2009年7月9日(木)
おはようございます。
今度の日曜日は東京都議会議員選挙です。
先週の静岡県知事選で民主系の知事が僅差で自民系の候補者を破っています。
注目は自公を上回る議席を獲得できるかどうかです。
両党とも大物議員を応援演説に派遣し必勝を期していますが
結果はどうでるでしょうか?
選挙に無関心な東京都民でも今回は投票率が
上がるはずです。
都民の審判がどう下るか、もうすぐ分ります。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は大幅に下落し、一時前日比3円近い円高の91円80銭を示現。 その後NYダウがプラスに転じたことで92円後半で引け。
- 円は節目であった94円を下抜けしたことで、ドルロングのストップロスを 巻き込み一気に91円台に突入。
- 円は全ての通貨に対しても大幅に買われ、クロス円全般もストップロスが執行され ドル円でのドル売り円買いを加速。
- NYダウは後場まで、マイナス圏で推移していたが、IMFが世界経済の 見通しを上方修正したことでようやくプラスで引け。
- 原油価格が大幅続落。米商品先物取引委員会が規制を検討したことや、 ガソリン在庫が増えていたことで大きく売られ、これで6日続落。この間の 下げ幅は13ドルに迫るもの。
- イタリアで開かれているサミットでは中国の胡錦濤主席がチベットでの緊張から 急遽帰国したこともあり、具体的な成果がでないとの見通し。
- 10年物国債の入札が好調だったことで債券は大幅に上昇。長期金利は3.3%台に。
| ドル/円 | 91.80 〜 94.37 |
| ユーロ/円 | 127.01 〜 131.35 |
| NYダウ | +14.81 → 8,178.41ドル |
| GOLD | −19.80 → 909.30ドル |
| WTI | −2.79 → 60.14ドル |
| 米10年国債 | −0.148 → 3.306% |
本日の注目点
- 豪 6月失業率
- 欧 5月独貿易収支
- 欧 ECB月例報告
- 米 週間失業保険申請件数
7:00現在ドル円は92円67−69です。
円高ドル安を予想していたとはいえ、今朝の水準には驚きました。
NYでは91円80までドルが売られています。
昨日の東京ではドルが売られたと言っても、そのスピードは緩慢でした。事実94円手前では
壁につかまり何度もドルが押し戻される展開が続きました。
欧州市場に入ってもこの傾向は変わらず、NY市場がオープンしてからも
しばらくはもみ合いでしたが、ちょうど東京の日付が変わる頃から円は一気に
買われ,全ての通貨に対して強含む「円全面高」の動きが加速しました。
昨年秋の、あの円急騰時を思い起こさせます。
これと言って決定的な理由は見つかりませんが、やはりNY株式市場が下落傾向を強め、
調整局面に入ったことと、原油価格が下げ止まらないことでリスク資産を圧縮する
動きが強まったということでしょう。
それでも一晩で3円近い円高を説明するには不十分です。
やはり米景気回復に対する楽観論が強まり、株式市場の上昇と相まって高金利通貨、
資源国通貨への持ち高が偏っていたことが大きな理由かと思います。
加えて、先週木曜日の雇用統計をきっかけにドル円では長い間続いた95−97円のレンジが
下限をブレイクしたことで、ドル円そのものが大きく円高に動いたことも理由として挙げられます。
さて、ドル円では5か月振りの水準で、クロス円でも軒並み2か月振りの水準です。
今日あたりから市場「90円割れもある」という声が聞こえてきそうですが、
どうでしょうか?
ポイントは米景気が再び底割れするかどうかにかかっています。
「円」自体に大きな買い材料がないことは衆目の一致するところかと思いますが、
今の為替は「ドル」を材料に動いています。
そのため米景気の行方が鍵を握っていることになります。
既に米議会では追加景気刺激策をとるべきだという意見が前面にでてきています。
個人的には米景気の底割れはないとう前提に立ち、90円割れはないと観ていますが・・・。
相場にオーバーシュートはつきものです。、
取り分け、世界的に金融危機が起こると「円」は買われる傾向にあります。
この場合には金利水準などほとんど関係なく、安全資産としての円が買われます。
その意味では金融危機に陥るのかどうかもポイントになろうかと思いますが、
昨年秋のような混乱はないと観ています。
その一番大きな根拠は金融機関の「学習効果」を挙げておきたいと思います。
さて足元円の独歩高が続いていますが、テクニカル的には全てのクロス円とドル円で
「長い下ひげ」をつけています。
1月の87円10銭を記録した際も同じよう状況でした。一応注意が必要です。
また、今度の都議選で民主党が第一党に躍進する勢いです。
政治的要因がどこまで為替に影響するかは不透明ですが、これにも注意が必要です。
目先、ショートポジションはキープで市場のモメンタムを観察しながら
エグジットと多少のロングのタイミングを探っていきたいと思います。
2009年4月(PDF) 2009年5月(PDF) 2009年6月(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||
| 7/2 | トリシェECB総裁 | 「ECBの政策金利は現時点では適正」「景気は2010年半ばまでに回復」との見方を改めて強調。(定例理事会後の記者会見で) | ユーロドル1.40台から→1.39台半ばまで下落。
| 7/8 |
オリビエ・ブランシャール IMFチーフエコノミスト |
「世界経済はなおリセッション下にあるが、少しづつ回復に向かっている。これまで講じてきた財政や金融、信用供与政策を引き続き実行する必要がある。」と文書で発表。 |
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