「ドル円、約6週間ぶりの円高水準に」
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場- ドル円は上値を重くし、130円割れを試す展開が続く。昨日の東京時間午後には130円42銭までドルが売られ、約6週間ぶりの円高に。NYでも同水準を試したが跳ね返される。
- ユーロドルも底堅く推移。1.09台に乗せる場面もあったが、上値ではやや警戒感も。
- 前日大きく売られた株式は、イエレン長官の発言もあり、3指数が揃って反発。S&P500は小幅高、ナスダックは117ポイント上昇。
- 債券は続伸。長期金利は3.42%台に低下。
- 金は大幅に続伸し、引け値で2000ドルに迫る。原油は4日ぶりに反落。
新規失業保険申請件数 → 19.1万件
経常収支(10−12月) → −206.8b
2月新築住宅販売件数 → 64.0万戸
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| ドル/円 | 130.32 〜 131.66 |
|---|---|
| ユーロ/ドル | 1.0825 〜 1.0908 |
| ユーロ/円 | 141.15 〜 143.19 |
| NYダウ | +75.14 → 32,105.25ドル |
| GOLD | +46.30 → 1,995.90ドル |
| WTI | −0.94 → 69.96ドル |
| 米10年国債 | −0.070 → 3.427% |
本日の注目イベント
- 日 2月消費者物価指数
- 独 独2合PMI(速報値)
- 欧 ユーロ圏3月製造業PMI(速報値)
- 欧 ユーロ圏3月サービス業PMI(速報値)
- 欧 ユーロ圏3月総合PMI(速報値)
- 英 英3月製造業PMI(速報値)
- 英 英3月サービス業PMI(速報値)
- 英 英2月小売売上高
- 米 3月S&Pグローバル製造業PMI(速報値)
- 米 3月S&Pグローバルサービス業PMI(速報値)
- 米 3月S&PグローバルコンポジットPMI(速報値)
- 米 2月耐久財受注
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
本日のコメント
前日のFOMC会合で、予想通りインフレ抑制を優先する形で0.25ポイントの利上げを決めました。パウエル議長は会見で、「利上げの一時停止も検討した」と述べましたが、シリコンバレー銀行(SVB)の破綻については、「米銀行システムは健全かつ強靭で、金融システムに十分な資本があり、流動性は潤沢だ」と語っていました。また、FRBとして銀行システムの安全性と健全性、効率を維持するため、「われわれのツール全てを活用する」と説明しています。0.25ポイントの利上げと、パウエル議長のこの様な発言を受けて前日の金融市場では、株価が大きく売られ、同時に、売られると思っていた債券が買われ、金利が大きく低下。ドル円は金利低下に反応し、132円台前半から130円台後半まで売られ、その流れで昨日の東京時間でもドルの上値が抑えられた格好でした。
もっとも、株価の大幅な下げは前日の上院での証言でイエレン財務長官が、「米国の銀行システムを安定させるために、全面的な預金保険を提供することを規制当局が検討していることはない」と発言したことが、トリガーとなった側面もありました。イエレン財務長官は昨日の下院での証言では、最近の政府の措置は「米国民の預金の安全性を確実にするために講じられた」と繰り返し述べましたが、その後に、「もちろん、正当化される場合は追加措置を講じる用意があるだろう」と説明しています。この発言から昨日のNY株式市場では、金融不安への懸念が依然としてくすぶりながらも株価の反発を誘っていました。
結局、先週のECBの0.5ポイントの利上げを皮切りに、前日のFRB、昨日のBOEとスイス中銀、さらにはノルウェー中銀と台湾中銀も利上げを決めています。特にスイス中銀は、クレディスイスの経営危機問題がある中でも、0.5ポイントの利上げを決定し、今後の追加利上げの可能性も示唆しています。UBSによるクレディスイス買収を完了させたことで、ひとまず同国の信用不安は峠を越えたと判断した模様です。ここでもインフレ対応を優先させた形になっています。
