2009年7月2日(水)
おはようございます。
今週に入って新聞の広告欄に気になる新刊の宣伝がたびたび載っています。
「売国者たちの末路」というタイトルの本で著者は
副島隆彦・植草一秀とあります。
そうです。あの「植草教授」です。
つい先日最高裁判所への上告が棄却され、懲役4ヶ月の実刑が確定したばかりです。
しかしこの本の中では依然として「無実」を主張しており、
あの電車内の被害者は婦人警官で、彼を取り押さえた二人は
私服警官だと言い続けています。
この本読むと何が真実か分からなくなってきました。
ただ、これから教授の出番が増えてくることだけは
予感はしました。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はアジア市場での流れを受けドルが堅調に推移。
- ユーロなど主要通貨での円売りが続き、クロス円は 軒並み円安傾向となり、豪ドル円は78円台に。
- 6月ADP全国雇用者数は事前予想より悪かったものの マイナス47.3万人と前月より大幅に改善。
- 6月ISM製造業景気指数 → 44.8(前月比大幅改善)
- 5月仮契約住宅販売指数も4か月連続で改善しており この日の米経済指標は景気底入れを示唆。
- ロイター通信が、来週イタリアで開催される主要国首脳会議で、 中国が新たな国際準備通貨の提案について討議するよう求めたと報じ、 これを受けドルが売られる場面もあったが、アジアでのレンジを抜けず 一進一退。
- NYダウは米経済指標の発表を受け反発し57ドル高。
| ドル/円 | 96.27 〜 96.91 |
| ユーロ/円 | 136.13 〜 136.90 |
| NYダウ | +57.06 → 8,504.06ドル |
| GOLD | +13.90 → 941.30 |
| WTI | −0.58 → 69.31ドル |
| 米10年国債 | +0.012 → 3.548% |
本日の注目点
- 欧 ユーロ圏5月生産者物価指数
- 欧 ユーロ圏5月失業率
- 欧 ECB理事会
- 米 雇用統計
- 米 週間失業保険申請件数
昨日の東京市場では日銀短観の発表を受け円売りが加速しました。
一時96円99銭と、1週間ぶりの97円台目前までのドル高でしたが
勢いも限定的でした。
先週の95円割れからのドル反発に、下値は堅いとのイメージができつつある
ものの、上値の重さも確認した格好になりました。
依然として95−97円のレンジ内での取引となりストレスの溜まる日々が続いています。
ドル円はレンジ内での取引でしたが、クロス円での円売り傾向が再び活発になってきました。
株式市場や商品相場が堅調なことが背景ですが、豪ドル円は一時78円39銭まで上昇し、
チャート上では再度80円を目指しそうな形を形成しています。
この状況が続けば、資源国通貨、高金利通貨が一段高となり、ドル安、円安の流れが
加速し、その結果ドル円がレンジの上値をブレイクする展開も予想されます。
先週まで下値を探る展開でしたが、今週に入り上値をテストする流れに傾きつつあります。
いずれにしても狭いレンジ内で一進一退を繰り返す「チョッピー」な相場が継続されています。
昨日は中国の景気指数(PMI)が発表され、4か月連続で景気判断の分かれ目である「50」を
上回りました。
このは発表を受け、米国の経済指標の改善と合わせ、世界的な景気後退が和らいでいることを
示したとされドルと円が売られたとも言えます。
また、ロイター通信は、主要8カ国(G8)の関係者の話を基に、中国が来週のサミットで新たな
準備通貨の提案を協議するよう求めると報じています。
中国はこれまで、IMFのSDRに人民元を加えることを求めてきた経緯もあり、中国の景気
だけではなく、基軸通貨ドルをめぐる発言にも市場は影響を受ける状況になっています。
米国で6月の新車販売台数が発表され、依然としてマイナスが続いているものの、
下落幅は縮小しています。
特に大幅な落ち込みを見せていた高級車販売が下げ止まり、レクサス、BMWなどの
販売台数はマイナス幅が大幅に縮小しました。
昨年9月のリーマンショック以前の水準には遠いものの、米調査会社は「高級車販売は
そこが見えており、最悪期は脱したとみられる。」との見方を示しています。
金融を取り巻く信用取引が正常な状態にもどりつつある中、実物経済の動きも
徐々に正常化しつつあると言えます。
本日は米雇用統計が発表されます。
明日の米国は祝日のため木曜日の今日に発表がずれたわけですが、先月の同指標は
サプライズだっただけに非常に注目されています。
事前予想は、非農業部門雇用者数はマイナス37万人、失業率は9.6%となっています。
2009年4月(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 6/4 | トリシェECB総裁 | ECBの政策金利は現時点では「適正」と述べ、ユーロ圏の経済成長率は「今年末にかけてはマイナス幅が大きく縮小する。」との見通しを示す。(定例理事会後の記者会見で) | -----
| 6/8 |
クルーグマン プリンストン大学教授 |
「後から振り返って米国のリセッションの終りが今夏のある時期だったと公式に判定されても驚かないだろう。」と米経済は9月までに景気後退から脱却するとの見方を示した。(ロンドンスクールオブエコノミクスでの講演で
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| 6/11 |
ロックハート アトランタ連銀総裁 |
「準備通貨としてのドルに差し迫った危機はないが、新興市場の成長に対してドルの地位は徐々に弱まる。」講演会で。
|
ドル円97円台から一時98円台半ばへ。
| 6/11 |
ルービニ NY大学教授 |
「準備通貨としてのドルを補完する通貨が浮上するかもしれない。」「いずれドルの役割を低下させるだろう。」アテネでの講演会で。
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| 6/13 |
ガイトナー財務長官 |
「米国のデフレ懸念は後退した。」世界経済については「依然として潜在成長をかなり下回っている。」イタリアでのG8財務相会合で。
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| 6/13 |
クドリン ロシア財務相 |
「ドルの代替通貨を議論するのは時期尚早。」G8財務相会合後、ブルームバーグとのインタヴューで。
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ユーロ、ポンドなどが対ドルで大きく下落。
| 6/16 |
オバマ大統領 |
「今われわれがやってることは全て、ウオール街の無謀な行為の後片付けだ。」と金融幹部が痛みを忘れそうなことに警鐘を鳴らした。(ブルームバーグテレビジョンとのインタヴューで。)
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| 6/23 |
スペンサーディール BOEチーフエコノミスト |
「経済成長を喚起するには弱い通貨が経路になる。」と講演で。
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ユーロポンドで大幅なポンド安に。 0.8550→0.8599
| 6/26 |
フィッシャー ダラス連銀総裁 |
「ドルが世界の基軸通貨としての地位を取って代わられることはない。」講演会で。
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| 6/28 |
週 中国人民銀行総裁 |
中国の外貨準備政策は「常にいたって安定したものだ。」として、中国の外貨準備政策を突然変更することはないと表明。(スイスのバーゼルで記者団に)
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米株式、債券上昇
| 6/30 |
ロバートシラー 米エール大学教授 |
「現在、住宅価格の下落は終わりと考えられつつある。」ケーシスラー指数発表後のインタビューに答えて。
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