今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

「ドル円20日ぶりに154円台にまで下落」

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場
  • ドル円は大幅続落。米求人件数の鈍化を受け米金利が低下。ドル売りが強まりドル円は154円55銭まで売られる。
  • ユーロドルは小動き。1.08台で推移し、ドル安には無反応。ユーロ円は168円前後まで下落。
  • 株式市場では金利が低下したことで3指数が揃って上昇。ただ上昇幅は小幅にとどまりS&P500は8ポイント高。
  • 債券は4日続伸。長期金利は4.32%台まで低下。
  • 金は反落し、原油は5日続落。
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4月雇用動態調査(JOLTS)求人件数 → 805.9万件
4月製造業受注 → 0.7%
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ドル/円 154.55 〜 155.25
ユーロ/ドル 1.0862 〜 1.0887
ユーロ/円 168.00 〜 168.69
NYダウ +140.26 → 38,711.29ドル
GOLD −21.90 → 2,347.40ドル
WTI −0.97 → 73.25ドル
米10年国債 −0.062 → 4.326%

本日の注目イベント

  • 豪 豪1−3月期GDP
  • 中 5月財新サービスPMI
  • 中 5月財新コンポジットPMI
  • 独 独5月サービス業PMI(改定値)
  • 欧 ユーロ圏5月総合PMI(改定値)
  • 欧 ユーロ圏5月サービスPMI(改定値)
  • 欧 ユーロ圏4月卸売物価指数
  • 欧 バイデン大統領、フランス訪問(9日まで)
  • 米 5月ADP雇用者数
  • 米 5月ISM非製造業景況指数
  • 米 5月S&Pグローバルサービス業PMI(改定値)
  • 米 5月S&Pグローバル総合PMI(改定値)
  • 加 カナダ中銀政策金利発表

本日のコメント

ドル円の動きにやや変化が出てきた可能性もあり、注意が必要です。昨日のNYではドル円が続落し、5月16日以来となる154円55銭まで売られました。4月29日に160円台までドル高が進み、政府・日銀による市場介入を誘い出して以来、160円台には一度も届かず反落して来ました。

それもそのはず、米景気の減速を示唆する指標が相次いで出たことで、「年内の利下げ開始は可能」との見方が強まり、米長期金利が急低下。ドル売りを炙り出す形になっています。米長期金利は先週一時4.63%前後まで上昇しましたが、昨日は4.32%台まで低下しています。前日のISM製造業景況指数の下振れに続き、4月のJOLTS(求人件数)がおよそ3年ぶりの低水準だったことが影響しました。4月のJOLTSは「805万9000件」と、市場予想の「835万件」を大きく下回っていました。求人件数の減少は広範囲にわたって見られ、「医療では3年ぶりの低水準。製造業では2020年12月以来の低水準で、政府部門も減少していた。また、宿泊・飲料サービスでも減少し、これはカリフォルニア州での最低賃金引き上げを反映している可能性がある。同分野での雇用の水準は新型コロナウイルスがパンデミックとなって以来の低さだった」(ブルームバーグ)

今回の求人件数の減少は、4月の雇用統計の結果と整合するものとなり、好調だった労働市場にも景気抑制的政策の効果が表れて来た可能性もあります。政策金利の高止まりが続き、経営者は求人に二の足を踏んでいて、今後の経営にはやや戸惑いも感じている姿もイメージできそうです。こうなると今週末の「5月の雇用統計」がますます注目されます。4月に続いて5月も下振れするようだと、市場は「傾向として」労働市場の減速を意識することになり、ポジションの解消を含めドル売りを加速させることも想定されます。加えて、個人消費の伸びの鈍化も意識され始めており、これまで「驚くほど好調な」米景気をけん引してきた「2大要因」が崩れることにもなります。

それでもまだ「ドルの上昇トレンド」が変わったわけではありません。今回の下落で、日足では、昨日もこの欄で触れた「サポートライン」に接近して来たところです。この「サポートライン」は昨年12月28日を起点として描いていますが、ほぼ半年間ローソク足がこの線を下回ったことはありません。それほど強い「サポートライン」であることが理解でき、この間2回ラインブレイクを試みましたが跳ね返されています。今回が「三度目の正直」になるのかどうか極めて重要であり、大きなポイントになります。

