今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年10月26日(月)




おはようございます。



世界で最も安い車はインドのタタ自動車が製造している

「ナノ」です。

価格は発売記念として10万台限定ですが約19万円です。

ノートパソコン1台分の価格と大差ありません。

その「ナノ」に発火事故が発生しています。

運転席付近から火を噴く事故がインド国内で3件発生

したそうです。

価格にも驚きましたが、その事故の対応にも驚きです。

タタ社は「全車共通の問題ではないのでリコールはしない。」

と発表しています。

日本では考えられない対応ですが、結局、

安かろう、悪かろうですか・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はアジア市場の流れを受け、約1ヶ月ぶりに92円台 まで上昇。
  • 英国第3四半期GDPが市場のプラス予想を大幅に下回る
      マイナス0.4%だったことからポンドが大きく売られ、ドルが上昇。
  • また9月米中古住宅販売件数が年率換算で557万戸となり、
      前月比9.4%と大幅な伸びを示したこともドル上昇にプラスに。
  • 円は安値92円13銭、対ユーロでも138円36銭を記録。
  • フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は米メディアとの会見で
      利上げの時期は予想より早まるとの見方を示す。
  • これらの動きから米債券相場は続落。長期金利が上昇しドル上昇の サポートに。
  • 原油、金価格ともに小幅続落。NYダウは109ドル下げ1万ドルの 大台を割り込む。
    ドル/円 91.70 〜 92.13
    ユーロ/円 137.72 〜 138.36
    NYダウ −109.13 → 9,972.18ドル
    GOLD −2.20 →  1、056.40ドル
    WTI−0.69 →  80.50ドル
    米10年国債 +0.069 → 3.490%


    本日の注目点

                 
    • 欧   11月独GFK消費者信頼感調査                                                                                      

    ドル円は先週末のNY市場で約1ヶ月ぶりとなる92円台前半を記録しました

    今月初旬に付けた88円01銭から上下を繰り返しながらも3円強円安が

    進んだことになります。

    このドル円の上昇は、ポンドの急落からドルが買われた側面が強く、円独自の材料

    ではなかったようですが、これまでのように「迷ったら円を買え」という状況からは

    抜け出たように思います。

    シカゴ先物市場での「円買いドル売り」ポジションも、直近ではピークより

    4割程度減少していることからも上記センチメントがかわりつつあることを

    端的に表しています。

    今回のドル円の上昇は「ドル全面高」になっていることがこれまでと異なる
    所です。



    円が再び買われる可能性もあると思いますが、来年度の概算要求95兆円と

    そのための国債を50兆円規模で発行しなければならない日本の財政事情。

    一方米国では、フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁がブルームバーグとの

    インタビューで「私の直感では、利上げの時期は同僚の多くが考えている時期より

    前になる。」との見解を示しています。

    デフレが進行し利上げの時期がますます遠のく日本と、プロッサー総裁のような

    「タカ派」の台頭が目立ってきた米国。

    日米で考えた場合、どちらが「出口」にたどり着けるかは明白です。



    米中古住宅販売が大幅な伸びを示しました。

    販売件数は今年の春先まで450万戸、夏場にかけ500万戸の大台に乗せ、9月は

    557万戸まで伸ばしています。

    政府による住宅ローン減税と住宅ローン金利の歴史的低水準が下支えしていると

    みられますが、来月で期限切れとなる減税が延長されるかどうかがポイントに

    なってきそうです。



    さて今週は米第3四半期のGDPが発表されます。

    事前予想ではプラス3.0%程度を見込んでおり、前期のマイナス成長から大きくプラスに転換すると

    見られています。

    先週末の英国のような事態になるとは考えにくく、プラス圏での成長がどの程度になったかに

    注目が集まります。

    ドル円は上昇基調に入るかどうかの値位置にいますが、93円台を回復すれば

    目先ドル底値を付けた可能性が高いと思っています。

    それには今回のGDPの数字がきっかにになる可能性があるかも知れません。

    90円ー95円の新しいレンジに入ったのか、あるいはこれまで通り90円を挟む

    展開に戻るのか、今週の値動きが大きく影響しそうです。
                   
    What's going on? 2009年4月〜(PDF)



    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
    日時 発言者 内容 市場への影響
    10/1 内海元財務官  「円が特段強くなる理由はない。」としたうえで、数カ月後に1ドル100円に近づ可能性もある。との見方を示した。(ブルームバーグとのインタビユーで) 東京時間で89円75から89円程度までドル高に。
    10/1 ラッカー リッチモンド連銀総裁  「米景気回復が確実に定着したならば、たとえ失業率が10%近辺で推移していたとしても、利上げを実施する必要がある。」ブルームバーグとのインタビューで。 -----
    10/1 トリシェ ECB総裁  「過度の為替相場変動は景気に悪影響を及ぼしかねない。」G7を前に。 ユーロドル1.46台→1.4半ばに
    10/6 スティーブンス・RBA総裁  「金融政策よる刺激策を徐々に終わらせる時期に来た。」1年半ぶりに利上げに踏み切った後の記者会見で。。 豪ドルは対米ドルで0.8800→0.89、対円で78円→79円に。
    10/8 バーナンキ・FRB議長  「経済見通しが十分改善すれば、引き締めの用意がある。」FRB主催の会議で講演。。 主要通貨に対してドルが若干上昇。
    10/8 トリシェ ECB総裁  「市場は穏やかに正常化に向かっている。」出口戦略については「経済環境が好転したら実施する。」政策金利据え置きを決定後の会見で。 -----
    10/8 ルービニ・NY大学教授  最近の金価格の上昇について「金価格が一時的に大幅に上昇するするはずはない。短期的にはレンジ取引になる。」と述べ、デフレ状況にある中、金が上昇する理由はないとの見方を示した。(ブルームバーグとのインタビューで。) -----
    10/9 コーン・FRB副議長  「インフレだけでなく、政策金利の道筋に関する効果的な伝達は、ゼロ金利制約にある時は特に重要かもしれない。」ワシントンでの金融政策会合で。 -----
    10/19 ロウ・RBA総裁補佐  景気見通しの改善に伴い「景気刺激策の一部を解除し始めるのが適切だ。」と発言。(シドニーの会議で) 豪ドル →対ドルで0.92前半から0.92後半へ。対円で93円半ばから94円台前半へ。
    10/22 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁  「わたしの直感では、利上げの時期は同僚の多くが考えている時期より早くなる。。」ブルームバーグとのインタビューで。 -----

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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    外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和