今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年7月14日(火)




おはようございます。



日曜日の都議会議員選挙では事前の予想通り自民が大敗しました。

選挙結果に対するインタビューで、自民党の石原副幹事長は

「都民の皆さんは非常に感性が強い。その感性の強い東京での敗北は

国政にも影響がある。」というような言葉を使っていました。

「本当にそうでしょうか?」

本当に感性が強いのであれば、投票率が54.49%なんてことは

ないと思います。

二人に1人は棄権したわけですから。

地方はもっと感性が強いと思います。

石原さんの言葉をそのまま受け取れば

地方は東京より感性が低いことになりますが、

考えすぎでしょうか・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • NY株式市場の急反発にドルと円が売られ、ドル円は93円台に。
  • このところ調整色が強まっていたNY株式市場は、今日から始まる 米金融大手の決算発表がいいとの見方から、金融、ハイテクを中心に 買いが優勢となり、この日の高値圏で引け。
  • 株式の大幅高を受け、欧州市場で91円73まで買われた円は急速に下落し、 92円台後半に。 米ノンバンク大手CITが経営破たんの危機にあるとの報道にも 反応薄。
  • 米株式の大幅高を受け債券は下落し、原油価格は小幅続落。
  • ECBのトリシェ総裁はミュンヘンでのイベントで「出口戦略の検討は 次期尚早ではない。」との考えを表明。

ドル/円 92.11 〜 93.04
ユーロ/円 128.26 〜 130.20
NYダウ +185.16 → 8,331.68ドル
GOLD +10.00 →  922.50ドル
WTI −0.20 →  59.69ドル
米10年国債 +0.063 → 3.360%


本日の注目点

  • 欧   7月独ZEW景況感調査       
  • 欧   5月ユーロ圏鉱工業生産 
  • 米   6月生産者物価指数
  • 米   6月小売売上高
  • 米   4−6月期決算発表→ゴールドマンサックス、ジョンソン&ジョンソン、インテル                                    

米株式市場の上昇が全てでした。

7時現在ドル円は93円05−06です。

昨日の朝方ドルが上昇した際にも93円台には届きませんでしたが、すでに93円台に

乗せています。

91円台の後半を二度アタックしながらも押し戻されているドル円ですが、今度テスト

したら下抜けすると予想しました。

昨晩の欧州で91円73銭までドル売りが加速しましたが、三度目も押し戻されています。

91円70−80ではかなり強力なサポートが見られます。

三回のテストで抜けなかったわけですから重要なレベルになりました。

今後の展開次第では、この水準が抜けない限りドルが小反発する可能性すらでてきています。

仮に93円台で落ち着きをみせるような状況が続けば、今度は上値を試すことも考えられます。



米著名アナリスト、メレディス・ホイットニー氏はゴールドマンの投資判断を引き上げ、

米国の銀行株は15%上昇する余地があるとの見方を示し、大手金融株の中でも

バンク・オブ・アメリカの株が最も割安だと指摘しています。

NYダウ、S&P500は値ごろ感もあり、この報道で急騰しています。

80銘柄ある金融株のうち79が値上がりし、この日経営破たんの噂のあったCITだけが

値を下げましたが、ほぼ全面高でした。

ゴールドマンの決算は今夜発表ですが、一部に純利益は2000億ドルを超えるのでは

との予想もあるようです。

しかし、全体としては企業収益は前年同期比3割以上の減益であるとの予想は大きく

ぶれることはないと思います。これらの数字を市場がどう判断するか見方の別れるところです。



ドル円が大きく買われたことで、クロス円のチャートにも多少の変化が見られます。

ユーロ円、豪ドル円などの1時間足などは上値を抜けており戻り高値を確認する

シグナルとなっています。

現状での相場観は変わりませんが、91円台後半が底堅いとう認識をもちながら

戻りがどの水準まであるのかを見極めたいと思います。



さて今夜は、ゴールドマンの決算発表以外にも小売売上高、ユーロ圏ではドイツZEWの、

景況感調査が発表されます。

これらの数字を受け株価がどう動くか、上記水準を意識しながら、上値があれば戻り売りの

レベルを探します。
                                                                          
2009年4月(PDF)   2009年5月(PDF)   2009年6月(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
7/2 トリシェECB総裁  「ECBの政策金利は現時点では適正」「景気は2010年半ばまでに回復」との見方を改めて強調。(定例理事会後の記者会見で) ユーロドル1.40台から→1.39台半ばまで下落。
7/8 オリビエ・ブランシャール IMFチーフエコノミスト  「世界経済はなおリセッション下にあるが、少しづつ回復に向かっている。これまで講じてきた財政や金融、信用供与政策を引き続き実行する必要がある。」と文書で発表。 -----
7/13 トリシェECB総裁  ドイツミュンヘンでのイベントで「出口への準備は重要だ。時期尚早だとの認識は誤りだ。」と語り「出口戦略」の検討は必要との見方を示す。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和