日本の長期金利は先週約13年ぶりに1.1%まで上昇し、円が買い戻されやすい状況にはなって来ましたが、思ったほど円買いは進んでいません。ただ、上述のように米金利が低下してきたことを考えれば、円金利の動きも相場にはこれまで以上に影響して来ると思われます。ブルームバーグは関係者への取材で分かったとして、「日銀は早ければ来週開く金融政策決定会合で、長期国債の買い入れの減額について具体的な方針を示すことの是非を含めて、議論される可能性が大きい」と伝えています。国債買い入れ額の減額は金利の上昇を意味し、それほど大幅な上昇はないとしても注意は必要です。また9月の日銀会合では「利上げの可能性がある」ことも市場では織り込みつつあります。

バイデン大統領を始め、米国からの圧力もものともせず、パレスチナ自治区ガザ南部ラファへの攻撃の手を緩めないイスラエルのネタニヤフ首相ですが、バイデン大統領もここに来てようやく「米国の意のままにはならない」ことを意識したのか、ネタニヤフ氏に戦争長期化の意図があるとの見方に理解を示す発言を行っています。バイデン氏は米誌「タイムズ」とのインタビューで、ネタニヤフ氏の政治的思惑が戦争の動機になっているのかどうかを問われ、「人々がそうした結論を導き出すあらゆる根拠がある」と指摘し、「イスラエルとイスラム組織ハマスとの紛争に先立ち、ネタニヤフ氏がイスラエルの憲法改正を推し進めたことで、国内の反発を招いた」ことを挙げていました。

本日のドル円は154円50銭〜156円程度を予想します。

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What's going on?

