今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

「WTI原油価格、5日続落で71ドル台に」

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場
  • ドル円は東京市場午後から欧州市場にかけてはジリ安の展開が続いたが、NYではやや買い戻される。「リスク回避」の流れがやや後退したが、値動きは緩慢だった。
  • ユーロドルは1.05台から上値を試す展開となり、1.0565辺りまで上昇。
  • 株式市場は3指数が揃って反発。連日売り込まれた反動との声が大勢で、反発力も限定的。ダウは183ドル高。
  • 債券は反落。長期金利は3.48%台に上昇。
  • 金は続伸し1800ドル台を回復。一方原油は5日続落となり、71ドル台前半まで売られる。
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新規失業保険申請件数 → 23.0万人
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ドル/円 136.32 〜 136.80
ユーロ/ドル 1.0511 〜 1.0565
ユーロ/円 143.48 〜 144.36
NYダウ +183.58 → 33,781.48ドル
GOLD +3.50 → 1,801.50ドル
WTI −0.55 → 71.46ドル
米10年国債 +0.067 → 3.484%

本日の注目イベント

  • 中 中国11月消費者物価指数
  • 中 中国11月生産者物価指数
  • 米 11月生産者物価指数
  • 米 12月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
  • 米 家計純資産(3Q)

本日のコメント

前日と同じようにドル円は137円台まで上昇する場面もありましが、上昇の勢いはなく136円台前半まで押し戻され、その後は目立った動きになっていません。ユーロドルも1.05を挟むもみ合いが続いていますが、昨日はやや上値を切り上げ、1.0565近辺まで買われましたが、こちらも勢いはないようです。今夜には米11月の生産者物価指数(PPI)が発表され、来週早々にはCPIとFOMCを控えていることもあり、市場はやや小休止の様相でした。

NY株式市場では久しぶりに主要3指数が揃って上昇し、債券が売られるなど、「リスク回避」の流れがやや後退していますが、米経済は来年にはリセッション入りの可能性が高く、昨日の動きも「単なる綾戻し」との声が優勢でした。下落が続いている原油価格は昨日も下げ、これで5日連続で売られました。昨日は米国の戦略的在庫が想定以上に増えていたことが材料視されていますが、来年も世界景気が一段と鈍化するとの観測を背景に、なかなか浮上のきっかけがつかめないのが現状です。米国では一時、ガロン当たり5ドルを超えていたガソリン価格が3ドル台まで下がり、1年前の価格を下回ってきました。FRBにとっては願ってもない「朗報」です。

FRBにとっては「手ごわい相手」である、好調な米労働市場にもやや鈍化の兆しが見え、今後雇用統計にも影響を与える可能性も浮上しています。昨日発表された週間失業保険申請件数は前週比4000件増えて、23万件でした。失業保険の継続受給者数も、前週比6万2000人増の170万人と、2月上旬以来の高水準になっています。労働市場が一時的に冷え込んできた兆候とも捉えられますが、サービス業を中心に「人手不足」は続いており、ここが解消されないかぎり「高賃金→消費拡大→インフレの高進」という構図は崩れそうもありません。引き続き毎週発表される失業保険申請件数にも注意していきたいと思います。

6日に行われた米ジョージア州の上院決選投票では、最後の最後に民主党現職のウォーノック氏が、トランプ前大統領から支持を受けた共和党候補のウオーカー氏を破り勝利しました。これで上院の議席数は「51対49」となり、バイデン政権にとっては上院での法案可決において有利に働くことになります。もっとも、決選投票前でも仮にウオーカー氏が勝利して「50対50」になったとしても、副大統領であるハリス氏が民主党であることから「態勢」は決まっていましたが、問題は2024年の大統領選に出馬を決めているトランプ氏への影響です。

