今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年10月8日(木)




おはようございます。



台風18号は今朝東海地方に上陸したようです。。

今回の台風は大型で「伊勢湾台風並み」の勢力のようですから

まだ安心するわけに行きません。

夜中には雨音で目を覚ましましたが、6時過ぎに家をでるときには

雨はやみ、朝日が顔をののぞかせせていました。

電車は10分ほど遅れていましたが、無難な通勤でした。

これから列島を縦断しそうです。

東北、北海道地方の皆さん気をつけてください。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 東京が引けた後の海外市場では、円を含む主要通貨は活発な動きを 見せ、円は欧州で一時88円01銭を記録。
  • 藤井財務相の発言が、介入に対して消極的だと受け止められ 円は先週の88円23割り込み88円割れ目前まで円高に。
  • その後ドルはオプション取引に絡むドル買いなどから急速に買い戻され、 89円半ばまで円安に。
  • 引けは88円半ば、と全体的にドル安が進む中やや警戒感も台頭。
  • 7−9月期の決算発表の先陣を切って、アルミ大手アルコアが決算を発表。 減益ながら内容は好感された模様。
  • NY株式市場はまちまち。ダウは小幅反落し、ナスダックは上昇。
  • 金価格が最高値を更新。引けも1044ドル台に。 通貨不安から先高期待へ買いが優勢。
  • 債券相場は10年債入札が好調だったことから上昇し、金利は小幅低下。

ドル/円 88.45 〜 89.45
ユーロ/円 129.58 〜 131.10
NYダウ −5.67 → 9,725.58ドル
GOLD +4.70 →  1、044.40ドル
WTI−1.31 →  69.57ドル
米10年国債 −0.071 → 3.186%


本日の注目点

           
  • 日   8月貿易収支 
  • 日   9月景気ウオチャー調査  
  • 豪   9月失業率  
  • 欧   8月独鉱工業生産           
  • 欧   ECB政策金利     
  • 英   BOE政策金利                     
  • 米   週間失業保険申請件数 
  • 米   8月卸売売上高                                                                 

欧州市場で円高が進み、一時88円01銭まで円が買われました。

昨日の夕刻、藤井財務相が記者会見で、「現行の円高はドル安から来ている。

米国が低金利を続けていることが引き金になっている。」と発言。

これがメディアで配信され、「介入に消極的」と受け取られ、市場はドル売りを仕掛けた

ようです。

これで3〜4回ほど同財務相の発言が為替市場で材料視され、実際に円は大きく動いた

わけですが、発言内容を見ると、やはりこれまでの自民党政権下での財務大臣諸氏と同様、

自分の言葉ではなく、「官僚からの受け売り」と思われるような印象があります。

いずれにして「不用意な発言を慎んでください」、というのが市場参加者の声です。



それにしてもドル円の上値は重いようです。

このところの相場展開は朝方ドル買いが入り、仲値決め近辺までは上昇しますが、

その後はドルのじり安が続き、海外市場に向けてさらに加速するというパターンです。

昨日のドル安の流れを観る限り、「NYでの87円台突入は確実」と感じた人は多かったのでは

ないでしょうか。

ドルはNYが始まる前には一気に、89円45銭まで買い戻されています。

87円台目前という水準だけに、ドルショートポジションも解消されドルの底値を探る動きも

散見されているようです。

昨日のドルの急速な戻しが、ドル大底の「前兆」と考えたい気もしますが、市場の流れは

まだ「ドルの戻り売り」が主流だと言わざるを得ません。



今後の為替相場を読む上で重要な米企業の7−9月期決算が始まりました。

先陣を切ってNY株式市場引け後に決算発表したアルコア株は、その後時間外取引で

上昇しています。

S&P500種全体では24%の減収減益との予想がありますが、金融株については

「増益」との見方があります。

来週14日のJPモルガンを皮切りに決算発表が行われますが、為替にも影響を

与えます。

とりわけ、シティーグループとバンカメの決算には注目です。

両金融機関が大幅な増益となればドルが上昇する可能性があるからです。
                A
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
10/1 内海元財務官  「円が特段強くなる理由はない。」としたうえで、数カ月後に1ドル100円に近づ可能性もある。との見方を示した。(ブルームバーグとのインタビユーで) 東京時間で89円75から89円程度までドル高に。
10/1 ラッカー リッチモンド連銀総裁  「米景気回復が確実に定着したならば、たとえ失業率が10%近辺で推移していたとしても、利上げを実施する必要がある。」ブルームバーグとのインタビューで。 -----
10/1 トリシェ ECB総裁  「過度の為替相場変動は景気に悪影響を及ぼしかねない。」G7を前に。 ユーロドル1.46台→1.4半ばに
10/6 スティーブンス・RBA総裁  「金融政策よる刺激策を徐々に終わらせる時期に来た。」1年半ぶりに利上げに踏み切った後の記者会見で。。 豪ドルは対米ドルで0.8800→0.89、対円で78円→79円に。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和