今後もFRBの金融政策の行方が大きな焦点であることは変わりません。今回の利上げで、「9会合連続」で利上げを決めたことになり、これでフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは4.75〜5.00%になりました。パウエル議長は会見でさらなる追加利上げの可能性にも言及していましたが、これまでの大幅な累積的な利上げでも、今後銀行システムの安全性には問題はなく、銀行危機をこれ以上深刻化させることはないといった自信を示したのかもしれません。一方で、今回も利上げに踏み切ったことで、米経済のリセッション入りの可能性はさらに高まってきたと予想されます。利上げを理由に買われてきたドル円が今後、利上げによる景気後退が本格化し、それを理由にドル売りが進むことも予想されます。先ずは130円台が維持されるのかどうかといった点と、もしその水準を割り込んだ場合、今年1月16日に記録した、今年のドルの最安値である127円22銭を下回るのかどうかが焦点になります。やや注目度が低下している「植田日銀」のYCC修正や金融政策の変更も春から夏場にかけては再びスポットライトを浴びることとなり、「円高要因」になると思われます。
本日のドル円は129円50銭〜131円50銭程度を予想します。
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「会社員が部長になるかどうかは、実力6割、運4割で、役員就任は実力4割、運6割と、逆転する」そして、「社長になるかどうかは運が9割ではないか」これは、現在日経新聞「私の履歴書」に連載中のJR九州相談役唐池恒二氏の言葉です。確かに、人生において「運」とは極めて重要なファクターです。この世に生まれて一生を終えるまでに人は、何千、何万の人との出会いがあり、そして別れがあります。だれに出遭うかは、まさに「運」と言えるのでしょう。唐池氏の言葉は、自信の実力を謙遜した部分はあろうかとは思いますが、JR九州のトップにまで上り詰めた人の言葉には重みがあります。氏は翌日のコラムで、「私は自分を運のいい人間だと思う」とも述べていました。自分で運を引き寄せることができるのなら、引き寄せたいと思いますが。
良い週末を・・・・・。
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What's going on?
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
|---|---|---|---|
| 3/22 | パウエル・FRB議長 | 「利上げの一時停止も検討した」、シリコンバレー銀行(SVB)の破綻は、「米銀行システムは健全かつ強靭で、金融システムに十分な資本があり、流動性は潤沢だ」、(銀行システムの安全性と健全性、効率を維持するため)、「われわれのツール全てを活用する」 | 0.25ポイントの利上げを決めたこともあり、株価が大きく下落。債券は買われ金利低下にともない、ドル円は132円台前半から131円割れまで下落。 |
| 3/21 | イエレン・財務長官 | 「われわれの介入は米国の銀行システムを保護するために必要だった。中小規模の金融機関が取り付け騒ぎに見舞われ、波及のリスクが生じるような場合は、同様な行動が正当化され得る」、「国民は銀行システムに信頼を置いて良い」 | 株式が買われ、債券は売られ金利が上昇。ドル円は131円台から132円台半ばに上昇。 |
| 3/16 | ラガルド・ECB総裁 | (利下げ後の次の動きに関する質問に)「現時点で決定することは不可能だ」と、「われわれが想定する基本シナリオが確認され、それが持続するならば、さらなる行動が必要だ」、金融機関の健全性について)「銀行セクターは2008年に比べてはるかに堅固な状態にある」 | -------- |
| 3/8 | パウエル・FRB議長 | 「必要なら利上げを加速させる用意がある」、「3月の会合に関しては何も決定していない」、「利上げペースを今年減速させることは、今後生じる効果をより多く見る一つの方法だ」(インフレ率については)、「低下しつつあるが、非常に高い。この高インフレの一部は、極めてタイトな労働市場に関連している可能性が非常に高い」 | -------- |