共和党上院院内幹事のスーン議員は、「20年大統領選挙へのトランプ氏の執着が汚点になり、特に激戦区で出馬していた人々に本当に不利益になったと思う」と述べ、共和党の重鎮でトランプ氏と頻繁に論争を交わしたロムニー上院議員も、「トランプ前大統領の支持を得ることは、党内の予備選挙で勝利しても本選挙では敗れる可能性が高いことを意味した」と指摘し、「選挙で実際に勝ちたい人にとっては、トランプ氏から支持を得ることは死への接吻だ」(ブルームバーグ)と、かなり辛辣な言葉で批判しています。「共和党圧勝」との事前予想が多かった今回の中間選挙でしたが、これでトランプ氏の再選の可能性はかなり低下したと思われます。党内のトランプ離れも徐々に進み、「トランプ党」から「共和党」へ再び戻りそうな気配もします。後は、仮にバイデン氏が出馬した場合、「年齢」だけが悪材料として意識されそうですが、残り2年、ウクライナ問題や中国との関係も含めて、何が起こるか分かりません。

本日のドル円は135円50銭〜137円50銭程度を予想します。

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今週、年末恒例の「変わり羽子板」に描かれた人が話題になりました。「藤井聡太」、「大谷翔平」、「村上宗隆」など、その名前を聞けば、その業績が自然に浮かび上がる人たちでした。それもそのはず、この人達は今年大活躍した人たちで、いわば「今年の顔」と言ってもいい面々です。

その中に、黒田日銀総裁の顔がありました。紹介された羽子板の中では、最も本人に似ていると思いましたが、ふと、「何の活躍が評価されたのだろうか?」と、考えてしまいました。ひょっとして、世界中の主要中銀がインフレを阻止するために大幅利上げに追い込まれた中、かたくなに「金利は上げない」という姿勢を貫いたことが評価されたのかもしれません。もしそうだとしたら、もう一人選んで欲しい人がいます。エルドアン・トルコ大統領です。なにしろ、同国のインフレ率は85%を超えている中、4回連続で利下げを行った「有名人」ですから・・・・。

良い週末を・・・・・。

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What's going on?

