今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年8月3日(月)




おはようございます。



8月です。いよいよ夏休み本番です。

今年は例年に比べ気候が今いち安定せず

夏らしさがでまん。しかし、「千円高速」ということもあり

車で、山や海や故郷へと遠出する機会も増えるのではないでしょか。

皆さんもう「千円高速」を試しましたか?

私は2回試しましたが、いずれも千円ではありませんでした。

入口から出口まで同じ高速道なので「千円」だと理解して

いましたが、どうも違うようです。

これからも何度か利用する予定ですので、その仕組みを

勉強しておきたいと思います。

皆さんも利用する前に一度確認することをお勧めします。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 注目の4−6月期GDPはマイナス1.0%と発表。市場予想よりいい数字ではあったものの、 GDPに占める割合の大きい個人消費がマイナス1.2%であったこと、1−3月期が マイナス5.5からマイナス6.4%に下方修正されたことで一気にドル安に。
  • ドル円は95円台半ばから94円台へ下落し、米長期金利の下落もあり94円台半ばでクローズ。
  • ドルは主要通貨に対しても売られ,対ユーロでは1.4280まで下落。
  • NY株式市場はダウ、ナスダックともに小幅続伸。
  • WTI原油価格はGDPの発表を受けて続伸。米経済成長の落ち込みが予想以上に 少ないとの見方から70ドル目前まで大幅に上昇。
  • 米国債は個人消費の低迷からインフレ懸念が後退し、4日連続で続伸、金利は一週間ぶりに 3.4%台まで下落。

ドル/円 94.50 〜 95.88
ユーロ/円 134.57 〜 135.52
NYダウ +17.15 → 9,171.61ドル
GOLD +18.50 →  955.80ドル
WTI +2.51 →  69.45ドル
米10年国債 −0.139 → 3.476%


本日の注目点

          
  • 欧   1−6月期決算発表 → 英HSBC,バークレー  
  • 米   7月ISM製造業景況感指数                                                                 

米第二四半期のGDP発表を受けドル円は大きく値を下げました。

マイナス1.0%と市場予想のマイナス1.5を上回るいい数字でしたが内容が

よくないと受け止められ、ドルは円に対して下落しました。。

米GDPに占める割合が極めて大きい個人消費の伸びが2期ぶりにマイナス

だったことが主因のようです。

今年にはいって米国民の貯蓄率は急速に上昇しており、直近では7%に近い数字が記録されて

います。

個人が労働の対価として受け取ったお金を消費に回さず貯金しているということです。

結局、貯蓄率と個人消費は逆相関の関係ですから、現在の高貯蓄率を観れば個人消費の

低迷は当然の帰結とも言えます。

同時に、1−3月期のGDPが下方修正されたことも響いたようです。



しかし原油価格はまったく逆の反応をしています。

今回のGDPの発表が市場予想を上回ったことで、景気の底入れ期待が高まり

原油は大きく買われています。

一時69.74ドルと約一か月ぶりの高値を記録しています。

その結果株式市場では資源、素材株が値を上げ全体の株価をけん引しました。



今回のGDP発表を受けてオバマ大統領は「経済が正しい方向に進んでいる重要な

サインだ。」との声明を発表。ただ雇用情勢については「大幅な失業増が続きそうだ。」

とのコメントを残しています。

米経済が緩やかではあるが着実な回復を見せる中、雇用問題については

依然として予断を許さない状況だというのが米政府の共通の認識であり、その雇用も

年末にかけて改善していくという見方のようです。

ただ、先週までの米企業決算を見ても予想以上の収益を確保してはいるものの

内容的には「減収増益」で売上高の減少をリストラで補っているとの印象は

ぬぐえません。

今後売り上げが伸びない限り雇用環境の改善は望めない中、もう一段の追加景気激策

に市場の注目が集まってくる可能性があります。



ドル円では下げてはいますが、依然として「三角保ち合い」の中に位置しています。

8時間足では94円30あたりに一目均衡の「雲」」が位置し、目先のサポートに

なっていそうです。

「雲」は下限では93円60銭あたりまで分布しており、下値ではこのゾーンを

下抜けるかどうかに注目しています。
            
2009年4月(PDF)   2009年5月(PDF)   2009年6月(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
7/2 トリシェECB総裁  「ECBの政策金利は現時点では適正」「景気は2010年半ばまでに回復」との見方を改めて強調。(定例理事会後の記者会見で) ユーロドル1.40台から→1.39台半ばまで下落。
7/8 オリビエ・ブランシャール IMFチーフエコノミスト  「世界経済はなおリセッション下にあるが、少しづつ回復に向かっている。これまで講じてきた財政や金融、信用供与政策を引き続き実行する必要がある。」と文書で発表。 -----
7/13 トリシェECB総裁  ドイツミュンヘンでのイベントで「出口への準備は重要だ。時期尚早だとの認識は誤りだ。」と語り「出口戦略」の検討は必要との見方を示す。 -----
7/14 ガイトナー財務長官  サウジアラビアでの演説で「米政府の金融政策とFRBの政策は<強いドル>の支持で一致している。」と述べた。 -----
7/15 ルービニ NY大学教授  NYで開かれたチリの投資家のための会議で「米経済の急降下は止まった。経済は今も縮小しているが、そのペースは穏やかだ。」と述べ米景気後退は終焉を迎え、リセッションを終えるとの見方を示した。 NY株式市場上昇
7/21 バーナンキFRB議長 「景気下降のペースは著しく緩やかになった。 」「金融政策は引き続き景気回復を促すことに重点を置く。」景気は良い方向に向かっているが、現行金融政策継続との考えを示す。(下院での議会証言で) 債券相場上昇(長期金利低下)
7/22 バーナンキFRB議長 「(住宅価格の下落が終わったとは)決して言いきれない。 」「住宅価格もある程度安定したように見受けられるが、価格には下振れ圧力がかかっている。」(上院での議会証言で) -----
7/26 バーナンキFRB議長 「今年下期(7−12月)の経済成長率は1%のプラス。失業率は10%を超えた後低下し始める。」と発言。(カンザスシテーでのタウンミーティングで) -----
7/27 ガイトナー財務長官  米中戦略経済対話での挨拶で「2013年までに政府の財政赤字を持続可能な水準まで削減する方策に取り組んでいる。」と述べた。 -----
7/27 プロッサー フィラデルフィア連銀総裁  ウオールストリートジャーナル紙の取材に対して「おそらくそれ程遠くない将来に金利を引き上げはじめなければならないだろう。」との見方を示した。 -----
7/28 スティーブンス オーストラリア準備銀行(RBA)総裁  「他の多くの国とは対照的に、豪州の現在の景気下降は最後の深刻な下降期の一つではないと判断する公算がある。」(シドニーでの講演で) オージーUSドル0.82台から→0.8315、オージー円78円台半ば→79円28まで豪ドル高進む。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和