し
がありました。ご覧になった方も多いと思いますが、
「またか・・・」という気持で記事を読みました。
みずほ銀行の調査役が「銀行が元本保証の年利10%で米国債を
秘密運用している。」という触れ込みで8年間で12億4千万円も
集めたということです。
それにしてもこの種の詐欺事件が起きるたびに
「世の中においしい話はないということを肝に銘じておかないと。」
と、いつも思います。
「おいしい話は全て裏があります。」
「もう少し金融知識得を身につけなさい。」と言いたいところですが
今回の事件では同行の行員も含まれているということなので
困ったものです。「行員失格」
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- この日は経済指標の発表もなく為替市場、とりわけ円は小動き。
- S&Pがアイルランドの長期債を格下げしたことで、ユーロが大きく売られ、 対ドルでは一時1.3824まで下落。
- NYダウは終始前日比マイナスで推移していたものの、大引け前に大口の 買いが入り若干プラスで取引を終える。 結局金融株が牽引したが、今週中にも政府は金融機関からの公的資金返済を 許可する見通し。
- オバマ大統領は今年2月に成立した総額7870億ドルの景気対策法の執行 加速を表明。今後100日間で60万人以上の雇用を創出、維持することに言及。
- 先に経営破たんしたGMは中型トラック事業からの撤退を発表。
| ドル/円 | 98.25 〜 98.73 |
| ユーロ/円 | 136.34 〜 137.10 |
| NYダウ | +1.36 → 8,764.49ドル |
| GOLD | −10.10 → 952.50 |
| WTI | −0.35 → 68.09ドル |
| 米10年国債 | +0.058 → 3.897% |
本日の注目点
- 日 4月景気動向指数(速報)
- 欧 独4月貿易収支
- 欧 独4月鉱工業生産
- 米 4月卸売売上高
為替市場は「円」を除き引き続き先週末からのドル高の流れが続いています。
ユーロドルは一時1.3824を記録し、これで2営業日で400ポイントの下落
となりました。
きっかけは格付け会社スタンダードアンドプアーズ(S&P)がアイルランドの長期債
の格付けを引き下げたことです。
S&Pによるアイルランド債格下げは今年に入って2度目となります。
さすがにユーロはここまで<下げると、ポジションの片寄りもかなり解消されてきたとbr>
思われます。
先週末には1.42台前半までユーロ高が進み、週足では「100日移動平均線」に
絡み、上抜けする気配も見せましたが、結局抵抗され反落したことになります。
これでしばらく調整するのか、再度上昇するのかは今後の欧米からの材料待ちに
なりますが、円がいまいち方向感がないだけに今の相場はユーロがその方向を
決めそうな気がします。
今後ユーロが1.35を目指すようなら、円も100円に向かう動きになりユーロからは
目が離せません。
オバマ大統領は今後100日間に60万人の雇用を創出、維持を盛り込んだ「夏季強化計画」を
発表しました。
同計画によると、全米50州の健康関連施設での新たなサービス業務や国立公園107ヶ所での
仕事、空港整備や高速道路などの仕事が含まれています。また、教育関連の教師の人数も
大幅に増やすこと盛り込まれています。
この計画は先週末の雇用統計で失業率が26年ぶりとなる9.4%を記録し、10%も
視野に入ったことで5日、バイデン副大統領が「雇用創出に向け財政出動を加速させる」と
コメントしたことに沿ったものです。
明日から米10年債の入札が始まり総額650億ドルの入札結果が注目されています。
このところの経済指標の改善と長期金利の上昇を受けて「利上げ観測」も出てきています。
シカゴ商品取引所(CBOT)のフェデラルファンド(FF)金利先物市場の動向によると
「FOMCが11月の会合までに政策金利を引き上げる確率は58%。1週間前は28%だった。」
「ブルームバーグ」
このように、ここへきて利上げ観測が急速に高まってきていますが、米景気の底入れ確認は
未だできておらず、個人的には時期尚早かと考えます。
「雇用」「住宅」「消費」の3点セットに明確なシグナル点灯が不可欠です。
2009年4月(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||
| 6/4 | トリシェECB総裁 | ECBの政策金利は現時点では「適正」と述べ、ユーロ圏の経済成長率は「今年末にかけてはマイナス幅が大きく縮小する。」との見通しを示す。(定例理事会後の記者会見で) | -----
| 6/8 |
クルーグマン プリンストン大学教授 |
「後から振り返って米国のリセッションの終りが今夏のある時期だったと公式に判定されても驚かないだろう。」と米経済は9月までに景気後退から脱却するとの見方を示した。(ロンドンスクールオブエコノミクスでの講演で
で) |
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