今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年10月15日(木)




おはようございます。



先日、日本はデフレだと書きましたが、秋の旅行シーズン

たけなわの今、まさにデフレを体現できます。

「秋の北海道満喫29800円」「信州1泊2日で9800円」など

バス旅行が驚くほどの値段で売り出されています。

往復のバス代に3食付いて、しかも、お土産付きです。

申込の7割以上が女性だそうです。

10年ほど前に北海道を旅行したことがありますが、

確か3泊4日で10万円くらいだったと記憶しています。

皆さん利用しない手はありません。

デフレを体現しましょう。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米9月小売売上高が発表され、結果は−1.5%。前月の+2.2%を下回ったものの
    市場予想の−2.1%よりも強い結果となり、ドルが円に対し、89円90まで上昇。

  • JPモルガン・チェースの決算が前年同期の7倍近い35億8800万ドル
    (約3200億円)となった。

  • 企業業績が市場の期待以上に堅調なことや、9月の米小売売上高が予想を
    上回ったことを背景にダウが終値ベースで2008年10月依頼1年ぶりに
    1万ドル台に乗せた。

  • NY金は反落。史上最高値を更新した反動により、利益確定の売りが優勢となった。

  • NY原油は続伸。年初来の高値を更新し、2008年10月以来、ほぼ1年ぶりの
    高値圏となった。

 
ドル/円 88.97 〜 89.90
ユーロ/円 132.69 〜 133.73
NYダウ +144.80 →10、015.86ドル
GOLD −0.30 →  1、064.70ドル
WTI+1.03 →  75.18ドル
米10年国債 +0.083 → 3.423%


本日の注目点

               
  • 日   8月鉱工業生産・確報値       
  • 欧   ECB月例報告  
  • 欧   9月消費者物価指数・確報                      
  • 米   9月消費者物価指数                      
  • 米   週間失業保険申請件数   
  • 米   10月NY連銀製造業景気指数
  • 米   10月フィラデルフィア連銀景況指数 
  • 米   7−9月期決算発表 → ゴールドマン・サックス、シティーグループ、IBM、グーグル                                                                                

昨日の昼前、財務副大臣の「為替介入はすべきでない。」との発言からドル売り

円買いが強まり、89円半ばを割り込みました。

その後、欧州系から大口のユーロ円の売りが出たことで、円はストップロスの

ドル売りを巻き込み88円台まで続伸。

欧州市場が参入すると、円はこの日の高値88円84銭まで円高が進みました。



ところが・・・・・。

ここ数ヶ月のドル急落時には良く観られる現象ですが、その後の反発は予想を

超える値幅になります。

昨日も88円84からNYでは89円後半まで約1円戻しています。

恐らく、市場の相場観が錯綜していることと、ドル売り進めている筋も

確信はなく「恐る恐る」ドル売りを仕掛けてういるということが背景にあるものと

考えられます。

先週88円01銭を記録した歳にも、その直後からドル買いが強まり90円45まで

反発する場面もありました。

ドル売りをポジショに大きく傾けると痛手を受けるリスクも考える必要もありそうです。



NYダウが約1年ぶりに1万ドルの大台を回復しました。

前日市場引け後に決算発表を行ったインテルが好感されたことと、

この日はJPモルガンチェースが好決算を発表し、いずれも市場予想を上回るもの

でした。また、経済指標では9月の小売売上げの減少幅が事前予想より縮小していたこと。

しかも変動幅が大きい自動車関連を除くと前月比プラスに転じ、個人消費に

やや明るさも出てきました。

これらが朝方から買い物を集め株価を大きく押し上げました。



一方、債券相場は大きく下落し長期金利が大幅に上昇しました。

前日に0.083%上昇し、3.4%台に乗せています。

このところ米債券に対する需要は強く、長期金利は下落傾向を強めており、

これが「ドル下落の最大の理由」と受け止められています。

しかし、3.42%を底値に下げ渋っており下落傾向にやや変化も出てきています。

このあたりがドル反転のきっかけになってくることも考えられることから

今後も注目しておきたいところです。



円が引っ張る形でドル安が進んできた為替市場ですが、今週に入ってからは

ユーロ、豪ドル、カナダ、クローネなどが対ドルで急伸しています。

ユーロは1.49台半ば、豪ドルも0.91後半と、いずれも今年の最高値をつけています。

円が87円に向かい最高値をつけるかどうかは、これら資源国通貨などが

どこまで高値を更新するのか、ということに大きく関連してきます。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
10/1 内海元財務官  「円が特段強くなる理由はない。」としたうえで、数カ月後に1ドル100円に近づ可能性もある。との見方を示した。(ブルームバーグとのインタビユーで) 東京時間で89円75から89円程度までドル高に。
10/1 ラッカー リッチモンド連銀総裁  「米景気回復が確実に定着したならば、たとえ失業率が10%近辺で推移していたとしても、利上げを実施する必要がある。」ブルームバーグとのインタビューで。 -----
10/1 トリシェ ECB総裁  「過度の為替相場変動は景気に悪影響を及ぼしかねない。」G7を前に。 ユーロドル1.46台→1.4半ばに
10/6 スティーブンス・RBA総裁  「金融政策よる刺激策を徐々に終わらせる時期に来た。」1年半ぶりに利上げに踏み切った後の記者会見で。。 豪ドルは対米ドルで0.8800→0.89、対円で78円→79円に。
10/8 バーナンキ・FRB議長  「経済見通しが十分改善すれば、引き締めの用意がある。」FRB主催の会議で講演。。 主要通貨に対してドルが若干上昇。
10/8 トリシェ ECB総裁  「市場は穏やかに正常化に向かっている。」出口戦略については「経済環境が好転したら実施する。」政策金利据え置きを決定後の会見で。 -----
10/8 ルービニ・NY大学教授  最近の金価格の上昇について「金価格が一時的に大幅に上昇するするはずはない。短期的にはレンジ取引になる。」と述べ、デフレ状況にある中、金が上昇する理由はないとの見方を示した。(ブルームバーグとのインタビューで。) -----
10/9 コーン・FRB副議長  「インフレだけでなく、政策金利の道筋に関する効果的な伝達は、ゼロ金利制約にある時は特に重要かもしれない。」ワシントンでの金融政策会合で。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和