| 3/7 | パウエル・FRB議長 | 「最新の経済データは予想より強く、金利の最終到達水準が従来想定を上回る可能性が高いことを示唆している」、「経済データが全体として、より速い引き締めを正当化するのであれば、利上げペースを加速させる用意があるだろう」 | ダウは574ドル下落。債券も売られ、ドル円は137円台前半までドル高が進む。 |
| 3/6 | レーン・ECB理事 | 「基調的なインフレ圧力に関する現在の情報は、3月会合の後もさらに利上げをするのが適切であることを示唆している」、「5月に実際に何をするかは大きくデータに依存する」、「ECBは自動操縦モードになるべきではない」 | -------- |
| 3/6 | ホルツマン・オーストリア中銀総裁 | 「コアインフレ率は上期には大きく下がらず、現在の水準付近にとどまると思う。その場合、0.5ポイントの利上げを今年あと4回行うだろうと考えている」 | -------- |
| 3/4 | サマーズ・元財務長官 | 「米金融当局は3月の50ベーシスポイントの行動に門戸を大きく開いておくべきだ」、「米金融当局の現状を適正に判断するとすれば、ここ約1年でこれほど後手に回っていることはないと言えるだろう」 | -------- |
| 3/4 | デーリー・SFシスコ連銀総裁 | 「やるべきことがまだあるのは明らかだ」、「この高インフレを過去のものとするために、さらなる政策引き締めをより長めに維持することが必要になるだろう。私の判断では、やるべきことを全てやったというのは間違いであり、これからも行われるだろう」 | -------- |
| 3/2 | ウォラー・FRB理事 | 「フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジを5.1%から5.4%の間の予想されるターミナルレートにまでさらに数回引き上げることを支持するだろう」、「一方で、それらのデータの過熱が続けば、1月分のデータ発表前にあった機運を失わないよう、今年は政策目標レンジをさらに引き上げる必要があろう」 | -------- |
| 3/2 | コリンズ・ボストン連銀総裁 | 「インフレ抑制のため今後も利上げを継続する必要がある」と指摘し、「ただ具体的にどこまで金利を引き上げる必要があるかは、今後入手するデータに左右される」 | -------- |
| 3/2 | ボスティック・アトランタ連銀総裁 | 「3月のFOMC会合では0.25ポイントの利上げがなお望ましい」、「データ次第だ。いかなる可能性に対してもオープンであり続けるつもりだ。経済が想定以上に強いことをデータが示唆し続けるようであれば、私は政策軌道を調整する」 | 株式と債券が買われ、ドル円はやや値を下げる。 |
| 3/1 | ボスティック・アトランタ連銀総裁 | 「フェデラルファンド(FF)金利を5−5.25%に引き上げ、2024年もしばらくその水準で維持する必要がある」 | 債券と株が売られ、長期金利が4%台に乗せる一因に。 |
| 3/1 | カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 | 「25ベーシスポイントか50bpかについて、現時点ではオープンマインドでいる。私にとっては、当局の金利予想分布図(ドットプロット)で示唆する内容の方が、25bpか50かどうかよりも重要だ」、「利上げがサービス部門の減速につながっている兆しがまだあまり見られず、それが気掛かりだ」 | 債券と株が売られ、長期金利が4%台に乗せる一因に。 |
| 2/28 | グールズビー・シカゴ連総裁 | 「経済指標は遅行するため、ニュースへの投資家の即座の反応に頼りたくなるものだ」、「政策当局者が市場の反応に頼りすぎるのは危険であり間違いだ」、「われわれの仕事は結局のところ、実体経済の動向で判断される」 | -------- |
| 2/27 | 植田・次期日銀総裁候補 | 「メリットが副作用を上回っている」、「現状はYCCの一部運用見直しによる市場機能へのプラスの影響が出るかどうか見守っている状況だ」、(アベノミクスをどう評価しているのかとの質問には)、「着実な成果があがっている」 | -------- |
| 2/27 | イエレン・財務長官 | (インフレ抑制に取り組みは)「今までのところ順調」、「インフレ率は依然として高すぎるが、全般的にはこの1年間に鈍化している」、「米金融当局はインフレ率をより正常な水準に押し下げることに取り組んでおり、成功すると信じている」 | -------- |
