2009年9月9日(水)
おはようございます。
まもなく「リーマンショック」から1年が経とうとしています。
経済新聞の夕刊では「リーマン破綻から1年、NY再興」と題して
特集しています。
リーマンンの本社があったNYタイムズスクエアのビルには
現在イギリスのバークレーズキャピタルの名前が刻みこまれています。
同ビル前には、一時ほとんど見られなかった黒塗りのリムジンが
列をなしていると伝えています。
同時に、金融機関を退職した60歳の男性が「hire me」
(雇ってください)という看板を胸に掲げ、
2ヶ月近く朝から晩まで立ち続けていると紹介されています。
この1年、「100年に一度」という言葉を何度眼にし、
何度自分でも使ったことか・・・・。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドルは円を含む主要通貨に対して全面安の展開。
- 連休明けのNYではアジア市場でのドル安を受け、円、ユーロ、 豪ドル、ポンドなどが軒並み買われ、「ドル売り」が加速。
- ドルは通貨だけではなく、金、原油など商品相場に対しても売られ、 最近にない、「ドル独歩安」に。
- ユーロドルは対ドルで急伸し、昨年12月以来となる1.45台半ば まで上昇。豪ドルも対ドルでは直近の高値を抜いて上昇。
- NYダウは商品相場の上昇を背景にエネルギー関連セクターが全体を 牽引し三日続伸の56ドル高。
- 3年物債券の入札は好調だったものの、本日も大量の入札を控え 需給懸念から金利はやや上昇。
- オバマ大統領はサミットを前に会見を行い「持続可能な成長」を訴えた。
| ドル/円 | 92.05 〜 92.37 |
| ユーロ/円 | 133.44 〜 133.86 |
| NYダウ | +56.07 → 9,497.34ドル |
| GOLD | +3.10 → 999.80ドル |
| WTI | +3.08 → 71.10ドル |
| 米10年国債 | +0.035 → 3.481% |
本日の注目点
- 豪 7月小売売上高
- 日 7月景気動向指数
- 欧 OPEC総会(ウイーン)
- 欧 8月独消費者物価指数
- 米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
ドル全面安の展開です。
これまでは「リスク選好」が高まると、ドルが売られ、円はさらに売られたため、ドル円では
「ドル高円安」の相場展開になりました。逆に「リスク回避」の動きが加速すると
ドルが買われ、円も買われ「ドル安円高」になる傾向がありました。
しかし、昨日の東京市場から欧州、NYにかけてはこれまでの動きと異なるものでした。
ドルは主要通貨に対して売られ、ドル円は92円割れ目前まで下落。ユーロドルにいたっては
昨年12月以来の1.45台に乗せ、高値1.4535を記録しています。
また豪ドルも対米ドルでは直近の高値を抜いてきました。
その結果円高が進んだものの、クロス円では総じて水準は変わらず、主要通貨はドルに対して
パラレルに強含んだことになります。
この日のドル安は商品相場にも大きな影響を与えています。
先週から急騰した金価格は、1オンス1000ドルの大台を突破し、一時1009ドルまで
上昇。約半年ぶりの高値を付けています。
同様に原油価格も急騰し、再び71ドル台と、一日で約4.5%の上昇を見せました。
サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は「原油市場は良好な状態にある。」とし、
OPEC臨時総会で生産枠を変更しない可能性を示唆しています。
先週末の雇用統計発表でドル円は93円25まで上昇しましたが、わずか一日で
雇用統計前の水準まで売られています。
95円のレベルが相当重く抵抗線になっているものの、92円割れ目前まで下落している
状況を見ると、上下を繰り返しながらも90円を目指しているように見えてきます。
同時に、ユーロ、カナダ、豪ドルなどの上昇を考えると、これまでの「安全資産としての円」
だけではなく「安全資産としてのドル以外の通貨」という構図も浮かび上がってきそうです。
昨日は、NYダウが続伸したためドル円はかろうじて92円台はキープできたものの、
NYダウが下落していたら再び先週記録した91円94銭をトライしていた可能性が
あります。
92円台という非常に不安定な値位置にいるドル円は、米経済指標の改善にも反応が鈍く、
再び下落基調に入ってきた気配もあります。
昨日の92円50からのストップロス同様、91円73銭を割り込むとストップロスが
円高を加速させることも十分考えられます。
今日明日も大量の米国債入札を控えていることから、この二三日が重要な節目に
なってきそうな気がします。
一方で、ユーロ、豪ドルなどが対ドルで上昇傾向を強めていることから、
クロス円がもう一段上昇するような展開になると、ドル円の下落も
限定的となり円高方向へのスピードも緩いものになるかもしれません。
2009年4月(PDF) 2009年5月(PDF) 2009年6月(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||
| 9/3 | トリシェECB総裁 | 「景気が非常に緩やかに回復している。」「今は【出口の】時ではない。 」ECB理事会後の記者会見で。 | -----
| 9/4 |
ウェーバーECB理事(独連銀総裁) |
「これ以上の景気拡大的措置は必要ないと認識している。」政策金利がさらに引き下げらるの可能性があるか、という記者団の質問に答えて。 |
-----
| |
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