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
12/2 サマーズ・元財務長官 「インフレ抑制の道のりは長い。金融当局は市場が現在判断し、当局者が今発言しているよりも一段の利上げが必要になると思う」、「6%がわれわれが書くことができるシナリオだ。5%は最善の予測ではない」 --------
12/2 エバンス・シカゴ連銀総裁 「FF金利の引き上げペースは減速する可能性が高いが、ピークの金利水準は恐らく若干高めになりそうだと」、「インフレ率は極めて高い。当局目標の2%に下げるため、われわれは金融環境を適度に景気抑制的水準にする途上にある」 --------
12/1 ボウマン・FRB理事 「フェデラルファンド(FF)金利は十分に景気抑制的な水準に近づいており、目標レンジをどこまで引き上げる必要があるかを見極める上で、利上げペースを減速させることが適切となろう」 ドル円がさらに下落する一要因に。ドル円136円台半ば→135円台前半に。
11/30 パウエル・FRB議長 「利上げペースを落とす時期は早ければ12月の会合になる可能性がある」、「政策引き締めにおけるわれわれの進展を踏まえれば、こうしたペースを落とすタイミングの重要性は、インフレ抑制に向けあとどの程度金利を引き上げる必要があるのか、また政策を景気抑制的な水準でいつまで維持する必要があるのかという問題の重要性より著しく劣る」 株価は大幅に上昇。長期金利が急低下し、ドル円は139円台半ばから137円台半ばまで下落。
11/28 ラガルド・ECB総裁 欧州議会公聴会で「インフレは10月がピークだったことを望むが、残念ながらそこまで見込むつもりはない。特に卸売りで高値にあるエネルギーコストの小売りへの転嫁という点において、インフレが実際にピークに達したと考えるには、あまりにも不確実性が高い。そうだったのなら驚きだ」、「われわれはインフレ率を中期的な目標値まで引き下げることにコミットしている。そのために必要な措置を講じる決意だ」 --------
11/28 メスター・クリーブランド連銀総裁 「政策が景気抑制的な領域に入り始めていることから、われわれとしては利上げペースを落とし、その効果を評価する機会を得ている」、「明るいニュースにのめり込むのは非常にたやすいが、希望的観測が真に説得力ある証拠に取って代わるのは望ましくない。時期尚早に停止した場合の代償は極めて大きい。この点についてわれわれは極めて入念でありたい」 ドル円138円台前半から139円手前まで上昇し、株価は大きく下落。
11/28 ウィリアムズ・NY連銀総裁 「需給バランスを回復させ、向こう数年にインフレ率を2%へ戻す上で、金融政策の一段の引き締めが助けとなろう。時間はしばらくかかるだろうが、持続的な物価安定を取り戻せると確信している」 ドル円138円台前半から139円手前まで上昇し、株価は大きく下落。
11/28 ブラード・セントルイス連銀総裁 「米金融当局がインフレ抑制のために来年、一段と積極的に利上げを行う必要が生じる可能性を金融市場が過小評価している」 ドル円138円台前半から139円手前まで上昇し、株価は大きく下落。
11/21 メスター・クリーブランド連銀総裁 利上げの停止に多少でも近づいているとは考えられない。インフレ率が実際に2%に向けて持続的な減速の道筋にあることを確認する必要がある」、(これまで4会合連続で0.75ポイントずつの利上げを踏まえて)、「次回会合で0.75から減速することができると考える。それに全く異存はない」 --------
11/21 デーリー・SFシスコ連銀総裁 「インフレは容認できないほど高い」、「調整が行き過ぎれば、不必要な痛みを伴う景気低迷を招きかねない」、(インフレの減速が示された直近のCPI統計については)「期待が持てる」、FF金利と金融市場の引き締まりとの間の乖離を意識し続けることが重要だとし、「それを無視すれば、引き締め過ぎとなる可能性が高まる」 --------
11/18 ボスティック・アトランタ連銀総裁 「ペースという点では、経済が向こう数週間に私の予想通りに推移するなら、次回会合から75bp利上げから離れ始めることに抵抗を感じないだろう」 --------