| 2/27 | ジェファーソン・FRB理事 | (2%の物価目標の引き上げに関して)、「それを変更すれば、しっかり抑制されているインフレ期待が不安定化する恐れがある」 | -------- |
| 2/24 | 植田・次期日銀総裁候補 | 「物価2%の持続的、安定的な実現が見通せる状況になれば、現在採用しているさまざまな強い緩和措置を平時に戻していく」、「足元の金融政策運営は現在の政策継続が望ましい」、(インフレ率については、上昇率は4%と目標の2%を上回っているが)、「輸入物価上昇によるコストプッシュが主因で、来年度半ばにかけて2%を下回る水準に低下していく」 | ドル高円安に作用 |
| 2/24 | ジェファーソン・FRB理事 | 「労働需給の不均衡が続いていることに、労働コストの大部分がサービスセクターであるということが相まって、高インフレ率は緩やかなペースでしか低下しない可能性が示唆されている」 | -------- |
| 2/24 | メスター・クリーブランド連銀総裁 | 「こうしたインフレ関連の数値は依然としてわれわれが欲する水準にはない」、「インフレ率押し下げに向け、金融当局は政策金利を巡りもう少し行動する必要があるという事実と合致するものだ」 | -------- |
| 2/16 | メスター・クリーブランド連銀総裁 | 「現時点において、入手するデータを受けての私の見解は変っていない。フェデラルファンド(FF)金利を5%超に引き上げ、その水準でしばらく維持する必要がある」、「2週間前の会合で、金融市場参加者の期待とは関係なく、私としては50ベーシス・ポイント引き上げる説得力ある経済的論拠を見出していた。50bpの利上げであれば、FF金利誘導目標レンジの上限は5%となっていた」 | NYダウは400ドルを超える下落。債券も売られ、長期金利は3.86%まで上昇。 |
| 2/16 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「3月会合での0.5ポイントの利上げの可能性も排除しない」、「インフレとの闘いは長期戦になるというのが、私の大まかな判断だ。2023年を通じてインフレと闘う決意を示し続ける必要があるだろう。政策金利を出来るだけ早期に5.375%に引き上げるのが望ましい」、「金融政策の前倒しを私は一貫して主張している。前回会合でもそれを続けられたと思う。」 | NYダウは400ドルを超える下落。債券も売られ、長期金利は3.86%まで上昇。 |
| 2/14 | ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁 | 「私の考えでは、まだ終わっていないが、もう一息と思われる」、「年内のある時点で政策金利は十分に景気抑制的になると見込んでいる。そうなれば金利を据え置いて金融政策それ自体に仕事を任せることになる」 | -------- |
| 2/14 | ウィリアムズ・NY連銀総裁 | 「労働市場の強さを考えると、インフレが予想よりも長くより高い水準にとどまるリスクがあることは明らかであり、それより高く金利を引き上げる必要があるかもしれない」 | -------- |
| 2/14 | ローガン・ダラス連銀総裁 | 「インフレ率を確実に低下させるために、金融当局の従来予想よりも高い水準に引き上げる必要があるかもしれない」 | -------- |
| 2/14 | バーキン・リッチモンド連銀総裁 | 「インフレは正常化しつつあるが、鈍化のペースは緩慢だ」、「根強いインフレ続いた場合、一段の利上げを選択するかもしれないが、そうしない可能性もある。状況を見守る必要がある」、「インフレが当局目標を大きく上回る水準が続いた場合は、さらなる行動が必要になるかもしれない」 | ドルの押し上げ要因の一つに。 |
| 2/13 | ボウマン・FRB理事 | 「物価安定の達成からはなお程遠い。インフレを当局の目標に向けて鈍化させるため、金融政策を一段と引き締める必要があると見込んでいる。」、「そうした引き締め措置は、経済活動の拡大抑制と労働市場環境の幾分かの軟化をもたらす可能性が高い」 | -------- |