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
5/30 ウィリアムズ・NY連銀総裁 「経済は時間の経過とともにバランス改善に向かっており、米国外でのディスインフレが世界的なインフレ圧力を弱めている。インフレは今年後半に沈静化を再開すると予想している」、「この1年に経済動向から、金融政策が景気抑制的であり、われわれの目標達成を助けている十分な証拠が得られた」、「今月中旬には金融政策が良い状態にある」、「インフレ率が目標に近づくというもっと強い確信が必要だ」 --------
5/28 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 「利上げを選択肢から完全に排除した人は誰もいないと思う」と発言し、「利上げを実施する確率はかなり低いが、選択肢からは何も排除したくない」と述べその上で、「賃金の伸びは、最終的に2%のインフレ目標と整合的と思われる水準に比べてまだ堅調だ。新たな政策決定を下す前に、需要にどれほどの下押し圧力がかかっているのか見極める時間はある」上げを実施する確率はかなり低いが、選択肢からは何も排除したくない」と述べその上で、「賃金の伸びは、最終的に2%のインフレ目標と整合的と思われる水準に比べてまだ堅調だ。新たな政策決定を下す前に、需要にどれほどの下押し圧力がかかっているのか見極める時間はある」 債券が売られ、金利上昇にドル円は157円20銭まで買われる。
5/27 レーン・ECB理事 景気抑制の適切な度合いと期間を決定するため、引き続きデータに依存し、会合ごとのアプローチに従う」 --------
5/27 ビルロワドガロー・仏中銀総裁 「ECBは6月と7月の会合で利下げをする可能性を排除すべきではない」 --------
5/23 ビルロワドガロー・仏中銀総裁 「インフレ面でわれわれの確信は増した。従って予想外の事態がなければ、次回の政策委員会会合で初回の利下げを実施する可能性は極めて高い」 --------
5/22 FOMC議事録 「参加者は1−3月のインフレデータが期待外れだったと指摘した」、「インフレ率が持続的に2%に向っている兆候が示されない場合は、政策金利をより長期に維持すること、あるいは労働市場が予想外に弱まった場合に景気抑制の度合いを和らげることを議論した」 株と債券が売られ、ドル円は156円85銭まで買われる。
5/21 ボスティック・アトランタ連銀総裁 「米金融当局は10−12月に利下げを開始できる可能性が高い」 --------
5/21 バー・FRB副議長 「われわれは以前考えていたより長い間、現在の金利を据え置く必要がある。そうするのに良好な状況だと考えている」 株と債券が買われ、ドル円は156円台半ばから155円85銭まで下落。
5/21 ウォラー・FRB理事 「私がまだ教授で、このインフレ統計に成績を付けるとすれば、『Cプラス』を与えるだろう。落第から程遠いが優秀とも言えない」、「最新のCPIはインフレが加速していないという良い兆候であり、消費と労働市場に関するデータはインフレを押し下げる圧力を加えるという意味で、金融政策が適切に設定されていることを示唆していると私には見受けられる」、(追加利上げについては)、「おそらく不要だろう」 株と債券が買われ、ドル円は156円台半ばから155円85銭まで下落。
5/16 メスター・クリーブランド連銀総裁 「入ってくる情報は、インフレ鎮静化の確信を得るのに、より長い時間がかかることを示唆している。インフレが持続的に、また時宜を得た形で2%に戻る道筋にあることを確信させる十分な証拠がないまま、金利をあまり早く急激に下げれば、これまでのインフレ鎮静化の進展が台無しになる恐れがある」 株と債券が売られ、ドル円は買われる。
5/16 バーキン・リッチモンド連銀総裁 「適切な方法で持続的に2%に達するには、もう少し時間がかかると思う」、「サービスではまだ多くの動きがあり、少し時間がかかりそうだ。われわれは正しい道のりを進んでいると確信している」 株と債券が売られ、ドル円は買われる。
5/16 ウィリアムズ・NY連銀総裁 「今、金融政策のスタンスを変える理由があることを示す指標は見当たらない。インフレ率が2%目標に近づくという、より強い確信が必要だが、近い将来これが得られるとは思わない」 株と債券が売られ、ドル円は買われる。
5/14 パウエル・FRB議長 「米国は第1四半期、インフレ沈静化のさらなる進展を著しく欠いた。順調な道のりになるとは考えていなかったが、この間のインフレは誰の予想よりも高い水準だった」、「われわれは忍耐強くあるべきで、景気抑制的な政策がその効果を発揮するのを待つ必要があることが分かった」、「インフレ率が時間とともに2%に低下するとの確信を得るまで、より長い時間がかかりそうだ」、「米金融当局の次の動きが利上げになる公算は小さい」、「政策金利を現行水準に維持する可能性の方が高い」 --------
