2009年10月16日(金)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は直近高値の90.47円を上抜けたことでドル買いが加速し、
クロス円もこれに伴い、
総じて円が売られる展開となった。 - NYダウは、昨日の高値10027.73ドルを抜けて、10039.59ドル まで年初来高値を更新した。
- 10月10日週の米新規失業保険申請件数は51.4万件となり、市場予想の52.0万件よりも
強い結果となった。また、10月3日週までの継続受給者数は 599.2万人となり、
前週の606.7万人(修正値)から減少した。 - 米10月NY連銀製造業景況指数は34.57となり、市場予想の17.25よりも強い結果となった。
- 米9月消費者物価指数(CPI)は結果前月比+0.2%となり、市場予想通りの結果となった。
| ドル/円 | 90.14 〜 90.78 |
| ユーロ/円 | 133.96 〜 135.39 |
| NYダウ | +47.08 → 10、062.94ドル |
| GOLD | −14.10 → 1、050.60ドル |
| WTI | +2.40 → 77.58ドル |
| 米10年国債 | +0.043 → 3.457% |
本日の注目点
- 欧 8月貿易収支
- 加 8月消費者物価指数
- 米 9月鉱工業生産
- 米 10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
昨日この欄でドル円の反発の可能性について触れましたが、その条件として
90円半ばの突破を挙げました。
ドル円は昨日のNYで90円79銭まで反発。条件クリアといったところです。
前日のJPモルガンに続いて米大手金融機関ゴールドマンも好決算を発表しました。
同時に注目されていた、もう一つの大手、シティーグループは税金の還付
11億ドル(約990億円)が計上されそれを除くと実質には「赤字」でしたが、
3四半期黒字決算を確保しています。
これまで米大手3行の決算発表が行われましたが、収益的には株高などを背景に
トレーディング部門の好調さが牽引した形になっており、ローン事業など銀行の
本業部門は依然として低調だったことが確認されています。
いわゆる「勝ち組」と言われる2行の決算が終わったことで、今後は米株式市場に
与える影響にも注意が必要かもしれません。
その米株式市場は続伸です。
NYダウは47ドル上げ、1万ドルの大台固めを進めています。
この日発表された米経済指標も強弱ありましたがドル高にプラスに働いたようです。
NY連銀製造業指数は予想を大幅に上回り、週間失業保険申請件数も減少しています。
一方、フィラデルフィア連銀指数は事前予想を下回り、地域によっては景気回復への
足取りが進んでいないことも確認された格好です。
株式市場の堅調さから「リスク選考」が強まり、ユーロ、豪ドル、カナダなど資源国通過、
高金利通貨は前日同様上昇していますが、円についてはドルと同様「低金利通貨」と
看做されたのか買われることはなく、むしろ上述クロス円の大幅な上昇によって
弱含む流れとなっています。
さて重要な節目である90円半ばを上抜けしたドル円ですが、テクニカル的には
92円〜93円まで上昇する可能性はあると思います。ただ,今週に入ってからの
急激なクロス円の上昇で円売りポジションも積みあがっていることから、利食いの
売りから円が買い戻されることも考えられます。
円独自の動きではなく、クロス円からの「流れ弾」に気をつけたいところです。
今日は週末です。90円台をキープして越週できるかどうか、また高騰を強めている
ユーロドルが1.5台の大台に乗せるかどうかも注目されます。
市場では「ドル離れが鮮明」との見方が台頭してきています、ユーロドルが1.5台に
乗せるようだとドル円の上値も限定的と見なければなりません。
What's going on? 2009年4月〜(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 10/1 | 内海元財務官 | 「円が特段強くなる理由はない。」としたうえで、数カ月後に1ドル100円に近づ可能性もある。との見方を示した。(ブルームバーグとのインタビユーで) | 東京時間で89円75から89円程度までドル高に。
| 10/1 |
ラッカー リッチモンド連銀総裁 |
「米景気回復が確実に定着したならば、たとえ失業率が10%近辺で推移していたとしても、利上げを実施する必要がある。」ブルームバーグとのインタビューで。
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| 10/1 |
トリシェ ECB総裁 |
「過度の為替相場変動は景気に悪影響を及ぼしかねない。」G7を前に。
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ユーロドル1.46台→1.4半ばに
| 10/6 |
スティーブンス・RBA総裁 |
「金融政策よる刺激策を徐々に終わらせる時期に来た。」1年半ぶりに利上げに踏み切った後の記者会見で。。
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豪ドルは対米ドルで0.8800→0.89、対円で78円→79円に。
| 10/8 |
バーナンキ・FRB議長 |
「経済見通しが十分改善すれば、引き締めの用意がある。」FRB主催の会議で講演。。
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主要通貨に対してドルが若干上昇。
| 10/8 |
トリシェ ECB総裁 |
「市場は穏やかに正常化に向かっている。」出口戦略については「経済環境が好転したら実施する。」政策金利据え置きを決定後の会見で。
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| 10/8 |
ルービニ・NY大学教授 |
最近の金価格の上昇について「金価格が一時的に大幅に上昇するするはずはない。短期的にはレンジ取引になる。」と述べ、デフレ状況にある中、金が上昇する理由はないとの見方を示した。(ブルームバーグとのインタビューで。)
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| 10/9 |
コーン・FRB副議長 |
「インフレだけでなく、政策金利の道筋に関する効果的な伝達は、ゼロ金利制約にある時は特に重要かもしれない。」ワシントンでの金融政策会合で。
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