今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年9月15日(火)




おはようございます。



まだ気が早いようですが、来週からシルバーウィークが

始まります。つい先日GWが終わったばかりでしたが・・・。

日本は先進国の中で最も祝日が多い国です。

しかもその祝日が連休になっています。

外国の友人が「Golden week」のあとに「Silver week」が

くることから、「Bronze weekはいつ来るの?」

と真顔で聞いていました。

高速道路はまた大渋滞になります。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 経済指標の発表もなく、材料に乏しい中ドル円は買い戻され 一時91円14銭までドル高円安に。
  • 先週まで下落していた米長期金利の反発を受け、大きく売られていた ドルが買い戻され90円台後半に。
  • ドルは円以外の通貨に対しては弱含んだことから、クロス円は総じて 円安に。
  • リーマン破綻からから1年が経過したことで、オバマ大統領は ウオール街で演説。「金融規制の強化が必要」と強調。
  • 中国タイヤ問題で中国は米国を世界貿易機関(WTO)へ提訴する方針を発表。 米中関係の悪化は世界経済への悪材料との見方も浮上。
  • 原油、金ともに小幅反落。
  • NYダウは反発し9600ドル台に。S&P500は1年ぶりの高値を記録。

ドル/円 90.62 〜 91.14
ユーロ/円 132.16 〜 133.07
NYダウ +21.39 → 9,626.80ドル
GOLD −5.30 →  1,001.10ドル
WTI ー0.43 →  68.86ドル
米10年国債 +0.076 → 3.425%


本日の注目点

           
  • 豪   RBA議事録
  • 欧   9月独ZEW 景気予測指数    
  • 米   8月小売売上高    
  • 米   8月生産者物価指数     
  • 米   7月企業在庫  
  • 米   9月NY連銀製造業景気指数                                                                            

週明けのNYではドル円が買い戻されています。

昨日のアジア市場で、一旦ドルの下値を試したものの底固かったことや、

米長期金利が上昇したことなどを受けてドルは買い戻された格好です。

ドルは円以外の通貨に対しては売られ、ユーロドルは年初来高値近辺での取引と

なっています。



目先90円割れは回避したドル円ですが、依然としてドルの戻りは限定的との

雰囲気があります。

91円の半ばを超える展開が見えればひとまずドルの底値を確認し、93円程度までの

ドル買い戻しによる上昇も見込めますが、市場のセンチメントはドルの戻り売りが

優勢な状況です。

このところの為替相場は株式市場との相関度が薄れ、金利に左右される展開と

なっています。

米長期金利は4営業日ぶりに上昇しました。

先週は700億ドルの中長期債の入札を順調にこなし、債券に対する需要が

旺盛でしたが、昨日は利食いの売りに押され価格は下落し、金利が上昇しました。



米中関係の雲行きが怪しくなってきました

中国からの輸入タイヤ180億ドル相当に関税35%を上乗せすると発表したオバマ大統領は

保護主義や挑発を意図したものではないとしながらも「当政権は貿易拡大と新たな通商協定の

締結に向け取り組んでいる。」と演説で述べています。(ブルームバーグ)

これに対して中国政府はWTOに提訴することを決めると同時に、米国から輸入している

自動車部品などを減らすことも検討し、今後予定されている米中首脳会談にも

影響がでる可能性があることをほのめかしています。

米中関係の悪化は世界経済にとってもマイナスとの見方から、昨日のNYでは安全資産として

ドルが買われたとの指摘もありました。

中国製タイヤはその価格の安さを武器に米国への輸出が急増しています。

このため米国では既に5000人以上の雇用が失われたという統計もでており、このままでは

さらに雇用の悪化を招くという理由から、オバマ大統領は中国製タイヤに35%の関税をかけるよう

USTRに指示を出しました。

現在では為替に影響を与えるほどの問題になっていませんが、今後注意が必要かもしれません。



今夜は小売売上やNY連銀指数など為替が動きそうな材料があります。

米経済指標の改善が定着するのかどうかと、長期金利の行方を睨みながらの展開となります。

下値のメドは昨日と同様90円20前後、上値は91円50というところです。
                                     
2009年4月(PDF)   2009年5月(PDF)   2009年6月(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
9/3 トリシェECB総裁  「景気が非常に緩やかに回復している。」「今は【出口の】時ではない。 」ECB理事会後の記者会見で。 -----
9/4 ウェーバーECB理事(独連銀総裁)  「これ以上の景気拡大的措置は必要ないと認識している。」政策金利がさらに引き下げらるの可能性があるか、という記者団の質問に答えて。 -----
9/9 フィッシャー ダラス連銀総裁  「FRBは出口戦略については議論をしており、適切な時期には行動する。」「適切な時期とは企業業績が安定してきた時を意味する。」テレビ東京のインタビューに答えて。 -----
9/9 リッカネンECB理事(フィンランド中銀総裁)  「流動性吸収は利上げとは別物。」「ユーロ圏の成長は緩やかで、インフレ圧力はない。」ヘルシンキでの記者会見で。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和