11/18 コリンズ・ボストン連銀総裁 「期待の持てる兆しがいくらか見られ始めているが、現時点では、全体のインフレ率が低下しているという明白かつ一貫した証拠はまだない」、「われわれのやるべき仕事はまだある」と述べています。利上げ幅については「現在は金融政策が引き締め領域にあると大半の人が考えるレンジにある。だが、75も依然として選択肢だ。そう指摘しておくことも重要だと私は考える」 債券が売られ、ドル円ではややドル高に振れる。
11/17 ブラード・セントルイス連銀総裁 「十分抑制的な政策にするという金融当局の目標を達成するには、政策金利の水準をより高くする必要がる」と指摘し、「そうした寛容な想定の下であっても、政策金利はまだ十分抑制的と見なされる領域にはない。十分抑制的な水準に達するためには、政策金利はさらに引き上げられる必要がる」、「私は以前、4.75−5%との見解を示していたが、きょうのこの分析に基づけば、5−5.25%ということになろう。その水準なら少なくとも(十分抑制的とみなされる)領域に達する」 株式、債券、原油が売られ、ドル円は139円台後半から140円74銭まで上昇。
11/16 ウォラー・FRB理事 「この数週間のデータで0.5ポイントの利上げ幅縮小を検討する違和感は弱まった」、「しかし、さらなるデータを見るまでは判断を下さないつもりだ」 --------
11/16 デーリー・SFシスコ連銀総裁 「次回の会合を迎える上で、頭に入れておくべき水準としては4.75−5.25%程度が妥当と思われる」、「利上げの一時停止は現在のところ選択肢にはない。議論すらされていない。現時点での議論はペースの減速であり、それが妥当だ」 --------
11/15 ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁 これまでに行った累積的な引き締めを踏まえると、金融政策は十分に景気抑制的スタンスに近づいており、今後数カ月で利上げのペースは減速すると予想する」として、「来年のどこかの時点で金融政策が効果を表す様子を見守りつつ、景気抑制的な水準に金利を維持することになると考えている」 --------
11/15 ボスティック・アトランタ連銀総裁 「インフレ目標を達成するために十分抑制的な金融政策にすることがゴールだ」と、「まだそこまでには達していない。従ってさらなる利上げが必要になると考えている」 --------
11/14 ローガン・ダラス連銀総裁 またダラス連銀のローガン総裁もヒューストンで開かれた会合で同様に、「金融・経済情勢の展開をよりきちんとした形で評価できるよう、利上げペースを緩めることが近く適切になり得ると思うが、ペース減速が一段と緩和的な政策を意味すると受け止めるべきではないとも考えている」 --------
11/14 ブレイナード・FRB副議長 「恐らく利上げペース減速への移行が近く適切になるだろう」と発言した上で、「われわれは多くのことを行ってきたが、追加でしなければならないことがある。強調すべき真に重要なことはそれだ」 株式と債券が売られ、ドル円は140円台に上昇。
11/10 メスター・クリーブランド連銀総裁 「午前中に発表された10月のCPIも総合およびコアの幾分の緩和を示唆しているが、一方で、傾向的に根強いサービス分野のインフレ率はまだ鈍化の兆しを示していない。加えてインフレは引き続き広範だ」 --------
11/10 ローガン・ダラス連銀総裁 「CPI統計は安心感を生む歓迎すべき材料だが、まだ先は長い」 --------
11/9 バーキン・リッチモンド連銀総裁 「インフレ悪化やインフレ期待の上昇を金融当局は放置できない。景気悪化を恐れて手を緩めれば、インフレはかえって勢いを増して戻ってきて、より一層の抑制が必要になる。状況が落ち着くのを待っているわけにはいかないのはこのためだ。インフレが痛みを伴い、誰もがそれを嫌うのは承知している」 --------
11/9 ウィリアムズ・NY連銀総裁 「ニュースは総じて良いものだ」と述べ、「米国の長期インフレ期待は米金融当局の目標におおむね一致した水準で際立って安定した状態が続いている」、「インフレ率は明らかに当局の長期的目標を大きく上回っている。FRBがインフレ率を2%に戻す責務を遂行することが、非常に重要だ」 --------
11/9 エバンス総裁シカゴ連銀 「今後数カ月のインフレデータが予想外の上振れが続いたとしても、これまで既にどれほど高く金利を引き上げてきたかを考えれば、FRBが猛烈な利上げペースを落とし始める時期が訪れた」、「政策金利をさらに大幅に高くすれば、リセッションリスクを高め、FRBの雇用に関するマンデート(責務)を脅かしかねない」 --------
