今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年10月6日(火)




おはようございます。



2016年の夏季オリンピックはリオデジャネイロに決まりました。

東京、シカゴは見事落選。シカゴにいたっては第1回目の投票で

最下位と散々でした。

落選後の石原都知事のコメントは「目に見えない力学が働いている」と

いう名言を吐いていました。

「目に見えない力学」とはお金のことでしょう。

「政治的な力」も言ってみればお金に繋がっているようです。

IOCは民間のスポーツ団体ですから、結局、どこがお金を一番

だしたか、あるいはどこでやるのがIOCにとって最もメリットが

あるか、ということにつきます。

純粋なスポーツに夢がないと言われそうですが、

サマランチ会長の時から何度も指摘されてきたことです。

純粋にスポーツを楽しむということと、オリンピックを誘致する

ことは、かなり次元の違う話のようです。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 為替は全般的に小動き、円も値幅が50銭程度と89円台での 取引に終始。G7の共同声明でもドル安に対する懸念表明がなかったことも ドルが小幅下落した要因との声も。
  • 9月ISM非製造業景況感指数は50.9と、1年ぶりに「50」を 上回った。これで製造業指数とともに「50」超え。
  • NYダウが大幅反発。米経済指標の好転と、ゴールドマンが大手銀行の 投資判断を引き上げたことで、金融セクターが株高を牽引。
  • 株価が上昇したことでリスク選好が高まり、高金利通貨が上昇。
  • また、金価格も先月16日の高値に迫る大幅高に。
  • 債券相場はこの日の入札が好調だったものの、金利水準は変わらず。

ドル/円 88.41 〜 89.94
ユーロ/円 130.86 〜 131.45
NYダウ +112.08 → 9,599.75ドル
GOLD +13.50 →  1、017.80ドル
WTI+0.46 →  70.41ドル
米10年国債 変わらず → 3.219%


本日の注目点

           
  • 豪   8月貿易収支       
  • 豪   RBAキャッシュターゲット  
  • 欧 IMF年次総会                                                            

為替は先週末の大相場に比べ小動きでした。

NYダウが112ドル高と久しぶりの大幅高に終わったことが好感されました。

前半はもみ合いだった株式市場も経済指標改善の発表と、ゴールドマンサックスの

大手金融株の投資判断引き上げから引けにかけて急騰しました。

10月に入り、米企業決算への期待が高まるなか、明日7日にはダウ構成銘柄の

先陣を切ってアルコアが7−9月期(第3四半期)の決算を発表します。

アナリストの間では企業収益は「全般的に増益」になるとの予想が多いようです。



株価の大幅高を受けてリスク資産へ資金が流れこみ、豪ドル、南アフリカランドなどの

高金利通貨がドルに対して上昇しました。

そして、やはり金価格も大幅に上昇し再び最高値更新への期待も膨らんできました。

一方、円の値動きは限定的で、ドルが全般的に売られる中やはり上値は重く90円に近づく

と売られる展開は東京市場と同じような動きでした。

先週末のG7では「過度の為替変動は経済に悪影響」との文言が盛り込まれましたが、

現在のドル安に関する言及がなかったことが、ドル売りを誘引したとの指摘もありました。

今後市場で「ドル安は容認された」との認識が高まるともう一段のドル下落も意識せざるえない

可能性もあります。



昨日のNYではユーロ、豪ドルなどがドルに対して上昇しています。

ユーロドルは先週のトリシェ総裁発言で急落して以来、再び上昇傾向を強めてきています。

対ドルで1.4680あたりを抜ければ大きく上昇する可能性があります。

仮にユーロドルが上昇に転じればその影響で、円の上昇へのきっかけになることも

考えられることからユーロドルの動きにも注目したいところです。



先週まで米経済指標の悪化が続きましたが、ようやく改善傾向を示す指標が

出てきました。9月のISM非製造業景況感指数は前月比2,5ポイント改善し

50.9と発表されました。

市場予想を上回り、好不況の分かれ目とされる「50」を約1年ぶりに超えました。

これで製造業景況指数とともに揃って「50」を超えたことになります。

ただ、内容的には依然として「雇用」が44.3と「50」割れが続いています。

先週末の雇用統計で非農業部門雇用者数の減少幅が再び拡大したことにも

見られるように、米景気回復の最後の「重荷」になるのは雇用ということになり、

この部門での回復がドル反転への重要な目安になりそうです。
                A
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
10/1 内海元財務官  「円が特段強くなる理由はない。」としたうえで、数カ月後に1ドル100円に近づ可能性もある。との見方を示した。(ブルームバーグとのインタビユーで) 東京時間で89円75から89円程度までドル高に。
10/1 ラッカー リッチモンド連銀総裁  「米景気回復が確実に定着したならば、たとえ失業率が10%近辺で推移していたとしても、利上げを実施する必要がある。」ブルームバーグとのインタビューで。 -----
10/1 トリシェ ECB総裁  「過度の為替相場変動は景気に悪影響を及ぼしかねない。」G7を前に。 ユーロドル1.46台→1.4半ばに

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和