今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年6月29日(月)




おはようございます。



最近「カツオ」が獲れないそうです。

カツオの主要漁港である千葉県勝浦の一本釣り水揚げ量は

今年1−5月の累計で前年同期比半減、八丈島でも

7割減だそうです。

そのため卸値も5年前に比べ3〜4割高いとのこと。

詳しい原因は分っていませんが、黒潮の回遊路の変化や

赤道付近で大量に捕獲する大型巻き網漁船の増加などが

指摘されています。

カツオは一度の産卵で10万ー200万粒の卵を産むそうです。

結構な数ですが、驚いたことに、そのうちの99.999%は

死んでしまうそうで、仮に200万粒の卵を産んでも

体長1mほどの「大物」に成長できるのは20匹。

仮に、10万粒でしたらたったの1匹・・・・。

厳しい自然界です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 週末を控え取引は閑散でしたが、ドルが主要通貨に対して下落。
  • 中国人民銀行(中央銀行)がリポートで「独立した」新たな国際準備 通貨の必要性を改めてしめしたことが背景。
  • 円は小動きの中、95円割れ目前まで買われ、再びドル下落基調に。
  • 5月個人所得 → 前月比+1.4%と大幅な伸び。
  • 5月個人消費 → 前月比+0.3%
  • この結果貯蓄率は6.9%に上昇。過去15年間で最高水準に。
  • 6月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 70.8(市場予想を上回る)
  • 米国債は続伸。5月個人消費支出でインフレ抑制が示されたっことから FOMCでのゼロ金利政策は継続されるとの見方から買い優勢に。
  • NYダウは前日の大幅高の反動から小幅下落。

ドル/円95.04 〜 95.57
ユーロ/円133.71 〜 134.73
NYダウ −34.01 → 8,438.39ドル
GOLD −1.50 →  941.00
WTI −1.07 →  69.16ドル
米10年国債 −0.022 → 3.522%


本日の注目点

       
  • 日   5月鉱工業生産速報値 
  • 欧   ユーロ圏6月消費者信頼感                                                                  

ドル円は先週末のNY市場で再び95円割れを試す展開でした。

今朝7時現在、95円21−23レベルです。

今週も先週同様、急激な円高はないとしても、なだらかな円高傾向が続くと

予想します。

米経済指標ではなかなか決定的な方向感を映し出せないなか、金利相場が主流になって

来ています。

先週末のNYでも個人消費支出の発表からインフレ懸念は見られず、ゼロ金利政策は

維持されるとの連想から米国債に買いが集まり、長期金利が低下しました。

その結果、金利差縮小からドル売りに繋がって行きました。

また、中国人民銀行(日本の日銀にあたる)は再び新準備通貨の創設に言及しています。

報告書では「特定の国の通貨を準備通貨として使用することに内在する問題を回避するため、

主権国家と切り離された国際準備通貨を創設する必要がある。」との考えを表明。

再び基軸通貨ドルを牽制する結果となりました。

この動きは、先にロシアで行われた「BRICs」の初会合と同様な動きで、今後世界でも有数な

米国債保有国群として、ゆさぶりをかけてくるものと思われます。



短期的には円高ドル安傾向がやや優勢に見える相場ですが、依然として明確な方向感は

なくアナリスト泣かせの相場が続いています。

先週末のNYのコメントに株に絡んだコメントがありましたので紹介いたします。

スイスの大手金融機関クレディスイスが日本株の投資枠を増やしことで「円高に振れた」との

コメントです。

時事かどうかはわかりませんが、このところのNYダウと日経平均の動きを見ると

今後の為替に少しヒントが隠されているかもしれません。



今年はじめから春先までNYダウは7000−7500ドルで推移していました。

そのころの日経平均も7000ー7500円です。

つまり絶対値は同じで、単位を「ドルから円に」換えればそのまま読めたわけです。

現在NYダウは8500ドル前後で日経は9900円前後。

その差は1400ポイントに拡大しており、日経平均が強く、ダウは弱い傾向が鮮明です。

言いかえれば、これまでNY株式市場に流れていた資金が日本の株式に向かってきたと

言うことです。

為替でいえば「ドル売り円買い」で買った円で日本株を購入するという流れです。

もちろん、この所の日経平均は出遅れから買われた側面も強く、さらに、買いの主体は

個人投資家だと言われたいますが、逆に、そうだとすれば今後、海外の機関投資家が

参入してくる余地が十分あり、上記図式が具体的な流れとなることもあり得ます。

今のところ「金利相場」が主流ですが、いずれ「株式相場」に市場の眼が移ることも

頭の片隅に入れておきたいと思います。。
                                                                             
2009年4月(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
6/4 トリシェECB総裁  ECBの政策金利は現時点では「適正」と述べ、ユーロ圏の経済成長率は「今年末にかけてはマイナス幅が大きく縮小する。」との見通しを示す。(定例理事会後の記者会見で) -----
6/8 クルーグマン プリンストン大学教授  「後から振り返って米国のリセッションの終りが今夏のある時期だったと公式に判定されても驚かないだろう。」と米経済は9月までに景気後退から脱却するとの見方を示した。(ロンドンスクールオブエコノミクスでの講演で -----
6/11 ロックハート アトランタ連銀総裁  「準備通貨としてのドルに差し迫った危機はないが、新興市場の成長に対してドルの地位は徐々に弱まる。」講演会で。 ドル円97円台から一時98円台半ばへ。
6/11 ルービニ NY大学教授  「準備通貨としてのドルを補完する通貨が浮上するかもしれない。」「いずれドルの役割を低下させるだろう。」アテネでの講演会で。 -----
6/13 ガイトナー財務長官  「米国のデフレ懸念は後退した。」世界経済については「依然として潜在成長をかなり下回っている。」イタリアでのG8財務相会合で。 -----
6/13 クドリン ロシア財務相  「ドルの代替通貨を議論するのは時期尚早。」G8財務相会合後、ブルームバーグとのインタヴューで。 ユーロ、ポンドなどが対ドルで大きく下落。
6/16 オバマ大統領  「今われわれがやってることは全て、ウオール街の無謀な行為の後片付けだ。」と金融幹部が痛みを忘れそうなことに警鐘を鳴らした。(ブルームバーグテレビジョンとのインタヴューで。) -----
6/23 スペンサーディール BOEチーフエコノミスト  「経済成長を喚起するには弱い通貨が経路になる。」と講演で。 ユーロポンドで大幅なポンド安に。 0.8550→0.8599
6/26 フィッシャー ダラス連銀総裁  「ドルが世界の基軸通貨としての地位を取って代わられることはない。」講演会で。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和