11/7 ゲオルギエワ・IMF専務理事 「データを入手する前に判断を急ぐつもりはないが、世界のインフレはピークに達しつつある可能性は非常に高い」 --------
11/4 サマーズ・元財務長官 「米経済が依然として力強いため、FRBがインフレ抑制のため政策金利を6%以上に引き上げる必要性が生じる恐れがある」、「私はターミナルレートの可能性を巡る見通しを上方修正している」、「私がそう予想しているわけではないが、ターミナルレートが6%以上になっても驚かないだろう」 --------
11/4 バーキン・リッチモンド連銀総裁 「労働市場はタイトな状況が続いており、それは一段の行動をまだ要することを意味する。インフレを目標に戻すために金利に関して何でもやる必要がある」、「米金利が最終的に5%を超えることは十分あり得る」 --------
11/3 ナーゲル・ドイツ連銀総裁 「ECBが利上げの過程にある限り、政治的な圧力が時間と共に増すかもしれないが、一段の利上げを控えるべきではない」 --------
11/3 ラガルド・ECB総裁 「セッションがインフレを落ち着かせることができるとは考えていない」、「FRBの決定など外的な要素も考慮に入れる必要があり、それは最善の金融政策を決定するのに役立つが、皆が同じなわけではなく、同じペースで進むことや経済に対して同じ診断を用いることはできない」 --------
11/2 パウエル・FRB議長 「どこかの時点で、利上げペースを落とすことが適切になるだろう」、「その時期は近づいており、早ければ次回、ないしはその次の会合となる可能性はある。何も決定していない」、「政策金利が十分引き締まった水準になるまでには、なお幾分か道のりが残されている」、「(利上げの」停止について考えるのはあまりにも時期尚早だ」 --------
11/2 FOMC声明文 「金融政策の適切なスタンスを見極める上で、委員会は今後の情報が経済見通しに与える意義を引き続き監視する。委員会の目標達成が妨げる可能性のあるリスクが出現した場合、委員会は必要に応じて金融政策を調整する用意がある。委員会は公衆衛生や労働市場の状況、インフレ圧力やインフレ期待を示す各指標のほか、金融・国際情勢などを幅広く考慮して判断する」 ドル円147円台前半から145円18銭まで下落。
10/28 黒田・日銀総裁 「今すぐ金利引き上げとか出口が来るとは考えていない」、「金融政策は為替を目的にしていない。為替の水準について申し上げるつもりはないが、日本は円高で非常に困ってきた歴史を持っている」、「YCCは金融政策のやり方であって、量的緩和と違って特に円安に影響することはない。そもそも各国の米国との金利差と為替はきれいに相関していない。経済理論的に正しいかどうかもわからないし、YCCと関係しているとは誰も考えていないと思う」 ドル円146円台半ばから147円前後まで上昇。
10/27 ラガルド・ECB総裁 「ユーロ圏の経済活動は第3四半期に著しく減速した公算が大きい。今年の残り期間と来年序盤にかけて一段と軟化すると予想している」、金利見通しに関する質問にラガルド氏は、「正確な道筋は会合ごとに決定する。今後数回の会合での利上げの可能性は十分にある」、「金利の正常化はまだ完了しておらず、まだしなければならないことがある」 --------
10/27 ECB声明文 「インフレ率は引き続きあまりにも高く、長期にわたって目標を上回り続ける見込みだ。委員会は一段の利上げを想定している」 --------
10/24 イエレン・米財務長官 「日本のいかなる介入も知らない」、「介入が行われる場合、以前は日本から確かに通知があった。ボラティリティに対する懸念からだと理解した」、「新たな介入に関して米財務省はあらためて連絡を受けてはいなかった」 --------
10/21 ウォールストリートジャーナル(WSJ) 「一部のFRB当局者らは政策の引き締め過ぎを懸念している。利上げは3月以降で合計3ポイントに達し、11月のFOMCでも75bpの再利上げが予想されている。12月の利上げ幅が比較的小幅になる可能性がることを示唆すべきかどうか、政策当局者らは議論する可能性が高い」 米長期金利が低下
10/21 デーリー・SFシスコ連銀総裁 政策当局者らは利上げ幅の縮小を計画し始めるべきかについて、「現時点では少なくとも検討すべきことではあるが、これまでのところデータは協力的ではない」と述べながらも、「市場で織り込まれているはずの75bpの再利上げとなる可能性はありそうだが、いつまでも75bpだという考えに固執しない方が良いと心から勧めたい」 米長期金利が低下
