今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]
マーケット・プレディクション(9/14〜9/18)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  89.00 〜 93.00
ユーロ/円 ・・・ 128.00 〜 133.00
ユーロ/ドル・・・ 1.4300 〜 1.4750





先週はドル全面安の展開でした。

ドルは主要通貨に対して軒並み売られ、ユーロは昨年12月以来の高値を記録し、

豪ドル、ポンド、カナダなども軒並み大幅高となりました。

前半で遅れていた円も、先週末には独歩高の展開となり、ドル円では一気に

90円21銭と、90円割れが視野に入ってくる水準までドル安が進みました。

NYの引けにかけてはややもどしたものの、今週の市場参加者の相場予想は総じて

「90円を割り込み87円10銭を目指す」というものです。



しかし冷静に考えて円がさらに大きく買われる可能性はそれほど高くないと考えます。

昨年12月から今年1月にかけて円は87円台を2回記録しています

その後「Wボトム」を形成してドル高方向へと展開しましたが、当時の日米とは

明らかにファンダメンタルが異なっています。

米国の経済指標については、言うまでもなくほとんどの指標が改善傾向を

示しています。

雇用など一部回復が遅れている部分もありますが、全体としてみれば改善傾向は

定着しています。

この点は今年1月の景気の底値が見えない状況とは大きく異なっています。

また日本ではリーマンショックそのものが「対岸の火事」でしたが、それ以降の

影響は米国以と変わらないほど大きなものでした。そして、直近の失業率は

5.7%と最悪の数字になっています。



今回のドル全面安の主因は米国の金利の低下だと指摘されています。

確かに短期金利では既に米国の金利が円の金利を下回り逆転しています。

長期金利も債券相場が好調なことを受けて低下してはいますが、それでも絶対金利差は

2%あり、今後さらに米金利が低下し続けることは考えにくいと思われます。



また投機筋のポジションを知る手がかりとなるシカゴ先物市場における建玉をみると

9月8日現在では円ロング(ドル売り建て)が4万枚を超えており、かなりの高水準にまで

積み上がっています。



このように考えるとこの水準からはドルロングよりもドルショートの方がリスクが

高いと考えます。

90円割れからは少しづつ買い下がりが機能すると観ています。

■ 今週の注目材料 ■



9/14 (月)


    
  • 欧   7月ユーロ圏鉱工業生産    
  • 米   デュークFRB理事、ラッカー リッチモンド連銀総裁   
  • 米   イエレン サンフランシスコ連銀総裁                                              
  • 9/15 (火)


     
  • 豪   RBA議事録
  • 欧   9月独ZEW 景気予測指数    
  • 米   8月小売売上高    
  • 米   8月生産者物価指数     
  • 米   7月企業在庫  
  • 米   9月NY連銀製造業景気指数             
  • 9/16 (水)


        
  • 日   日銀金融政策決定会合(17日まで)    
  • 欧   8月ユーロ圏消費者物価指数  
  • 米   8月消費者物価指数      
  • 米   8月鉱工業生産         
  • 米   NAHB住宅市場指数                        
  • 9/17(木)


     
  • 欧   7月ユーロ圏貿易収支        
  • 米   8月住宅着工件数  
  • 米   フィラデルフィア連銀景気指数                  
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   8月建設許可件数                  
  •  
    9/18(金)


     
  • 日   7月景気動向指数改定値   
  • 欧   8月独生産者物価指数                                 

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和