| 2/8 | ウォラー・FRB理事 | 「努力が実を結び始めている様子が見て取れるが、行き先はまだ長い」、「金利が一部で現在想定されているより高い水準でより長く維持され、長い闘いになる可能性がある」 | 株が売られ、ドル円は上昇。 |
| 2/8 | クック・FRB理事 | 「インフレを当局目標に戻すことを決意している」、「従って、利上げはまだ終わっておらず、金利を十分に景気抑制的な水準に維持する必要があると考える」、「今は比較的小幅なステップで行動している。これにより、われわれは景気に対して速いペースで行った行動の効果を見極める時間が得られる」 | 株が売られ、ドル円は上昇。 |
| 2/8 | ウィリアムズ・NY連銀総裁 | 「今年の金利動向を見通す上で昨年12月のFOMC予測は依然良好な指針だ」、「インフレを鈍化させるため、数年間は金利を景気抑制的な水準に維持する必要があるかもしれない」 | 株が売られ、ドル円は上昇。 |
| 2/7 | カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 | 「個人的には引き続き5.4%前後だと予想している」、「現時点で数字を挙げなければならないとしたら、昨年12月に示した予想を維持する」 | -------- |
| 2/7 | パウエル・FRB議長 | 「さらなる利上げが必要になると考えている」(市場予想を大きく上回った労働市場について)「並み外れて強い」、(労働市場の非常に強い状況が続いた場合)、「さらなる措置を講じる必要が生じる可能性は十分ある」、「インフレ退治に向けては先行きまだ多くのハードルある」、「多少のリプライスを目にすることになるだろう」 | 株価は上昇し、債券は売られる。 |
| 2/6 | イエレン・財務長官 | 「50万人の雇用があり、失業率が50年ぶり低水準となっているときに、リセッションは起こらない」、「米経済は力強く、底堅い」、(鈍化傾向にあるインフレ率については)、「依然として高すぎる。これを引き下げることがバイデン大統領の最優先事項だ」 | -------- |
| 2/6 | ボスティック・アトランタ連銀総裁 | (経済予想よりより強い状況が続けば)、「われわれにはもう少しやるべき行動があることを意味するだろう」、「それは私の今の予想よりも大きく利上げすることにつながると予想する」 | -------- |
| 2/2 | ベイリー・BOE総裁 | 「インフレは山を越えたが。低下はまだ始まったばかりで、リスクは極めて高い。中銀は政策姿勢を変更する前に、絶対的な確信を持つ必要がある」 | -------- |
| 2/2 | ラガルド・ECB総裁 | 「非常に極端な展開以外で、3月の0.5ポイント利上げが起こらないシナリオというのは考えられない」、「中期で2%というインフレ目標達成への中銀の決意を疑うべきではない。金利が景気抑制的な領域に達した後、十分に長くその水準にとどまるだろうという事実にも疑問の余地はない」 | 欧州株が上昇し、ユーロドルは下落。 |
| 2/1 | パウエル・FRB議長 | 「われわれは大きく進展したと考えている」としつつ、「それでも、さらなる仕事が残されている」、「物価安定の回復には、抑制的なスタンスをしばらく維持することが必要となる可能性が高い」、(物価圧力に関する最新の指標は心強い内容だとしながらも)、「勝利宣言するのは極めて時期尚早だ」 | 株式と債券が買われ、ドル円は128円台半ばまで下落。長期金利は一時3.38%まで低下。 |
| 2/1 | FOMC声明文 | 「最近の指標は支出と生産の緩慢な伸びを示している。雇用はこの数カ月、堅調に伸びており、失業率は低いままだ。インフレは幾分和らだが、依然として高水準にある」、「委員会は目標達成を妨げる可能性のあるリスクが出現した場合、必要に応じて金融政策スタンスを調整する用意がある。委員会は労働市場の状況、インフレ圧力やインフレ期待を示す各指標のほか、金融・国際情勢など幅広く考慮して判断する」、(政策金利については)、「今後どの程度引きあげるかを決定する上では、金融政策の累積的な引き締めを含む複数の要素に左右される」、「そうした要素は今後の引き上げペースを決定する上で考慮する」 | -------- |
外為オンラインのシニアアナリスト
佐藤正和
邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書