10/20 神田・財務省財務官 「一夜に大きくファンダメンタルズ自体が変わることがないとすれば、相場が大きく変動すること自体、危険信号だと考えざるを得ない」、(為替介入の原資については「無限にあると思っている」 ドル円はやや売られたが下げは限定的。
10/20 鈴木・財務大臣 「投機による過度で急激な変化は容認できない。これからも細かく緊張感を持って動向をしっかりと見ていきたい」 ドル円はやや売られたが下げは限定的。
10/20 クック・FRB理事 「インフレは高すぎであり、下げなくてはならない。これは利上げを継続し、その後に政策を景気抑制的な状況で当面維持することを要する可能性が高い」、「インフレは予想だけでなく、データで実際に減速しているかどうかに政策は基づかなくてはならない。政策は物価安定の回復に引き続き焦点をしぼるべきだ。それは持続的に力強い労働市場の土台も設定する」 株と債券が売られ、長期金利の上昇にドル円は150円29銭まで買われる。
10/20 ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁 「当面は利上げを続ける。インフレ抑制で進展が不十分という率直に残念な状況を踏まえれば、金利は年末までに4%を大きく超えると私は見込んでいる」 株と債券が売られ、長期金利の上昇にドル円は150円29銭まで買われる。
10/15 黒田・日銀総裁 「日本のインフレはコストプッシュ要因が主導しており、米国や欧州のそれとは異なる」、「日銀として金融緩和を続け、経済を支えてノルム(社会規範)を確実にシフトさせ、持続的かつ安定的な方法で物価安定目標を確実に実現することが適切と考えている」 --------
10/15 神田・財務省財務官 「警戒が高まり、また必要な措置をとらなければならない可能性が高まっている」との認識を示し、「断固たる行動を取る用意がある」 --------
10/13 イエレン・財務長官 「米国は1980年代以来最悪のインフレ退治に向け、さらにやるべきことがある」 --------
10/13 バイデン大統領 「米国は私の経済計画により、この難題に取り組むにあたって他のどの主要経済国よりも強い立場にある」 --------
10/12 クノット・オランダ中銀総裁 「中立金利をなお大きく下回っている」、「中立と推計されるレンジに入る前に少なくとも2回の大幅利上げが必要だ」 --------
10/12 ホルツマン・オーストリア中銀総裁 「今月27日の会合で政策金利を0.75ポイント引き上げた後に、恐らく12月に再び0.75ポイントまたは0.5ポイントの利上げでも、中立金利とみられる水準付近になる」 --------
10/12 イエレン・財務長官 「米国では、経済面の最優先課題は堅調な労働市場を維持しながらインフレを抑制することだ」、「われわれは差し迫るリスクに対し注意深く対応している」 --------
10/12 FOMC議事録(9月20−21日開催分) 「当局者が政策金利を景気に抑制的な水準に今後短期間で引き上げ、インフレ率を目標値まで押し下げるためにその水準で維持する方針を示した」、「経済見通しへの著しい悪影響のリスクを和らげることを目的に、追加引き締めのペースを調整することが重要であろうと幾人かの参加者が指摘した」 --------
10/11 神田・財務官 「為替の水準ではなく、われわれが注視しているのは急激な変動であり、いつでも必要な措置を取る用意はしている」、「ワシントンへ移動する飛行機の中からでも介入を下すことはできる」 --------
10/11 ピエールオリビエ・グランシャ、IMFチーフエコノミスト 「最悪期はこれからだ。暗雲が立ち込める中、政策当局者はしっかりとした手段を続ける必要がある」 --------
10/10 ブレイナード・FRB副議長 「慎重にデータ次第の姿勢で前進することで、経済活動と雇用、そしてインフレがこれまでの利上げにどう順応しているかを知ることができ、それが政策金利の道筋に関するわれわれの判断形勢につながる。金融政策はしばらく抑制的なものになる」 --------
