今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年10月12日(月)




おはようございます。



先週末経済紙の夕刊に「3G投資の行方」と題した記事を見つけました。

今3Gに資金が流れ込んでいるという記事です。

金(Gold)・・・確かに急騰しています。先週には1055ドルを記録し、

只今、史上最高値を更新中。

二つ目は国債(Goverment bond),こちらも需給懸念のある割るには

しっかり。

そして三つ目は国際的な株(Global)、キャタピラーなど新興国に

積極的に進出している会社の株が堅調です。

今日は三連休の最後の日、殿方は4つ目のG、

ゴルフ(Golf)に夢中では・・・・。

絶好のG日和です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • アジア、欧州でのドル買い戻しの流れを受け、朝方の取引が 円の最高値で、以後円は大幅に売られ90円目前まで下落。
  • 先日オーストラリアが利上げに踏み切り、バーナンキFRB議長が 講演で、利上げへの「条件」に振れるなどしたことで、ドル円は大幅に 上昇。ただドルはその他主要通貨に対しては大幅に下落することはなく、 円は全面安に。豪ドル円は2ヶ月ぶりに81円台まで上昇。
  • NYダウは続伸し、1年ぶりの高値を記録。アナリストがハイテク株や ヘルスケア株の投資判断を引き上げたことから買いを集めた。
  • 一方、債券相場は株高から売られ、金利は大幅に上昇。 ドル高を加速させた格好に。
  • 史上最高値を更新中の金価格は利食いに押され反落。
  • 8月貿易収支は307億ドルの赤字」(3.6%減)と 事前予想より改善。

ドル/円 88.72 〜 89.90
ユーロ/円 130.98 〜 132.32
NYダウ +78.07 → 9、864.94ドル
GOLD −7.70 →  1、048.60ドル
WTI+0.08 →  71.77ドル
米10年国債 +0.132 → 3.380%


本日の注目点

               
  • 米   休場(コロンバスデイ)                                                               

ドル円が大きく値を戻しました。

8日の夕刻、欧州市場で88円01銭を記録してから約2円、円安が進み、

これは90円を割り込んでからは「最大の値幅」でドルが戻したことになります。

これでドル高への転換と観ることはできませんが、88円割れの可能性が後退した

と思われます。

「ドルの戻り売り」に慣れている市場参加者が多いことから、90円台に入ると

ある程度のドル売りが出てくるでしょう。また、実需のドル売りも控えている

ものと思われます。

ポイントは、まずしっかりと90円台に乗せるかどうかです。

それには、2ヶ月ぶりに81円台まで上昇した豪ドル円などのクロス円がどこまで

買われるのかもポイントとなりそうです。

また、シカゴ先物市場の「円買いドル売りポジション」も高水準に位置していることから

どこで巻き戻しの動きに出てくるかも注目されます。



週末のドル買い戻しの伏線はやはり、オーストラリアの利上げだったと思います。

市場の予想を上回るスピードで利上げに踏み切ったことで、FRBの「出口戦略」がにわかに

脚光を浴びた形になりました。

FRBが実際に利上げを決断するにはまだ環境が整っていないことは衆目の一致する

ところでしょう。

しかし今月に入ってFRB関係者の「利上げ」に関する発言が急増していることには

注意が必要です。

先週、カンザスシティー連銀のホーニング総裁は「FRBは早期に利上げを開始すべきで

こうした利上げは景気回復を損なわないだろう。」と述べています。

また、フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁も「1970年代の<グレートインフレション>を繰り返さないよう

FRBは勇気を持って利上げすべき」との発言を行っています。

このように、FRB内部では相当の議論がされていることが伺えます。

その意味で。今週は14日に公表されるFOMCの議事録が重要になります。

出口戦略」に関する突っ込んだ意見が交わされたかどうか、今回の議事録は

これまでになく注目されるはずです。。
                A
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
10/1 内海元財務官  「円が特段強くなる理由はない。」としたうえで、数カ月後に1ドル100円に近づ可能性もある。との見方を示した。(ブルームバーグとのインタビユーで) 東京時間で89円75から89円程度までドル高に。
10/1 ラッカー リッチモンド連銀総裁  「米景気回復が確実に定着したならば、たとえ失業率が10%近辺で推移していたとしても、利上げを実施する必要がある。」ブルームバーグとのインタビューで。 -----
10/1 トリシェ ECB総裁  「過度の為替相場変動は景気に悪影響を及ぼしかねない。」G7を前に。 ユーロドル1.46台→1.4半ばに
10/6 スティーブンス・RBA総裁  「金融政策よる刺激策を徐々に終わらせる時期に来た。」1年半ぶりに利上げに踏み切った後の記者会見で。。 豪ドルは対米ドルで0.8800→0.89、対円で78円→79円に。
10/8 バーナンキ・FRB議長  「経済見通しが十分改善すれば、引き締めの用意がある。」FRB主催の会議で講演。。 主要通貨に対してドルが若干上昇。
10/8 トリシェ ECB総裁  「市場は穏やかに正常化に向かっている。」出口戦略については「経済環境が好転したら実施する。」政策金利据え置きを決定後の会見で。
10/8 ルービニ・NY大学教授  最近の金価格の上昇について「金価格が一時的に大幅に上昇するするはずはない。短期的にはレンジ取引になる。」と述べ、デフレ状況にある中、金が上昇する理由はないとの見方を示した。(ブルームバーグとのインタビューで。) -----
10/9 コーン・FRB副議長  「インフレだけでなく、政策金利の道筋に関する効果的な伝達は、ゼロ金利制約にある時は特に重要かもしれない。」ワシントンでの金融政策会合で。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和