今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年7月31日(金)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米新規失業保険申請件数は58.4万件となり、市場予想の57.5万件より申請件数が多い、 弱い結果となったが、失業保険継続受給者数が619.7万人と3週続けて減少したことを 受け、95.60円台まで上昇。
  • 米7年債入札の結果を受け、米10年債利回りが急低下したことにより95.80円台まで上昇 したドル円は95円半ばまで急落。
  • NYダウは、ダウ平均は前日比+2.12ドルの9072.84ドルで寄り付いた。 この日も大手企業の4-6月期算結果が予想を上回ったことを受けて、寄り付きから 堅調に推移し、大幅高となり、一時138ドル高の9208.80ドルまで上昇した。 7月28日の年初来高値を更新後も、高値圏で推移した。一方、NASDAQは08年10月3日以来 の2000p台水準を回復した。
  • 米新規失業保険申請件数 →58.4万件(予想57.5万件、前週比2.5万件増)
  • 失業保険継続受給者   →619.7万人(3週続けて減少)

ドル/円 95.14 〜 95.89
ユーロ/円 133.71 〜 134.89
NYダウ +83.74 → 9,154.46ドル
GOLD +10.10 → 937.30ドル
WTI +3.59 →  66.94ドル
米10年国債 −0.049 → 3.615%


本日の注目点

  • 日   6月失業率    
  • 欧   7月ユーロ圏消費者物価指数
  • 欧   6月ユーロ圏失業率
  • 米   第2四半期GDP
  • 米   7月シカゴ購買部協会景気指数                                                           

昨日のNY市場は、アジアや欧州の主要株式相場の上昇や、企業の決算発表が好調であったため、

米景気回復に対する期待が高まり、株、原油相場が上昇しました。

ドル円も米新規失業保険申請者数が予想に反して減少したこともあり、一時95.89円まで

上昇しましたが、予想を上回る米7年債入札結果を受けた債権利回り低下により、95円50

レベルまで反落して終わりました。

ドル円はここ数日間頭を押さえられていた95円30-40のラインをようやく抜けてきました。

テクニカル的には、ドル円の下値切り上がりが継続しており、50日移動平均線が徐々に上向き

方向に転換してきいることから、5月12日からの下降トレンドが上昇基調に転換しつつあります。

本日も引き続き円売りが優勢になることが予想され、週末の終値ベースで95円台後半の水準を

維持すれば、来週にかけて97円台が視野に入ってきます。

また、来週は6月米雇用統計が発表されますが、好結果となった場合には一気に上抜けとなるのでしょうか。
            
2009年4月(PDF)   2009年5月(PDF)   2009年6月(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
7/2 トリシェECB総裁  「ECBの政策金利は現時点では適正」「景気は2010年半ばまでに回復」との見方を改めて強調。(定例理事会後の記者会見で) ユーロドル1.40台から→1.39台半ばまで下落。
7/8 オリビエ・ブランシャール IMFチーフエコノミスト  「世界経済はなおリセッション下にあるが、少しづつ回復に向かっている。これまで講じてきた財政や金融、信用供与政策を引き続き実行する必要がある。」と文書で発表。 -----
7/13 トリシェECB総裁  ドイツミュンヘンでのイベントで「出口への準備は重要だ。時期尚早だとの認識は誤りだ。」と語り「出口戦略」の検討は必要との見方を示す。 -----
7/14 ガイトナー財務長官  サウジアラビアでの演説で「米政府の金融政策とFRBの政策は<強いドル>の支持で一致している。」と述べた。 -----
7/15 ルービニ NY大学教授  NYで開かれたチリの投資家のための会議で「米経済の急降下は止まった。経済は今も縮小しているが、そのペースは穏やかだ。」と述べ米景気後退は終焉を迎え、リセッションを終えるとの見方を示した。 NY株式市場上昇
7/21 バーナンキFRB議長 「景気下降のペースは著しく緩やかになった。 」「金融政策は引き続き景気回復を促すことに重点を置く。」景気は良い方向に向かっているが、現行金融政策継続との考えを示す。(下院での議会証言で) 債券相場上昇(長期金利低下)
7/22 バーナンキFRB議長 「(住宅価格の下落が終わったとは)決して言いきれない。 」「住宅価格もある程度安定したように見受けられるが、価格には下振れ圧力がかかっている。」(上院での議会証言で) -----
7/26 バーナンキFRB議長 「今年下期(7−12月)の経済成長率は1%のプラス。失業率は10%を超えた後低下し始める。」と発言。(カンザスシテーでのタウンミーティングで) -----
7/27 ガイトナー財務長官  米中戦略経済対話での挨拶で「2013年までに政府の財政赤字を持続可能な水準まで削減する方策に取り組んでいる。」と述べた。 -----
7/27 プロッサー フィラデルフィア連銀総裁  ウオールストリートジャーナル紙の取材に対して「おそらくそれ程遠くない将来に金利を引き上げはじめなければならないだろう。」との見方を示した。 -----
7/28 スティーブンス オーストラリア準備銀行(RBA)総裁  「他の多くの国とは対照的に、豪州の現在の景気下降は最後の深刻な下降期の一つではないと判断する公算がある。」(シドニーでの講演で) オージーUSドル0.82台から→0.8315、オージー円78円台半ば→79円28まで豪ドル高進む。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和