今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年7月24日(金)




おはようございます。



山口県防府市での土砂災害の状況おをテレビで観ましたが

驚きました。

近代的な特養施設の中を濁流が川のように流れたいた光景に

唖然としました。

食堂や、事務所と思しき部屋には茶色の泥や、灌木などが

いっぱいに広がり、まるで屋外の災害現場を観ているようでした。

改めて自然の力の大きさを見せつけられましたが

こればかりはなかなか避けられません。

市などの公的機関の防災観測体制を強化するしか

方法はないのでしょうか。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • アジア、欧州市場でのドル上昇の流れを受け、朝方からドル円は堅調に推移、 94円台半ばからじりじりと買われる展開に。
  • NY株式市場も寄り付きから強含んだこともあり、円は95円台に。 95円台のドル売りもこなし、この日の高値95円30までドル高に。 円はその他主要通貨に対しても大幅に売られる。
  • NYダウは幅広い企業の決算発表が好調だったことから大幅高となり、 前日比188ドル高、今年1月以来となる9000ドル台を回復。 ナスダックはこの日も上げ12日連騰。
  • AT&Tなど通信、ハイテク株が上げを主導。フォード自動車も5四半期ぶりに 黒字を確保。
  • 6月中古住宅販売件数 → 年換算で489万戸、+3.6%(3ヶ月連続のプラス)
  • 週間失業保険申請件数 → 55.4万人(市場予想より減少)

ドル/円 94.31 〜 95.30
ユーロ/円 134.07 〜 135.63
NYダウ +188.03 → 9,069.29ドル
GOLD +1.50 →  954.80ドル
WTI +1.76 →  67.16ドル
米10年国債 +0.121 → 3.665%


本日の注目点

  • 欧   7月独ifo景況指数    
  • 米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数                                    

ドル円は昨日の朝方、93円80銭辺りから妙な動きがあり、円は大きく売られました。

外貨建投信の設定に絡む円売りとの指摘もありましたが、クロス円も軒並み大きく上昇し、

円は94円台に、さらにこの動きが損切りのドル買いを巻き込み94円台半ばへ、そして

NYでは95円台への突入となりました。

今週前半まで漂った「円先高感」は昨日のこの動きでほぼ払拭され、再び円売りが優勢となりそうな

気配です。

ドル円のテクニカルでは200日線が位置する95円30近辺でピタリと止められました。

今日は日経平均も上昇が予想されることから、この水準が抜けるかどうかが最大のポイントです。

仮に抜ければターゲットは97円ということになりますが、一目の「遅行スパン」はまだそこまでの

上昇傾向を示唆していません。

ここから上値は相当なもみ合いが予想されます。



前日のバーナンキFRB議長の議会証言に呼応するかのように米住宅指標に明るさがでてきました。

中古住宅販売件数は市場予想を上回る、前月比3.6%のプラスでした。

これで3ヶ月連続のプラスとなり今年1月のマイナス5.3%、から大きく改善してきました。

件数でも年換算で40万戸ほどの改善を見せています。

また、昨日は雇用の面でも週間失業保険申請件数が改善しています。

米経済が直面する三つのキーワード「雇用」「住宅」「消費」のうち、二つに改善傾向が

定着するようだと米景気の景気底打ちは確認されそうです。

先日ガイトナー長官も講演で、米経済は年後半にかけて景気対策の効果が加速するとの発言を

していましたが、夏から秋にかけてその期待も高まってきそうです。



NYダウはこの10日間でわずか1日だけ「休み」を取っただけで、再び上昇し、今年1月以来

となる9000ドル台に大きく乗せてきました。

幅広いセクターの企業業績が好調なことから連日続騰しており、昨日はeベイやAT&Tなどが

好決算を発表し株高を先導しました。

しかし、やはり気になるのは好決算とはいえ、その中身は大方のところ「減収増益」です。

売上そのものは減っている中で、リストラなどコスト削減を行ったことで収益を押し上げている

という構図です。

そう考えると、ここ2週間の株高はやや「はしゃぎすぎ」との印象をぬぐいきれません。



今日は週末です。

このまま日米とも現在の株価が維持できれば円が弱含む流れが継続するとみますが、利益確定の

動きから予想外に株価が下落するリスクも頭の片隅に入れておきたいと思います。
            
2009年4月(PDF)   2009年5月(PDF)   2009年6月(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
7/2 トリシェECB総裁  「ECBの政策金利は現時点では適正」「景気は2010年半ばまでに回復」との見方を改めて強調。(定例理事会後の記者会見で) ユーロドル1.40台から→1.39台半ばまで下落。
7/8 オリビエ・ブランシャール IMFチーフエコノミスト  「世界経済はなおリセッション下にあるが、少しづつ回復に向かっている。これまで講じてきた財政や金融、信用供与政策を引き続き実行する必要がある。」と文書で発表。 -----
7/13 トリシェECB総裁  ドイツミュンヘンでのイベントで「出口への準備は重要だ。時期尚早だとの認識は誤りだ。」と語り「出口戦略」の検討は必要との見方を示す。 -----
7/14 ガイトナー財務長官  サウジアラビアでの演説で「米政府の金融政策とFRBの政策は<強いドル>の支持で一致している。」と述べた。 -----
7/15 ルービニ NY大学教授  NYで開かれたチリの投資家のための会議で「米経済の急降下は止まった。経済は今も縮小しているが、そのペースは穏やかだ。」と述べ米景気後退は終焉を迎え、リセッションを終えるとの見方を示した。 NY株式市場上昇
7/21 バーナンキFRB議長 「景気下降のペースは著しく緩やかになった。 」「金融政策は引き続き景気回復を促すことに重点を置く。」景気は良い方向に向かっているが、現行金融政策継続との考えを示す。(下院での議会証言で) 債券相場上昇(長期金利低下)
7/22 バーナンキFRB議長 「(住宅価格の下落が終わったとは)決して言いきれない。 」「住宅価格もある程度安定したように見受けられるが、価格には下振れ圧力がかかっている。」(上院での議会証言で) -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和