2009年9月3日(木)
おはようございます。
先日新聞で日本郵船の草刈相談役のコラムを
見つけました。
郵船は貨物船もありますが、豪華客船「飛鳥II」を所有しています。
同船で3ヶ月の世界一周クルーズにでると最低でも450万円。
最高で2500万円くらいするそうです。
船内ではもちろん至れりつくせりですが、長い間船内の生活に
なれると、船を下りた後リハビリが必要だそうです。
あるご夫婦はレストランで食事して、勘定を払わず出ようとして
呼び止められたという笑い話のような本当の話も
あるそうです。
450万円は結構な金額ですが、それでも
予約でいっぱいということは、金額以上の
価値があるということでしょう。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 8月ADP雇用者数が発表されマイナス29.8万人と,減少幅は 縮小していたものの市場のコンセンサスであるマイナス25万人には及ばす。
- 明日の雇用統計でも同様な数字になるのではという連想からドル売り円買いが 進み、円は7月13日以来の72円10銭まで続伸。
- FOMCの議事録では、FRBが「年後半からのプラス成長」には 自信を深めていることが確認されたが、市場へのインパクトはなし。
- このところ軟調な動きが続いているNYダウは9300ドルを 挟む狭い値動きでだったが、引けはマイナス30ドルと4日続落。
- 株が軟調だったことで債券は続伸し長期金利は低下。
- この日は特に金価格の上昇が目立った。安全資産としての 金に資金が流れた模様。前日比22ドル高と、この1ヶ月で最大の上げ幅。
- 円が強含んだことで、クロス円全般は円高傾向に。ユーロ円は 131円近辺まで下落。
| ドル/円 | 92.10 〜 92.65 |
| ユーロ/円 | 131.02 〜 131.84 |
| NYダウ | −29.93 → 9,280.67ドル |
| GOLD | +22.00 → 978.50ドル |
| WTI | 変わらず → 68.05ドル |
| 米10年国債 | −0.061 → 3.308% |
本日の注目点
- 欧 ECB理事会
- 欧 7月ユーロ圏小売売上高
- 米 8月ISM 非製造業景況感指数
- 米 週間失業保険申請件数
円がじわじわと買われています。
スピードは遅いものの、しかし確実に円高が進んでいます。
直接的な要因は米長期金利の低下が挙げられます。
ドル円が96円台だった先月中旬の長期金利は3.7%台後半でしたが、
昨日はドル円が92円台前半で、金利は3.3%です。
日本の長期金利も低下傾向にあるため「日米金利差」としてはそれほど
変化はなく、この点では円を積極的にに買う材料にはなりませんが、
米長期金利とドル円との相関度は非常に高くなっており、債券上昇→
長期金利下落→ドル売り円買い、のパターンは恒常化しています。
米長期金利の低下が直接的要因とすれば、米株価の低迷が間接的要因と言えます。
NYダウは先週半ばあたりから高値警戒感が広がり軟調になってきました。
昨日も30ドルほど下げたことで、これで4日続落となりこの間の下げ幅は
300ドルを超えています。
昨年秋のような「フリーフォール」はないとしても、米投資会社の分析によると
米株式への弱気度は2007年7月以来の高水準となっています。
また、恐怖指数(VIX指数)も高止まりしています。
結局は、米株式の軟調さが引き金となり債券相場を上昇させ、昨日はさらに
金相場を押し上げることになっています。
好調な企業業績に支えられてきた米株式相場は「重大な踊り場」にあるようです。
このような背景から「リスク回避」の動きが強まり、円がまず買われ、そしてドルが主要通貨に
対して買われるいうのが現在の相場環境かと思います。
昨日発表されたFOMC議事録では、このところの経済指標の好転から「年後半からの
プラス成長」には自信を深めているものの、景気回復の強さには懸念が残ると
されています。
住宅市況に明確な改善傾向がみられるものの、雇用に関してはいま一つ改善傾向が
定着しない現状ではドルの反発力は弱いとみられます。
しかし、FRBの見立て通り年後半からのプラス成長を信じるのであれば、ここから
ドルが大きく崩れることも考えにくいかもしれません。
急激な円高はなく、じわじわとそして静かに重要な節目を割り込んできているドル円は
7月の円高値91円73が次の節目です。
ここを抜けるかどうかが最大の焦点ですが、それも明日の「雇用統計」次第です。
明日からロンドンで開かれるG20に出席するガイトナー財務長官は
「G20で出口戦略を議論するのは時期尚早だ。」との言葉を残しワシントンを
飛び立ったようです。
2009年4月(PDF) 2009年5月(PDF) 2009年6月(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||||||||||||||
| 8/2 | グリーンスパン前FRB議長 | 「米経済は大方のエコノミストの予想を上回るペースで成長を再開する公算がある。」GDPの数字に関してインタビューに答えて。 | -----
| 8/5 |
スティグリッツ コロンビア大学教授 |
米景気の回復について「総需要不足という根本的な問題は残っており、景気回復は非常に緩慢なものになる。」と予想。FRB議長の再任についても「交代を検討してみるべき」との見方を表明。 |
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| 8/9 |
ローラ・タイソン米大統領経済顧問 |
米景気について「すでに安定化し、上向き始めている可能性がある」クアラルンプールでのインタビューで。 |
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| 8/20 |
ガイトナー財務長官 |
景気先行指標、フィラデルフィア連銀指数がプラスに転じたことについて「まだ道のりは長いいが、安定化の兆しが見え始めた。回復への最初の一歩だ。」オハイオ州での講演で。 |
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| 8/26 |
ロックハート アトランタ連銀総裁 |
「全体的には米経済は改善しているが、なお脆弱だ。FOMCが政策金利を長期にわたって低水準で据え置くとの方針を示しているが、私もこの方針が必要だと考えている。」テネシー州のスピーチで。 |
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