5/13 イエレン・財務長官 「I’m not going to comment on a situation in specific country」(特定な国についてのコメントはするつもりはない)としながらも、「それぞれの国にとって介入は可能だ。よりファンダメンタルな変化を伴わない限り、極めてまれなケースであるべきで、貿易相手国に伝達するのが適切だろう」、「ドル相場を見る上でどの通貨を注視しているか」という質問に対しては、「ユーロと円、人民元だ」 ドル高に作用しドル円は156円26銭まで上昇。
5/13 ジェファーソン・FRB副議長 「インフレを当局目標に下げるという点で進展が鈍化していることから、政策金利を現在のような景気抑制的な領域に維持することが適切だ」、「われわれは、インフレ率が2%目標へと下がることを示すさらなる証拠を探し続けている。そうした証拠が得られるまで、政策金利を景気抑制的な領域にとどめておくことが適切だろう」 ドル高に作用しドル円は156円26銭まで上昇。
5/9 ボウマン・FRB理事 (今年に入りインフレの根強さを示す指標が続いている点を指摘して)、「年内に利下げを開始することが適切になるとは思わない」 --------
5/9 バーキン・リッチモンド連銀総裁 「インフレ率の高止まりと、堅調な労働市場を考慮すると、政策には慎重で忍耐強いアプローチが必要」、「今後を予想するのは難しい。インフレ減速が持続することを期待している」 --------
5/9 グールズビー・シカゴ連銀総 「現時点においては、インフレ面での進展が3%で失速しているという証拠はあまりないというのが私の見解だ」、「金融政策は、比較的抑制的だ。この先多くのデータが得られると分かっている状況で、自ら手を縛るのは理にかなわない」 --------
5/8 コリンズ・ボストン連銀総裁 「最近の経済活動とインフレ率の上振れは、インフレ率が持続的に2%に向っているとの確信が高まるまで、政策を現在の水準に維持しなければならない可能性が高いことを示唆している」、「最近のデータから、従来の想定以上に時間がかかるだろうと考えている」、「インフレ鈍化の道のりが曲折を経ても驚くべきではない」、「現在の状況を踏まえると、進展に時間がかかり、まだら模様が続くことを認識した上で、整然とした忍耐強さが必要だ」 ややドル高に作用。
5/7 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 「間違いなく失速していると断言するにはやや時期尚早だ。現在われわれは良い位置にある。労働市場は依然として強く、ディスインフレが続くのであれば素晴らしいが、そうでない場合は、そのことを受け入れる必要がある」、「インフレが再び下がり始める、あるいは労働市場に著しい軟化がいくらか見られた場合、金利を引き下げるかもしれない。一方で、インフレが3%で定着し、金利を引き上げる必要があると最終的に確信した場合は、必要に応じてそうするだろう」、「インフレは直近四半期に横ばいで推移しており、政策がどれほど実際に抑制的か疑問を提起する」 市場はややドル高で反応。
5/6 バーキン・リッチモンド連銀総裁 「現行の景気抑制的な金利水準が需要を抑制できると、私は楽観している。金利上昇の本格的な影響はこれから表れる」 --------
5/6 ウィリアムズ・NY連銀総裁 データは予測不可能な形で上下する可能性がある」と指摘し、「過去1年半に見られた兆候は概ね良好だったが、政策当局者としては、経済のバランスを回復させるという点で、インフレがわれわれの望む方向に進んでいるという証拠をさらに目にする必要がある。そして、それに基づいてわれわれは決定を下すことになる」 --------
5/1 パウエル・FRB議長 「今年これまでのところ、特に確信を深められるようなデータは得られていない。インフレに関する指標は予想を上回っている。確信を強めるには、従来の想定よりも時間がかかりそうだ」(一方で次の一手については)、「FOMCの次の動きが利上げになる可能性は低い」と指摘し、「利上げに踏み切るには、インフレ率を当局目標の2%に戻す上で政策の引き締めが不十分だという説得力ある証拠を目にする必要がある」 債券が買われ、金利が低下。ドル円は157円台後半からやや下落。
5/1 FOMC声明文 「最近の複数の指標は、経済活動が堅調なペースで拡大を続けていることを示唆している。雇用の伸びは強さを維持しており、失業率は低いままだ。インフレはこの1年で緩和したが、依然として高い水準にある。ここ数カ月、委員会が目指す2%のインフレ目標に向けた一段の進展は見られていない」 --------
4/29 神田・財務省財務官 「介入についてはコメントできない」、「24時間、365日、平時であっても対応できる準備をしている」 --------