10/10 エバンス・シカゴ連銀総裁 「中立金利を大幅に下回ったことを考えると、利上げ前倒しは良い政策だった。しかし、オーバーシュートも犠牲が大きい」、「利上げが行き過ぎるリスクを低減するため、金融当局は安心して休止できる水準まで政策金利を早急に引き上げる必要がある」 --------
10/6 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 「まだやるべき仕事がある」、「基調的なインフレがしっかりとピークを付け、出来れば再び下向きになる幾らかの兆候が見られるまで、私は休止を宣言する用意はない。休止はかなり遠い先になると考える」、(米経済の下振れリスクには留意が必要だが)、「しかし、政策スタンスを実際に変更するハードルは高い」 株安、債券安が進み、ドル円は金利高を背景に145円台を回復。
10/6 クック・FRB理事 「インフレ率が当局の長期的な目標である2%を大きく上回って推移していることを踏まえると、物価の安定を取り戻すには、インフレ率が目標の2%にしっかり向っているとわれわれが確信できるまで利上げを継続し、その後政策をしばらく景気抑制的な水準で維持することが必要になる可能性が高い」 株安、債券安が進み、ドル円は金利高を背景に145円台を回復。
10/6 エバンス・シカゴ連銀総裁 「政策金利は来年のどこかの時点までに4.5−4.75%に達すると考えられ、これまでの利上げの速さを踏まえると、その時期は春になる可能性が高い」 株安、債券安が進み、ドル円は金利高を背景に145円台を回復。
10/6 マックレム・カナダ中銀総裁 「経済はまだ明白に過剰な需要がある状況だ。企業は極度にタイトな労働市場に直面し、賃金上昇が広がり、基調的なインフレ圧力に緩和の兆しは一切見られない」、「インフレは自然には消失しない。簡潔に言えば、さらにすべきことがある」 --------
10/5 デーリー・SFシスコ連銀総裁 「データ次第だ。われわれが必要とする状況をデータが示せば、その時はシフトダウンするだろう。データがそれを示さない場合、われわれは現在やっていることを続けなければならないだろう」 --------
10/5 ポスティック・アトランタ連銀総裁 「40年ぶりの高水準付近にとどまるインフレ率を押し下げるため、政策金利を年末までに4−4.5%に引き上げて金融引き締めを維持することを支持する」 --------
10/4 ラガルド・ECB総裁 「インフレは不必要に高い」、「これ以上需要を刺激すべきでない」、「インフレがピークにあるのかどうかを判断するのは難しい」 --------
10/4 ビルロワドガロー・フランス中銀総裁 「さらに利上を続け、現在0.75%の中銀預金金利を年末までに2%を下回るか、それに近い水準まで引き上げるべきだ」、「その時点でインフレと経済見通しを包括的に検証することが必要になろう」 --------
10/4 ジェファーソン・FRB理事 「物価の安定回復にはしばらく時間がかかるとみられ、潜在成長率を下回る経済成長の期間が必然的に伴う可能性が高い」と述べ、「私も同僚も、インフレ率を2%に戻す決意だ」 --------
10/4 ロウ・オーストラリア準備銀行(RBA)総裁 「キャッシュ・レートは短期間に大幅に引き上げられた」とした上で、「インフレ率を目標に戻す政策委員会の断固とした決意は変わらず、目標達成のため必要な対応を行う」 RBAはCRを0.25%引き上げ、2.6%にしたが、市場は0.5%を予想していたため豪ドルドルは下落。
10/3 エド・ヤニデル、ヤニデル・リサーチ社社長 「ドルの上昇継続が示唆するように金融市場には既に不安定の兆しが見られる。米金融当局は11月にあと1回利上げした後は、引き締めサイクルの終了を検討すべきだ」、「大幅利上げやドル急伸、量的引き締めに伴う金融市場のストレスは、政策当局が金融安定を最優先にすべき状況にまで高まっている」 --------
10/3 ウィリアムズ・NY連銀総裁 「金融引き締めによる需要は落ち着き始めており、インフレ圧力も後退し始めているが、われわれの仕事はまだ終わっていない」、「借入、住宅ローン金利や株価といった金融状況の幅広い目安は、支出を後押しする威力が大幅に減じている」、「その結果、住宅市場が落ち込み、個人消費や企業投資の鈍化の兆候が見られる。こうした状況が続けば今年の実質GDPの伸びはほぼ横ばいとなり、2023年も緩やかな伸びにとどまると予想する」 --------
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和