今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年9月16日(水)




おはようございます。



高齢者の万引きが増えているそうです。

警視庁の調べによると未成年者の万引きは減少傾向に

あるのに、高齢者が逆に増えているそうです。

犯行の動機を調べてみると深刻な問題も浮かび上がってきます。

未成年では「ゲーム感覚」という理由が最も多いのに、

高齢者では「生き甲斐がない」「孤独」といった理由が

上位を占めています。

また万引きをした高齢者の92%は無職で、64%は収入がなかった

という調査結果もでています。

「無収入で孤独」という典型的な老人像が浮かび上がってきますが、

政権が代わればこのような人たちが一人でも減るのでしょうか。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • このところの急激なドル安に対する警戒感からドルは 買い戻され、ドル円は91円65銭まで上昇。
  • 米経済指標の改善からドル堅調だったものの、ユーロドルで ユーロが一段高になってことから円も連れ高に。
  • 9月NY連銀製造業景気指数は18.9と前月から大幅に改善、 2年ぶりの水準まで回復。
  • 8月小売売上高も改善し前月比2.7%プラスと3年ぶりの伸びを示す。 自動車買い替え政策の影響もあるが、その部分を除いても1.1%のプラス。
  • 8月生産者物価指数 →1.7%プラス。
  • NYダウ、ナスダックともに続伸し、年初高値を更新。 ベストバイが業績見通しを上方修正したことから小売りが相場を牽引。
  • 金、原油ともに反発。債券相場は生産者物価指数が高い伸びを示した ことから売られ金利は上昇。

ドル/円 90.82 〜 91.65
ユーロ/円 132.88 〜 133.76
NYダウ +56.61 → 9,683.41ドル
GOLD +5.20 →  1,006.30ドル
WTI +2.07 →  70.93ドル
米10年国債 +0.022 → 3.447%


本日の注目点

           
  • 日   日銀金融政策決定会合(17日まで)    
  • 欧   8月ユーロ圏消費者物価指数  
  • 米   8月消費者物価指数      
  • 米   8月鉱工業生産         
  • 米   NAHB住宅市場指数                                                                               

バーナンキFRB議長は演説で「米景気後退は現時点で終わっている可能性が非常に高い」と述べ、

米景気に対する見方を、これまでにない言い回しで表現しました。

これまでは多くの局面で「景気後退のペースは緩やかになった」としていた慎重な言い回しから

リセッションを抜け出た可能性が高いとの言い方に変えました。

先週の地区連銀経済報告(ベージュブック)の内容を受けて、議長自身景気回復への自信を深めた

ものと思われます。

これを裏付けるかのように米経済指標の改善が発表されています。



まずは9月NY連銀製造業景気指数です。

今年3月にはマイナス38まで落ち込んだ同指数でしたが18.9まで回復してきました。

この水準は2年ぶりの水準で2007年夏の「サブプライムローン問題」が表面化した

パリバショック以来の水準です。

製造業を中心に米経済の先行きに対する見通しは「極端な悲観論」から「若干の楽観論」に

変わろうとしています。



また、8月の小売売上も季節調整済みで前月比2.7%の増加と、過去3年間で最大の

伸びを示しました。

しかも、大きく影響を与えたと思われる自動車を除いても1.1%の増加でした。

この数字は個人消費に跳ね返ってくることから早晩同指標も改善されることに

なると思われます。



しかしながら、問題は為替市場でドルに対する信認が戻って来ないということです。

このところの急激なドル安から昨日あたりはドルを買い戻す流れが優性でしたが、

上値はドル円で91円65銭に留まっています。

これまでは株価が上昇すると「リスク選好」から低金利であるドルと円が売られ

高金利通貨が買われる構図でしたが、9月に入ってからは「リスク選好」が高まっても

ドルは売られるものの円は買われて「ドル全面安」の様相に変わってきました。

昨日もNY株式市場は全般的に堅調で「リスク選好」が働き、ドルが売られましたが

円も買われる展開でした。

昨日はユーロがドルに対して上昇したことに伴う連れ高ではありましたが、為替相場の

株離れが見られます。



昨日の91円半ばからのドル下落で、ドルの上値は限定的と観る向きの

ドル売りも予想されます。

目先は90円の50、そして90円10−20がキープできるかがポイントに

なろうかと思います。
                                     
2009年4月(PDF)   2009年5月(PDF)   2009年6月(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
9/3 トリシェECB総裁  「景気が非常に緩やかに回復している。」「今は【出口の】時ではない。 」ECB理事会後の記者会見で。 -----
9/4 ウェーバーECB理事(独連銀総裁)  「これ以上の景気拡大的措置は必要ないと認識している。」政策金利がさらに引き下げらるの可能性があるか、という記者団の質問に答えて。 -----
9/9 フィッシャー ダラス連銀総裁  「FRBは出口戦略については議論をしており、適切な時期には行動する。」「適切な時期とは企業業績が安定してきた時を意味する。」テレビ東京のインタビューに答えて。 -----
9/9 リッカネンECB理事(フィンランド中銀総裁)  「流動性吸収は利上げとは別物。」「ユーロ圏の成長は緩やかで、インフレ圧力はない。」ヘルシンキでの記者会見で。 -----
9/15 バーナンキFRB議長 「米景気後退は現時点で終わっている可能性が非常に高い」講演で景気後退の収束に言及。  株式市場は好感しNYダウは続伸。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和