4/25 グールズビー・シカゴ連銀総裁 「いつも言っていることだが、単月のデータを重視することはない。だが、3カ月続いているということは、そこに真の状況を示すデータが少なくとも1カ月は含まれているということだ。インフレ率は6、7カ月にわたって非常に大きく改善し2%に近づいたが、その後になってその水準を大きく上回るデータが示された。われわれは政策を再調整し、様子を見る必要がある」 --------
4/25 イエレン・財務長官 「市場が決定する為替レートを持つ大国にとって、介入はめったにない状況に限定されるべきだ」、「介入がまれであることを願う。そのような介入がめったに起きず、過度な変動がある場合に限定され、事前に協議があることが期待される」 --------
4/19 植田・日銀総裁(ワシントンでのG20後の講演で) (円安進行に伴う物価高について)、「無視できない大きさの影響になれば、金融政策の変更も有り得る」 --------
4/18 ボスティック・アトランタ連銀総裁 「インフレ率は高すぎる。2%の目標まで引き下げる必要がある。忍耐強い姿勢で臨むことに違和感はない」 --------
4/18 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 「米金融当局が利下げに踏み切る前にインフレが減速していると確信を強める必要があり、利下げを2024年より後に遅らせる可能性もある」 --------
4/18 ウィリアムズ・NY連銀総裁 「金融政策は良い位置にいる。利上げは自分の基本的なシナリオではない」、「金融当局のインフレ目標を達成する上で経済データが正当化する場合は、利上げもあり得る」、「現行の金融政策を維持すれば、徐々にわれわれの目標に近づいていくだろう。利下げの緊急性は全く感じていない」 債券と株が売られ、金利が上昇したことでドル円は154円68銭までドル高に振れる。
4/17 鈴木・財務大臣 「急激な円安、ウォン安について認識を共有した」、「為替で具体的にどういう対応をするのかについてはコメントを控える」 --------
4/16 ジェファーソン・FRB副議長 「政策金利を現行水準で据え置いたままでインフレは一段と鈍化し、労働市場は需給バランスの改善が続く中で強さを維持するというのが、引き続き私のシナリオだ」、「もちろん先行きはなお非常に不透明であり、インフレが現在私の想定よりも根強いことが今後入手するデータで示唆されれば、現行の景気抑制的な政策スタンスをより長期にわたって維持するのが適切となろう」 --------
4/16 パウエル・FRB議長 「最近のデータがわれわれの確信を深めるものでないことは明らかで、それどころか確信を得るには想定以上の時間がかかる可能性が高いことを示唆している」、「労働市場の強さとこれまでのインフレ面での進展を踏まえると、景気抑制的な金融政策が作用する時間をさらに与え、当局としてデータと変化する見通しを指針とすることが適切となろう」 ドルが買われ、株と債券は売られる。
4/15 ウィリアムズ・NY連銀総裁 「金利をより正常な水準に戻すには、どこかの時点でプロセスを開始する必要があり、私自身の見解では、そのプロセスはおそらく今年開始されるだろう」 --------
4/11 ラガルド・ECB総裁 「4月には幾つかの情報とデータが得られる。何人かの政策委員会メンバーはインフレ低下について既に十分な自信を持っている」、「しかし、6月には(新たな経済見通しなど)さらに多くのデータと情報が得られるだろう」 --------
4/11 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 「インフレ率が横ばいで推移し、実際に低下しない時期が長いほど、われわれはインフレに打ち勝つ確信を得るまで無期限で一時停止する必要があると言わざるを得ないだろう」、「インフレ率が目標の2%へ順調に低下しているとの確認が持てれば、当局者は利下げに踏み切るが、最近のデータからその確信は得られない」 --------
4/11 バーキン・リッチモンド連銀総裁 「われわれはまだ、望んでいる状況に達していない。より長期的な道筋は、われわれが正しい方向に向かっていることを示唆しているが、時間をかけることが賢明だろう」 --------
4/11 コリンズ・ボストン連銀総裁 「全体として、最近のデータは私の見通しを大きく変えるものではないが、時期に関する不確実性と忍耐の必要性を浮き彫りにしている。正当化され得る今年の政策緩和が従来考えられていたよりも少ないことを示唆している」 --------
4/11 ウィリアムズ・NY連銀総裁 「金融当局はインフレと雇用の目標におけるバランス改善に向け、極めて大きな進展を遂げた」、「ごく近い将来に政策を調整する明確 な必要性はない」 --------
4/11 神田・財務省財務官 「行き過ぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せずに適切な対応を取る」、「必ずしも特定の水準を念頭に置いて判断しているわけではない」、「過度な変動は国民経済の悪影響を与える」 --------
