今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年6月24日(水)




おはようございます。



何でも競売にかけてしまう国がアメリカですが、

米イーベイは慈善競売で著名投資家ウオーレンバフット氏と

昼食を共にできる権利の応札を始めました。

毎年行われている競売は今回で10回目だそうです。

NYのステーキハウスでバフェット氏に事業戦略や投資哲学を

質問できるわけですが、既に28件の応札があり、締切は26日です。

因みに昨年の落札者は中国のヘッジファンドのマネージャーで

落札価格は2億2400万円だったそうです。

さて今年は誰が世界で最も高価なステーキを食べることに

なるのでしょうか?

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 円はアジア市場での円高ドル安の流れを受け一時94円88銭と1ヶ月ぶりの 円高水準を記録。その後米経済指標の発表や原油価格の上昇などから95円台後半まで ドル高がすすんだものの、引けは95円台前半。
  • 商品市場の反発からこの日は主要通貨が軒並み対ドルで強含み、対円でも値ごろ感から 買い戻しの動きが優勢。
  • FOMCが年内の政策金利引き上げ見通しを後退させるとの観測が急速に台頭し、 この日の国債入札も好調。入札倍率は3.19倍と予想以上の倍率に。
  • 5月の中古住宅販売は477万戸と前月比2.4%増えたものの、市場予想を下回り 住宅市況の回復には至らず。
  • また、4月のFHFA住宅価格指数は0.1%下落し、マイナスは幅を縮小。
  • 原油価格は反発、前日の下落幅を埋め合わせる大幅上昇。
  • ポンドはBOEのエコノミストの発言を受け、対ドル、ユーロで下落。

ドル/円94.88 〜 95.90
ユーロ/円133.17 〜 134.39
NYダウ −16.10 → 8,322.91ドル
GOLD +3.30 →  924.30
WTI +2.31 →  69.24ドル
米10年国債 −0.060 → 3.625%


本日の注目点

       
  • 米   5月新築住宅販売件数     
  • 米   貿易収支   
  • 米   耐久財受注                                                                   

ドル円は東京時間内に95円を一瞬割り込む場面もありましたが、その後円安方向に

動き、NY市場では95円90までのドル高がありました。

昨日の東京時間朝方に「三角もち合い」の下限を割り込んだことで、目先円高局面に

入ったと相場観から円買いドル売りが進み、ユーロ円、豪ドル円でも円買いが優勢となり

「NY市場でのもう一段の円高局面」への期待も膨らみました。

NYでは94円88銭までの円高はありましたが、全体とすればむしろ円安の流れ

が加速し、主要通貨に対して円は全面安でした。

昨年秋の円高局面と比べ、あきらかにそのスピードの違いを意識しないわけには

いきません。

米経済の回復基調と円の地政学的リスクがが当時と大きく異なることがその理由かと

思いますが、今後円高傾向が継続するとしても円の高値は限られているかもしれません。



市場は日本時間明日の未明に発表されるFRBの声明文の内容を注目しています。

ドイツ銀行の為替ストラテジストは「市場はFOMCが利回りに抑制装置を取りつけ、ドルに対する

支援材料を取り除くことを懸念している。それが今のドル安の主な要因だ。」と

コメントしています。(ブルームバーグ)

大方の予想は世界銀行の経済成長の下方修正を受け、ゼロ金利は継続し、政策金利引き上げ論

は後退するものと観ています。



全米不動産業者協会が発表した5月の中古住宅販売件数は前月比2.4%増の477万戸

でした。

住宅価格(中間値)も大幅に下がり、住宅ローンの金利水準とともに、中古住宅への需要も

回復しつつあります。

しかし一方で中古住宅価格の下落は販売不振と住宅金融機関による差し押さえ物件の

競売が大きく影響しているとの指摘もあり、市況の底入れは依然として確認されて

いません。

本日は新築住宅の販売件数が発表されますが、こちらの予想も前月よりも増えていて

36万戸とみられています。
                                                                             
2009年4月(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
6/4 トリシェECB総裁  ECBの政策金利は現時点では「適正」と述べ、ユーロ圏の経済成長率は「今年末にかけてはマイナス幅が大きく縮小する。」との見通しを示す。(定例理事会後の記者会見で) -----
6/8 クルーグマン プリンストン大学教授  「後から振り返って米国のリセッションの終りが今夏のある時期だったと公式に判定されても驚かないだろう。」と米経済は9月までに景気後退から脱却するとの見方を示した。(ロンドンスクールオブエコノミクスでの講演で で) -----
6/11 ロックハート アトランタ連銀総裁  「準備通貨としてのドルに差し迫った危機はないが、新興市場の成長に対してドルの地位は徐々に弱まる。」講演会で。 で) ドル円97円台から一時98円台半ばへ。
6/11 ルービニ NY大学教授  「準備通貨としてのドルを補完する通貨が浮上するかもしれない。」「いずれドルの役割を低下させるだろう。」アテネでの講演会で。 で) -----
6/13 ガイトナー財務長官  「米国のデフレ懸念は後退した。」世界経済については「依然として潜在成長をかなり下回っている。」イタリアでのG8財務相会合で。 で) -----
6/13 クドリン ロシア財務相  「ドルの代替通貨を議論するのは時期尚早。」G8財務相会合後、ブルームバーグとのインタヴューで。 で) ユーロ、ポンドなどが対ドルで大きく下落。
6/16 オバマ大統領  「今われわれがやってることは全て、ウオール街の無謀な行為の後片付けだ。」と金融幹部が痛みを忘れそうなことに警鐘を鳴らした。(ブルームバーグテレビジョンとのインタヴューで。) で) -----
6/23 スペンサーディール BOEチーフエコノミスト  「経済成長を喚起するには弱い通貨が経路になる。」と講演で。 ユーロポンドで大幅なポンド安に。 0.8550→0.8599

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和