今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年10月29日(木)




おはようございます。



近所の公園を自分のホームとしてジョギングしている

私ですが、最近気になっていることがあります。

犬を散歩させる人が非常に多くなったことです。

中には3匹まとめて散歩させている人もいて、ジョギングコースは

「犬の散歩道」化しています。

不思議なことに犬を連れていると他人とすぐに仲良く

なれるらしく、道の真ん中で立ち話。

挙句の果て自分の犬に「○○ちゃんご挨拶は・・・?」と

犬に挨拶をさせる始末。

「するわけないよな・・・。」と思いながらすぐそばを 犬にかまれないよう走り続けています。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • リスク資産売却の動きが一段と加速し、「ドル高,円高」が進み、
    円は1週間ぶりに90円台半ばを示現。ユーロ、豪ドル、カナダなどは
    対米ドルで大幅に下落。

  • 9月新築住宅販売件数が市場予想を大幅に下回る40.2万件、
    前月比▼3.6%と発表されたことから前日より続いている円買い、
    高金利通貨、資源国通貨売りが加速。

  • NY株式市場もこの指標を受け寄り付きから売りものが優勢。
    前日比119ドルの大幅安に。

  • リスク資産売却の動きは商品市況にも波及。金価格は5日続落。

  • 原油価格は在庫が積み上がっていたこともあり、大幅続落。

  • 9月耐久財受注 → +1.0%(市場予想一致)

  • ノルウェー中銀は政策金利を0.25%引き上げ。欧州で最初の
    利上げに踏み切った。


    ドル/円 90.55 〜 91.26
    ユーロ/円 133.27 〜 135.06
    NYダウ −119.48 → 9,762.69ドル
    GOLD −4.90 →  1,030.50ドル
    WTI−2.09 →  77.46ドル
    米10年国債 −0.038 → 3.415%


本日の注目点

               
  • 日   9月鉱工業生産   
  • 欧   10月独失業率
  • 欧   10月ユーロ圏消費者信頼感                       
  • 米   第3四半期GDP                        
  • 米   週間失業保険申請件数                                                                                              

リスク資産売却の動きがさらに加速しました。

考えられる理由はいくつかあるのでしょうが、やはり世界的に株価が

下落基調を強めていることが最大の理由かと思います。

NYダウは先週末から約330ドル下げました。

昨日は米経済指標悪化を受け大きく下落しましたが、ブラジル、ボベスパ指数

(日本の日経平均にあたる株価指数)が大幅安になったことの影響も大きく受けています。

当然、今日の日経平均もその影響で下げ、1万円の大台割れは必至かと思います。

このように、株価がグローバルに下落していることから、これまで大きく買われてきた

高金利通貨、資源国通貨、さらには商品が一斉に売られ、これまでと同様

「有事の円買い」が加速したものと観られます。



ドル円は週初には92円32銭まで上昇しましたが、その後じりじり円高が続いていますが、

これは、ドル円ストレートではなくむしろ、豪ドル円、ユーロ円の売り戻しから円が買われた

側面が強いと思います。

サポートの目安であった91円を割り込み、足元では90円が維持できるかどうかが

ポイントになりそうですが、これも株式市場次第です。



前日住宅価格のケースシラーが4ヶ月連続で前月比プラスに転じたばかりで、

先週の中古住宅販売件数も記録的な伸びを見せた米住宅市況でしたが、

この日の新築住宅販売件数は無残な数字でした。

市場はプラスを予想していましたが結果はマイナス3.6%で、前月の速報値も

下方修正されました。

11月末で期限の来る住宅ローン減税もこの状態では一も二も無く「延長」

ということになろうかと思います。



個人消費の伸びも今一で、住宅市況も一進一退が続いている中、今日、米第3四半期の

GDP速報値が発表されます。

事前の予想では+3%前後がコンセンサスですが、経済指標の改善に継続性が

観られないことから、プラス成長は確保できたとしても3%は強気過ぎるのでは

ないかと考えています。



ここ2日の一連の動きで、リスクの資産売却が8割方終えたのではないかと観ます。

準備通貨として存在感が高まってきているユーロ、依然再利上げ期待の強い豪ドル、

利上げ期待の残るカナダなど、このレベルからの下値リスクは少ないと思います。

株式市場の正常化が待たれるところです。。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
10/1 内海元財務官  「円が特段強くなる理由はない。」としたうえで、数カ月後に1ドル100円に近づ可能性もある。との見方を示した。(ブルームバーグとのインタビユーで) 東京時間で89円75から89円程度までドル高に。
10/1 ラッカー リッチモンド連銀総裁  「米景気回復が確実に定着したならば、たとえ失業率が10%近辺で推移していたとしても、利上げを実施する必要がある。」ブルームバーグとのインタビューで。 -----
10/1 トリシェ ECB総裁  「過度の為替相場変動は景気に悪影響を及ぼしかねない。」G7を前に。 ユーロドル1.46台→1.4半ばに
10/6 スティーブンス・RBA総裁  「金融政策よる刺激策を徐々に終わらせる時期に来た。」1年半ぶりに利上げに踏み切った後の記者会見で。。 豪ドルは対米ドルで0.8800→0.89、対円で78円→79円に。
10/8 バーナンキ・FRB議長  「経済見通しが十分改善すれば、引き締めの用意がある。」FRB主催の会議で講演。。 主要通貨に対してドルが若干上昇。
10/8 トリシェ ECB総裁  「市場は穏やかに正常化に向かっている。」出口戦略については「経済環境が好転したら実施する。」政策金利据え置きを決定後の会見で。 -----
10/8 ルービニ・NY大学教授  最近の金価格の上昇について「金価格が一時的に大幅に上昇するするはずはない。短期的にはレンジ取引になる。」と述べ、デフレ状況にある中、金が上昇する理由はないとの見方を示した。(ブルームバーグとのインタビューで。) -----
10/9 コーン・FRB副議長  「インフレだけでなく、政策金利の道筋に関する効果的な伝達は、ゼロ金利制約にある時は特に重要かもしれない。」ワシントンでの金融政策会合で。 -----
10/19 ロウ・RBA総裁補佐  景気見通しの改善に伴い「景気刺激策の一部を解除し始めるのが適切だ。」と発言。(シドニーの会議で) 豪ドル →対ドルで0.92前半から0.92後半へ。対円で93円半ばから94円台前半へ。
10/22 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁  「わたしの直感では、利上げの時期は同僚の多くが考えている時期より早くなる。。」ブルームバーグとのインタビューで。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和