4/10 バーキン・リッチモンド連銀総裁 「われわれはかなり前進していると思うが、そこに至るのがいかに容易であるかについては謙虚である必要がある。3月のCPIはインフレ抑制に一定の時間がかかることを示唆している」 --------
4/10 グールズビー・シカゴ連銀総裁 「今年最初の3カ月は間違いなく悪化している。まだ道のりはあるが、昨年よりも物価押し下げと高水準の雇用維持のトレードオフが多くなりそうな地点に至りつつある」 --------
4/10 サマーズ元財務長官 「次の政策金利の動きが下向きではなく、上向きになる可能性を真剣に考えるべきだ。その確率は15−25%のレンジと見ている」 --------
4/9 植田・日銀総裁 「基調的な物価の上昇率はまだ2%を下回っていて、緩和的な金融状態を維持することが大切だ」、「見通し通りに2%に向けて上がっていけば、金融緩和を少し緩める判断も可能だ」 --------
4/9 ポスティック・アトランタ連銀総裁 「リスクは均衡していると私は見ており、米経済が極めて堅調で力強く、強靭なことを考えると、利下げがさらに遠のく可能性も排除できない。しかし、労働市場に大きな痛みが生じることを示唆する別のシグナルが出始めたら、政策スタンスを変更し、おそらく利下げを始めることに私はオープンだ」 --------
4/8 ブラード・前セントルイス連銀総裁 「現状では恐らくFOMCとパウエル議長の発言を額面通り受け止めるべきだ。現時点で彼らの最も有力な予測は引き続き今年3回の利上げだ。それが基本シナリオだ」 --------
4/5 ローガン・ダラス連銀総裁 (インフレ率の上昇や、借り入れコストが以前考えられていたほど景気を抑制していない事実を理由に挙げ)、「こうしたリスクを踏まえると、利下げについて考えるのはあまりに早過ぎる」 --------
4/5 ボウマン・FRB理事 「インフレ率が当局の2%に向かって持続的に低下していることが今後のデータで引き続き示唆されれば、金融政策が過度に抑制的にならないよう政策金利を徐々に引き下げるのがいずれ適切になるだろう」、「しかし、政策金利を引き下げるのに適切な地点にはまだ至っていない。複数のインフレ上振れリスクが引き続き見られる」 --------
4/4 バーキン・リッチモンド連銀総裁 「一段の明瞭さを得るべく利下げまでに時間をかけるのが賢明だ」 --------
4/4 グールズビー・シカゴ連銀総裁 「年初に予想を上回るインフレ指標が示されたものの、物価の伸びが鈍化しているという全体像が変わることはないだろう」 --------
4/4 ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁 「現在の状況はあるべき姿ではない。インフレはなお高すぎる」 --------
4/4 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 「インフレの横ばい推移が続くようであれば、利下げを実施する必要があるのかどうか疑問が生じる」、「特に、経済が堅調を維持する場合はなおさらだ」 NYダウ530ドル下落。ドル円はリスク回避から151円70銭台から151円13銭まで売られる。
4/3 クーグラー・FRB理事 「堅調な供給を背景に需要の伸びが鈍化しているため、失業率がかなり上昇することなく、さらなるディスインフレが実現するというのが私の基本的な予想だ」、「ディスインフレと労働市場の現状が私の予想通り進めば、今年中に政策金利をいくらか引き下げるのが適切だろう」 --------
4/3 ボスティック・アトランタ連銀総裁 「今年末、つまり第4四半期の利下げを開始するのが適切になると思う」、「インフレの軌道が鈍化すれば、多くの人が予想している以上に辛抱強くなる必要があるだろう」 --------
4/3 パウエル・FRB議長 最近のインフレデータは予想を上回ったものの、全体像を有意に変えるものではなかった」、「年内どこかの時点で利下げを開始するのが適切になる可能性が高い」、「経済の強さと、インフレ面でのこれまでの進展を踏まえれば、今後発表されるデータに政策判断を導いてもらう時間はある」 --------
4/2 デーリー・SF連銀総裁 「成長は好調なので、金利を調整する緊急性はない。これは非常に合理的な基本シナリオだと思う」 --------
4/2 メスター・クリーブランド連銀総裁 「利下げを開始する前にインフレが鈍化しているというさらなる証拠を目にしたい。今年は3回の利下げが適切になる可能性が高いが、それより少ない回数が必要になるのかどうかは五分五分だ」 --------
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和