今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年8月17日(月)




おはようございます。



不安定な天候が続いている今年の夏もようやく夏らしい天気が

戻ってきました。九州地方は依然として雨の多い日が続いていま

したが、今週はまあまあの天候のようです。

街の街路樹には夏の樹「百日紅」(さるすべり)が

赤、ピンク、白の花を咲かせています。

夏を代表する樹だけあって、その鮮やかさは燦々と降り注ぐ

太陽の下で抜群の存在感を示しています。

この花の終わるころ日本の夏も終わります。

あとひと月ほどすれば虫の音が聞こえてきます。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 8月のミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想(69)10大幅にを下回る 63.2と発表されたことで、個人消費の低迷との連想からドルが売られ、円は主要通貨に 対しても買い戻される展開に。
  • 同指数を受けNYダウは一時160ドルを超す下げに転じ、リスク許容度の 低下から債券は大幅に上昇。
  • 個人消費回復の遅れを示すこのところの経済指標から、原油価格は売られ、 前日比3ドルを超す大幅安に。インフレヘッジとしての商品の魅力が薄れたことも 売りを誘った。
  • その結果、豪ドルなど資源国通貨は軒並み売られ、対円でも急落。
  • 7月消費者信頼感指数 → 変わらず。
  • 7月鉱工業生産 → +0.5%

ドル/円 94.42 〜 94.96
ユーロ/円 134.18 〜 135.75
NYダウ −76.79 → 9,321.40ドル
GOLD −7.80 →  948.70ドル
WTI −3.01 →  67.51ドル
米10年国債 −0.042 → 3.566%


本日の注目点

          
  • 日   第二四半期GDP
  • 欧   ユーロ圏6月貿易収支
  • 米   8月NY連銀製造業景気指数
  • 米   8月NAHB住宅市場指数                                                  

為替は米経済指標の悪化には敏感に反応するようになってきました。

先週末も、ミシガン大学消費者信頼感指数が事前予想では96.0でしたが

63.2の結果にはすぐドル売りで反応し94円42銭まで円高が進みました。

ちょうど1週間前には雇用統計改善で97円後半までドルが買われたばかりでしたが、

1週間で3円50銭ほど結果としてドルが下落しました。

全体として回復基調にある米経済指標ですが、一旦予想を下回る数字が出ると

すかさずドル売りで反応するあたり、市場参加者の先行きの相場を「ドル安」と

見ている人が多いことを現わしています。

とくに今週の相場観をみると「ドル安派」がかなり多いことに気付きます。



雇用情勢の改善を示す指標が示される中、個人消費が依然として伸びず、小売売上も低迷している

個人消費の回復には、雇用の安定が絶対的な条件ということのようです。



今週は住宅関連指標が多く発表されます。

先のケースシラー住宅価格指数は前年比ではマイナス幅を縮小させ、前年同月比では約3年ぶりに

プラスに転じ、この部分でもようやく下げ止まる気配がでてきました。

他の住宅指数でもこの傾向が確認できるのか注目されます。



ドル円は上述のように「ドル安円高」を見込む向きが多いようです。

テクニカルでは97円台後半まで上昇したドル円ですが、再び94円台まで下落し

雇用統計以前の水準にまで売られてきました。この結果、「日足」でみると、

7月13日に記録した91円13銭からのサポートラインを1ヶ月振りにウレイク

しています。

また一目の「雲」も下抜けしておりドルの下落を伺わせています。

このい間のの半値戻しにあたる94円40−50レベルが一つの注目ポイントと

見ています。



中国株が調整傾向を見せる中、NY株式市場も先週末には大きく下落し、週間としては

4週間ぶりに下落となりました。

これが今後の調整への入口に」なるのかも重要なポイントになりそうです。

21日にはバーナンキFRB議長の講演も予定されていますが、「出口戦略」に関する

コメントがあるのかどうかも注目されています。
       
2009年4月(PDF)   2009年5月(PDF)   2009年6月(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
8/2 グリーンスパン前FRB議長  「米経済は大方のエコノミストの予想を上回るペースで成長を再開する公算がある。」GDPの数字に関してインタビューに答えて。 -----
8/5 スティグリッツ コロンビア大学教授  米景気の回復について「総需要不足という根本的な問題は残っており、景気回復は非常に緩慢なものになる。」と予想。FRB議長の再任についても「交代を検討してみるべき」との見方を表明。 -----
8/9 ローラ・タイソン米大統領経済顧問  米景気の回復について「すでに安定化し、上向き始めている可能性がある」クアラルンプールでのインタビューで。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和