2009年7月28日(火)
おはようございます。
ドイツの高級スポーツ車メーカーのポルシェがVWとの
バトルに敗れたようです。
ポルシェは現在VWの株式50%以上を持つ親会社ですが、
昨年来の金融危機をきっかけに子会社のVWにに吸収され
VWの持ち株会社の傘下に入るそうです。
新聞によると年間600万台を販売するVWが年間10万台を
販売するポルシェを傘下に収めてもあまりメリットはない。
とのことですが、高級スポーツカーを持たないVWにとって
これでベンツやBMWと高級車の分野でも対等に戦えることに
なります。もともと大衆車ではヨーロッパ最大ですから
この効果は大きいと思います。
パナメーラからビートルまでフルレンジになります。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 円全面安の中、ドル円は95円台でオープン。米経済指標の改善を受け 一時95円39銭を記録。
- アジア、欧州での円独歩安から、ユーロ円、豪ドル円など高金利、資源国通貨 に対して円安が大きく進み、ドル円でのドル買い円売りにもつながる。
- 世界的な株価堅調を背景にリスク資産への資金流入が続き、円だけではなく ドルも主要通貨に対して売られ、ユーロドルは1.4298と6月初め以来の ユーロ高を示現。
- 6月米新築住宅販売件数は38万4千戸と前月比11%の伸びを見せ、このところ 改善傾向を見せている住宅関連にさらに明るい指標。伸び率は8年半ぶりの高い 水準。
- NYダウはベライゾンなどIT企業の決算内容がそれほど好調ではなかった ことでマイナスで推移していたものの。引けにかけて若干のプラスで終える。
- ガイトナー財務長官は、米中戦略経済対話での挨拶で、2013年までに 政府の財政赤字を継続可能な水準まで削減すると言明。
- 長期金利は上昇、金、原油はともに小幅続伸。
| ドル/円 | 95.01 〜 95.39 |
| ユーロ/円 | 135.19 〜 136.10 |
| NYダウ | +15.27 → 9,108.51ドル |
| GOLD | +0.40 → 953.50ドル |
| WTI | +0.33 → 68.38ドル |
| 米10年国債 | +0.067 → 3.725% |
本日の注目点
- 米 5月S&Pケースシラー住宅価格指数
- 米 7月消費者信頼感指数
- 米 7月リッチモンド連銀製造業指数
昨日東京で日経平均が一万円台を大きく回復したことで予想通り円は大きく売られました。
このところの株高が進むと円とドルが売られるパターンが恒常化してきたようにも見受けられます。
加えて昨日は米長期金利が上昇し、日米金利差からもドル買い円売りが常態化し、ユーロ円、豪ドル円
などのクロス円でも円独歩安の展開でした。
ドル円は95円39銭まで上昇し、先週月曜日に記録した95円30を上回りました。
このレベルは200日移動平均線が位置し、非常に重要なレベルです。
その後下落しているため、一旦絡みはしましたが上抜けはしていません。
95円50を抜けるようだと完全に上抜けし、ドル上昇への相場観が一気に膨らむと
観ています。
米住宅関連指数が急速に改善を見せています。
6月の新築住宅販売件数は市場予想を大幅に上回る38万4千戸でした。これは前月比11%の
伸びで、実に8年半振りのことです。
先週までの中古住宅販売や住宅着工件数も改善傾向を見せ、住宅市況の底入れを予感させる
数字となっています。
この日は新築住宅在庫も発表されましたが、在庫は大幅に減少しており、市場環境は
好転しています。
住宅価格は依然下落を続ける中、値ごろ感と住宅金利水準から徐々に購買意欲が高まってきた
ものとみられます。
その住宅価格ですが、本日ケースシラー住宅価格が発表されます。
上述のように、住宅市況に改善傾向がみられる中、住宅価格が下げ止まりを見せるかどうかに
注目が集まっています。
米長期金利は1ヶ月振りに3.7%台まで上昇しています。
日米金利差拡大ということでドル買い円売りに繋がり易いことは当然ですが、
最近ではドル円のボラテリテーも低下しており、円売りに傾け安い傾向が続いています。
キャリートレイドとまでいかなくとも、高金利通貨に対して円売りを仕掛けやすい状況だと
言えます。
チャートではユーロ円、豪ドル円などがもう一段の上昇を示唆しています。
豪ドル円の80円抜けなど、注意深く見極めたいと思います。
懸念材料はやはり米株式市場の調整です。
世界の株高を牽引してきただけに、一旦調整が見られると日本だけではなく、11連騰のロンドン市場
なども巻き込み大きく値下がりするリスクは考えられます。
可能性としては少ないと思いますが、常に意識として持ちたいところです。
2009年4月(PDF) 2009年5月(PDF) 2009年6月(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 7/2 | トリシェECB総裁 | 「ECBの政策金利は現時点では適正」「景気は2010年半ばまでに回復」との見方を改めて強調。(定例理事会後の記者会見で) | ユーロドル1.40台から→1.39台半ばまで下落。
| 7/8 |
オリビエ・ブランシャール IMFチーフエコノミスト |
「世界経済はなおリセッション下にあるが、少しづつ回復に向かっている。これまで講じてきた財政や金融、信用供与政策を引き続き実行する必要がある。」と文書で発表。 |
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| 7/13 |
トリシェECB総裁 |
ドイツミュンヘンでのイベントで「出口への準備は重要だ。時期尚早だとの認識は誤りだ。」と語り「出口戦略」の検討は必要との見方を示す。 |
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| 7/14 |
ガイトナー財務長官 |
サウジアラビアでの演説で「米政府の金融政策とFRBの政策は<強いドル>の支持で一致している。」と述べた。 |
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| 7/15 |
ルービニ NY大学教授 |
NYで開かれたチリの投資家のための会議で「米経済の急降下は止まった。経済は今も縮小しているが、そのペースは穏やかだ。」と述べ米景気後退は終焉を迎え、リセッションを終えるとの見方を示した。 |
NY株式市場上昇
| 7/21 |
バーナンキFRB議長 |
「景気下降のペースは著しく緩やかになった。 」「金融政策は引き続き景気回復を促すことに重点を置く。」景気は良い方向に向かっているが、現行金融政策継続との考えを示す。(下院での議会証言で) |
債券相場上昇(長期金利低下)
| 7/22 |
バーナンキFRB議長 |
「(住宅価格の下落が終わったとは)決して言いきれない。 」「住宅価格もある程度安定したように見受けられるが、価格には下振れ圧力がかかっている。」(上院での議会証言で) |
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| 7/26 |
バーナンキFRB議長 |
「今年下期(7−12月)の経済成長率は1%のプラス。失業率は10%を超えた後低下し始める。」と発言。(カンザスシテーでのタウンミーティングで) |
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| 7/27 |
ガイトナー財務長官 |
米中戦略経済対話での挨拶で「2013年までに政府の財政赤字を持続可能な水準まで削減する方策に取り組んでいる。」と述べた。 |
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