今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年10月20日(火)




おはようございます。



東京銀座。日本で一番地価が高いことで有名です。

その中心地には世界のトップブランドが旗艦店を出していますが、

日本に見切りをつけて中国に進出して行くブランドが多いとか。

イタリアの「ヴェルサーチ」は日本の店舗を全て閉めて中国に

出店。フランス、「ルイヴィトン」は銀座に予定していた大型店を

白紙に戻し、50億ドルをかけて中国に出店。

他にもこのような案件がいくつもあるとか・・・・。

秋風に吹かれているせいか、銀座の柳も心なしか淋しげです。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 為替は大きな値動きがなかったが、ドルは主要通貨に対して軟調。
    円は全般的なドル安の流れの中、NYで90円42まで買われた。
    その後90円を割り込む勢いはなく、90円台半ばで引け。
  • 原油が一段高したことで、豪ドル、カナダなどは対ドルで
    1年3ヶ月ぶりの高値を記録。資源国通貨高は継続。
  • 原油は8営業日連続高を演じ79ドルを突破し80ドル台も視野に。
  • NY株式はアップルなどの好調な決算発表をうけ続伸。
    NYダウは96ドル値上がりし年初来高値を更新。
    一部で1万1千ドルの声も。
  • 米国債は上昇し、長期金利は下落。NY連銀がリ−バースレポ実施へ
    整備中との報道に債券は買われた。
  • バーナンキ議長の講演ではリーマンショク後の世界経済の回復に
    関するコメントはあったものの出口戦略に関しては言及なし。

ドル/円 90.42 〜 90.99
ユーロ/円 135.14 〜 135.77
NYダウ +96.28 → 10,092.19ドル
GOLD +6.60 →  1、058.10ドル
WTI+1.08 →  79.61ドル
米10年国債 −0.022 → 3.387%


本日の注目点

               
  • 豪   RBA議事録 
  • 日   藤井財務相会見(日本記者クラブ)    
  • 日   8月景気動向指数・改定値        
  • 欧   9月独生産者物価指数 
  • 米   9月生産者物価指数
  • 米   9月住宅着工件数
  • 米   9月建設許可件数                                                                                  

昨日のNYでは全般的にドルが軟調に推移し、先週末に比べユーロ、豪ドル、カナダ

などが上昇しました。

円も同様な流れの中やや買われたものの、その動きは限定的でした。

今朝の新聞報道ににもありましたが、シカゴ先物市場での「円買いドル売り」

ポジションが大きく減少し、先週からのドル高円安を演出したようです。

この間のドル買いポジションは15億ドルほどと推定され、このドル買い戻しが

88円割れを防いだと思われます。

今月8日には欧州で88円01銭を記録した後、一気に89円の45までドルが

急騰しました。

このあたりの値動きが大量のドルが買い戻された証しだったと思われます。



円は91円台での滞空時間も短く、90円台半ばまで上昇しています。

テクニカルのポイントであった90円40−50近辺で一応下げ止まり、

90円台を維持できたことは今後のドル上昇に繋がる可能性を残しています。

同時に、ユーロが対ドルで今朝方1.4982まで上昇しています。

チャートを見る限り1.5を目指しているものと思われます。

1.49台では1.50をバックにユーロのショートも積み上がってきています。

仮に1.5を上抜けすると損切りのユーロ買いも出てきそうです。

その状況では円のじり高も予想され、ふたたび90円がキープできるかどうかに

注目が集まります。



主要通貨の中でも安心して買えるのが豪ドルです。

連日、対ドル、対円で高値を更新しています。

ロウRBA総裁補佐は昨日、シドニーで開かれた会議で、景気見通しの改善に

伴い、景気刺激策の一部を解除し始めるのが適切だと発言しました。

オーストラリア準備銀行は先の利上げを含め、景気回復には相当な自信をもって

いるものと思われます。

豪ドル円は現在84円台前半で推移しています。

テクニカルでは「日足」までの短い足では全て上抜けし、「週足」での次のレジスタンス

である87円半ばが目標と思います。

ただ、6日の利上げから2週間ほぼ一貫して上昇しています。ロングも積み上がっており、

そろそろ「調整」も必要なタイミングかもしれません。

85円近辺では一旦ポジションし解消し、「Healthy correction](健全な調整」を

待つのが賢明です。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
10/1 内海元財務官  「円が特段強くなる理由はない。」としたうえで、数カ月後に1ドル100円に近づ可能性もある。との見方を示した。(ブルームバーグとのインタビユーで) 東京時間で89円75から89円程度までドル高に。
10/1 ラッカー リッチモンド連銀総裁  「米景気回復が確実に定着したならば、たとえ失業率が10%近辺で推移していたとしても、利上げを実施する必要がある。」ブルームバーグとのインタビューで。 -----
10/1 トリシェ ECB総裁  「過度の為替相場変動は景気に悪影響を及ぼしかねない。」G7を前に。 ユーロドル1.46台→1.4半ばに
10/6 スティーブンス・RBA総裁  「金融政策よる刺激策を徐々に終わらせる時期に来た。」1年半ぶりに利上げに踏み切った後の記者会見で。。 豪ドルは対米ドルで0.8800→0.89、対円で78円→79円に。
10/8 バーナンキ・FRB議長  「経済見通しが十分改善すれば、引き締めの用意がある。」FRB主催の会議で講演。。 主要通貨に対してドルが若干上昇。
10/8 トリシェ ECB総裁  「市場は穏やかに正常化に向かっている。」出口戦略については「経済環境が好転したら実施する。」政策金利据え置きを決定後の会見で。 -----
10/8 ルービニ・NY大学教授  最近の金価格の上昇について「金価格が一時的に大幅に上昇するするはずはない。短期的にはレンジ取引になる。」と述べ、デフレ状況にある中、金が上昇する理由はないとの見方を示した。(ブルームバーグとのインタビューで。) -----
10/9 コーン・FRB副議長  「インフレだけでなく、政策金利の道筋に関する効果的な伝達は、ゼロ金利制約にある時は特に重要かもしれない。」ワシントンでの金融政策会合で。 -----
10/19 ロウ・RBA総裁補佐  景気見通しの改善に伴い「景気刺激策の一部を解除し始めるのが適切だ。」と発言。(シドニーの会議で) 豪ドル →対ドルで0.92前半から0.92後半へ。対円で93円半ばから94円台前半へ。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和