今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年5月15日(木)


おはようございます。

原油先物価格が連日史上最高値を更新しています。
米ゴールドマン・サックスは200ドルの可能性があると予測しているようです。
現在の価格から更に60%も上昇することになります。
相場ですから無いとはいえませんが、仮に200ドルまで上昇したとしたら 世の中一体どうなっているのでしょう?
 
ガソリンが1リットル250円!?
それまでに代替エネルギーが間に合えばいいでしょうが、そうでなければ 物流も
海上輸送費も大幅に高騰してかなりのインフレ率に。
インフレはお金の価値が下がることを意味しますから、収入源が限られている
お年寄りが、結局、割を食うことになりますよね。  
ただ、そのときドル/円は80円!?
このところのドルと原油価格の相関度からいえば、ドルが相当売られるはずですから あり得ますね??

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米 4月消費者物価指数 → +0.2%(市場予想を下回る)
  • コア指数 → +0.1%(市場予想を下回る)
  • 消費者物価指数(CPI)が予想されていたほど上昇してはおらず、
      これまでのところ原油価格の高騰も食料品を除けば限定的。
  • 欧州市場でのドル上昇を受けてドル/円は105円台前半で始まったものの、一旦104円台へ。
  • NYダウの上昇につれドルが買われたが大きな動きにはなりませんでした。
    結局、円はユーロに対しても売られ、独歩安でした。

ドル/円104.79  〜 105.38
ユーロ/円162.08  〜 162.88
NYダウ+66.20  → 12,898.38ドル
Gold−3.10   → 866.50ドル
WTI−1.58   → 124.20ドル
米10年国債−0.006  → 3.915%


本日の注目点

  • 欧 1−3月期ユーロ圏GDP
  • 米 4月鉱工業生産
  • 米 フィラデルフィア連銀景況指数
ドル/円が堅調に推移していますが、背景には日米の株式市場の安定、とりわけ 日経平均が
14000円台を固めてきていることがあると観ています。

株が上がることによってリスク許容度が増し、キャリートレードが増え、
ドル買い円売りポジションが積みあがるということでしょうか。
事実、シカゴ先物市場での建て玉を観ても、3月に比べてドルショートポジションは
徐々に減少しています。

東京市場のコアタイムが終わった夕方4時ごろ、ヨーロッパのアーリーバード達
(早起き鳥)が市場に参入してきます。

今週の動きを見る限りこの時間帯での動きがその後の方向性を決めるケースが 目立っています。

昨日も、16時ごろのドル/円は104円90銭近辺でした。
ユーロ/円も162円15〜20、先ずドル/円が105円を抜け、ユーロ/円は
一旦162円を割りましたが、そこから急速に上げて19時には162円65銭を 付けています。
 
明確な方向性がつかめない中、この流れに乗るのも一考かもしれません。
ただし、間違っていた時の修正は常に意識しておかなければなりませんが。
 
さて、今日はどうでしょう?・・・



2008年4月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
5/14 ユンケルルクセンブルク首相
(ユーロ圏議長)
「石油や食料価格の高騰で平均的な所得層の負担が増えている」
EC財務相会合で   (ユーロ圏議長) 物価上昇に警戒感を示した。
---
5/13 イエレンサンフラン
シスコ連銀総裁
現在の政策金利は適正との認識示す。 ---
5/13 バーナンキ
FRB議長
講演で「喜ばしい兆候はみられるものの、正常な状態にはなおほどと遠い。」      ポールソン財務長官とは認識の違いを示す。 ---
5/12 HSBC
(英最大手銀行)
1−3月期決算で58億ドル(約6000億円)のサブプライムローン関連損出を計上。 ---
5/9 A I G 1−3月期決算で78億500万ドル(8千億円)の赤字に。
サブプライムローン関連で152億ドル(約1兆5300億円)の損出を計上。
ドル/円102円後半→102円前半へNYダウ大幅下げに。
5/7 ホーニッグ
カンザスシティ連銀総裁
高インフレの定着で金融引き締めが必要になる可能性に言及。(前日の講演で) 金利引き下げ休止への連想からドル高へ。
5/7 ウォール・ストリート
ジャーナル
ポールソン米財務長官が「金融危機の最悪期を脱したようだ。」と述べたと報道。 ドル上昇へ。
5/3 ウォーレン・バフェット
(米著名投資家)
同氏が率いる投資会社の年次総会で「ドル安は今後も続く」との見解を示した。 ---
5/2 F R B 「欧州中銀(ECB)とスイス国立銀行と協調し、市場への資金供給拡大。
(ECB、スイス中銀へそれぞれ500億ドル、120億ドルと倍増)
---
5/1 イングランド銀行 「米国のサブプライムローン問題による世界の金融機関の損出をマーケットは
過大に見積もっている。」(金融安定化リポートで)
---

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和