2009年9月1日(火)
おはようございます。
今日から9月です。
8月30日の衆議院選挙は日本の政治史上、特別な日として
今後も歴史に残ることでしょう。
民主党が大勝し、「鳩山総理」が誕生するわけですが、
鳩山代表が選挙運動中よく口にしていた「勝利におごることなく」
国民の目線で政策を実施していくかどうか、選んだ国民も
監視をする義務があります。
投票率が69%を超え、若者も含め政治に関心を寄せる人が
多くなったことは確かな様です。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 上海を含むアジア株の下落からNY株式市場も軟調に推移、 一時100ドルを超えるマイナスに。
- ドル円は東京時間に民主党政権への期待感から92円56銭まで急伸したものの、 NYでは93円台に押し戻され、節目の93円を割り込んだが一気に円買いは進まず。
- 原油価格は大幅に下落。先週末比3ドル近い下げで70ドルの大台を 割り込む。この日は他の商品価格も下げ、とりわけ天然ガス価格の下落が顕著。
- NYダウはエネルギー関連株の下落が足を引っ張り、引けは大きく 戻したものの先週末比マイナス48ドル。
- 原油価格の大幅下落を受けカナダドルが対米ドルで大き売られ、対円でも 84円台と7月下旬以来のレベルに。
- NY連銀のタドリー総裁は「FRBによる国債購入の終了は時期尚早」との 見解を表明。
- 8月ユーロ圏消費者物価指数 → −0.2%(前月比マイナス幅縮小)
| ドル/円 | 92.70 〜 93.32 |
| ユーロ/円 | 132.69 〜 133.65 |
| NYダウ | −47.92 → 9,496.28ドル |
| GOLD | −5.30 → 953.50ドル |
| WTI | −2.78 → 69.96ドル |
| 米10年国債 | −0.046 → 3.403% |
本日の注目点
- 欧 7月ユーロ圏失業率
- 欧 8月独失業率
- 米 8月新車販売台数
- 米 8月ISM製造業景況感指数
- 米 7月仮契約住宅販売指数
ドル円は重要な節目の93円を昨日の東京時間に割り込みました。
これは7月22日以来のことで、再び市場は円高傾向に傾きつつあります。
民主党政権に対する期待感と、上海を中心とする世界的な株価調整局面を
背景に「リスク選好」から「リスク回避」への流れが優勢となったきました。
東京では一時92円56銭まで円高が進み、クロス円でもユーロ円などは132円
割れ目前の水準まで円が全面的に買われています。
ここしばらくは、このような流れが継続すると思われますが、たたドル売り円買いで
攻めている市場参加者は確信があって仕掛けているわけでもなさそうです。
米経済指標の改善傾向は月を追うごとに確かなものになってきました。
このところの住宅関連、製造業景況感、そして今週末発表される雇用にしても
確実に改善されています。
それでも円買いを進める理由は「経済指標の改善にもドルの上値が重い」という
ことです。
自信があって円を買っているのではなく、いわば「逃げ腰」で臨んでいると
思われます。
そう考えると、今後円高傾向が続くとしてもやはりそのスピードは緩慢で、上下を
繰り返しながらの緩やかな円高を予想しています。
目先は7月に記録した91円73を割り込むかどうか、そして90円の大台を
割り込むかどうかが焦点です。
この水準を維持できれば、今後再び92円ー95円のレンジに戻ることも
予想されます。個人的には90円を割り込むのは難しいのではないかと
観ています。オーバーシュートがあったとしても89円台までと予想しますが
どうでしょうか?。
民主党はすでに昨日で締め切られた「概算要求」を白紙に戻すとしています。
国民から圧倒的な支持を受けただけにマニュフェストの完全実行を求められています。
国民の目を意識するあまり、野党自民党との軋轢や、予算成立の遅れなどの
「副作用」も懸念されます。
また、子育て支援や高速道路無料化の財源はいまいち明確ではありません。
政権政党としての実力は未知数なだけに、期待感だけで円買いをすすめるには
リスクが高いと思います。
昨日のNHK、TVアサヒを見る限り、次期政権の財務大臣は藤井裕久氏の可能性が
高いと感じました。
2009年4月(PDF) 2009年5月(PDF) 2009年6月(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||||||||||||||
| 8/2 | グリーンスパン前FRB議長 | 「米経済は大方のエコノミストの予想を上回るペースで成長を再開する公算がある。」GDPの数字に関してインタビューに答えて。 | -----
| 8/5 |
スティグリッツ コロンビア大学教授 |
米景気の回復について「総需要不足という根本的な問題は残っており、景気回復は非常に緩慢なものになる。」と予想。FRB議長の再任についても「交代を検討してみるべき」との見方を表明。 |
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| 8/9 |
ローラ・タイソン米大統領経済顧問 |
米景気について「すでに安定化し、上向き始めている可能性がある」クアラルンプールでのインタビューで。 |
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| 8/20 |
ガイトナー財務長官 |
景気先行指標、フィラデルフィア連銀指数がプラスに転じたことについて「まだ道のりは長いいが、安定化の兆しが見え始めた。回復への最初の一歩だ。」オハイオ州での講演で。 |
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| 8/26 |
ロックハート アトランタ連銀総裁 |
「全体的には米経済は改善しているが、なお脆弱だ。FOMCが政策金利を長期にわたって低水準で据え置くとの方針を示しているが、私もこの方針が必要だと考えている。」テネシー州のスピーチで。 |
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