2009年7月22日(水)
おはようございます。
個人の「定期預金」が増えているそうです。
この低金利時代に何故?
昨年秋のリーマンショックで株価は大幅に下落し大損をした人も
大勢います。
金利は低いけど、一応元本保証の「定期預金」へという訳です。
大手金融機関の店頭では1年定期0.3%・・・・などと表示されています。
100万円預けて3000円の利息。税金を引かれて2400円を受け取る。
一方で、日本振興銀行などは1年定期で1.1%〜1.2%で、実に4倍近い
金利を提示しています。
この違い一体なんなでしょう? もちろん預け先に対するリスクはありますが
現在は「ペイオフ」で1千万までは保障されています。
結局メガバンクは敢えて高金利を提示しなくとも
預金は集まり、新興銀行等は高金利を出さないと
お金が集まらなということなのでしょう。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- バーナンFRB議長は下院で議会証言を行い、現在の金融政策をしばらく 継続するとの見通しを述べた。
- CITの破産法申請のリスクが再び高まったこともあり、ドル売り円買いの 流れが継続、円は93円27銭と先週中ごろの水準に。
- この日は円高傾向が強まったことで、クロス円でも利食いの円買いが先行し ユーロ円は132円台前半までユーロ安が進む。
- NY株式市場はさすがに上値が重く、前日比マイナスの水準んで推移したが、 アップル、ヤフーなどの決算が好調だったことを受け、引け間際にプラスに転じ、 結局、前日比67ドル高と7日続伸。欧州の株式市場も同様に大幅続伸を継続中。
- ドル円も株式市場が反転したことで93円70金の円で取り引きを終える。
- WTI原油価格は小幅ながら5日続伸。債券相場はバーナンンキ議長の証言をうけ 上昇し、長期金利は低下。
| ドル/円 | 94.14 〜 94.64 |
| ユーロ/円 | 133.79 〜 134.67 |
| NYダウ | +104.21 → 8,848.15ドル |
| GOLD | +11.30 → 948.80ドル |
| WTI | +0.42 → 63.98ドル |
| 米10年国債 | −0.043 → 3.612% |
本日の注目点
- 欧 BOE議事録
- 米 5月住宅価格指数
- 米 バーナンンキFRB議長議会証言(上院)
- 米 4−6月期決算発表 →モルガンスタンレー、ウェルズファーゴ
7時現在ドル円は93円68−70。
先週と先々週に91円台後半を3度テストして抜け切れず反転したドル円は、
目先底堅いというコメントは何度も書きました。
今週の注目は、では「上値はどこまであるのか?」という点でした。
今週、月曜日と昨日の2日間を観ている限り、95円が重いという印象が徐々に形成
されつつあります。
テクニカルでも95円の半ばを抜けない限りドル上昇トレンドは確認できないことは
指摘しましたが、どうやら92円ー95円のレンジでの動きになりそうです。
これまでの円安の主要要因の一つが米株式市場の堅調さでした。昨日も結局最後は
プラスで引けていますが、やや円が買い戻されています。
市場はどうやら米株式市場の強さだけで円売りを進めることに「飽きた」可能性が
あります。
今、かなり強い逆相関関係が観られるのは米長期金利です。
昨日円が93円台前半まで買い戻されたのも米長期金利が低下したことを反映したものと
観られます。
その長期金利に大きな影響を与えるバーナンキFRB議長の議会証言がありました。
議長は「景気下降のペースは著しく緩やかになった。」とし、米経済は安定する兆しが
あることを認める一方、「金融政策は引き続き景気回復を促すことに重点を置く。」と
も発言。現行の金融政策を継続するとの認識を示しました。
また注目されていた「出口戦略」についてはFRB内部でも時間をかけ検討している
ので「心配ないよ」・・・・というメッセージを発したようでした。
債券保有グループからのつなぎ融資で破綻が回避できる見込みのあったCITが再び
厳し状況になりました。
CITグループは米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で、来月の社債買い戻しの結果次第
では破産法に基づく会社更生手続きの適用の可能性があることが明らかになり、
一時株安、ドル安に繋がりました。
その結果NY株式市場全体ではプラスだったものの、金融セクターは総じて安く引けています。
NYダウは7営業日連続の上昇を記録しました。
この上昇が始まる前までは「8000ドル割れ」が意識されていたものが、今や「9000ドル超え」
が取りざたされる展開です。
正直、この上昇ペースには驚いています。
米企業決算の内容を材料に資金が流入しているわけですが、好決算と言っても
過去の最悪期と比較したら良いよいう程度で、おおはしゃぎするほどの内容ではないと
思います。この点がやや気になるところです。
今日も引き続きバーナンキ議長の上院での証言と、大手金融2行の決算発表があります。
92−95円のレンジを割りきって93円前後からのドルロングのチャンスがあれば
トライしてみても面白いと思います。
2009年4月(PDF) 2009年5月(PDF) 2009年6月(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||||||||||||||||||
| 7/2 | トリシェECB総裁 | 「ECBの政策金利は現時点では適正」「景気は2010年半ばまでに回復」との見方を改めて強調。(定例理事会後の記者会見で) | ユーロドル1.40台から→1.39台半ばまで下落。
| 7/8 |
オリビエ・ブランシャール IMFチーフエコノミスト |
「世界経済はなおリセッション下にあるが、少しづつ回復に向かっている。これまで講じてきた財政や金融、信用供与政策を引き続き実行する必要がある。」と文書で発表。 |
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| 7/13 |
トリシェECB総裁 |
ドイツミュンヘンでのイベントで「出口への準備は重要だ。時期尚早だとの認識は誤りだ。」と語り「出口戦略」の検討は必要との見方を示す。 |
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| 7/14 |
ガイトナー財務長官 |
サウジアラビアでの演説で「米政府の金融政策とFRBの政策は<強いドル>の支持で一致している。」と述べた。 |
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| 7/15 |
ルービニ NY大学教授 |
NYで開かれたチリの投資家のための会議で「米経済の急降下は止まった。経済は今も縮小しているが、そのペースは穏やかだ。」と述べ米景気後退は終焉を迎え、リセッションを終えるとの見方を示した。 |
NY株式市場上昇
| 7/21 |
バーナンキFRB議長 |
「景気下降のペースは著しく緩やかになった。 」「金融政策は引き続き景気回復を促すことに重点を置く。」景気は良い方向に向かっているが、現行金融政策継続との考えを示す。(下院での議会証言で) |
債券相場上昇(長期金利低下)
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