今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年11月12日(木)




おはようございます。



今米国で最も伸びている小売業者はどこかご存じですか?

ウォルマートではありません。「DG」です。

[Dollar General]という日本で言えば「100円ショップ」のような店を

展開している企業で、近くナスダックに上場する予定です。

第3四半期の売上げでみても、ウォルマートは3%くらいの伸びですが

ダラージェネラルは13%もの伸びを見せています。

7月末現在全米に8577店を展開し、キャッチコピーは

[Save time. Save money. Every day]です。

景気が悪い時はこの種の店がはやる・・・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

欧州市場

  • 米国債市場はベテランズデーで祝日のため休場。
  • 欧州市場ではドルが主要通貨に対し、1年3か月ぶりの安値をつけた。 米金融緩和策が継続されるとの見方が背景。ユーロ、豪ドルは共に 直近高値を更新。
  • 一方、英ポンドはユーロ、ドルに対し急落。イングランド銀行のキング総裁 は、中銀による資産買い取りは継続し、金利の引き上げはないことを示唆した。
  • 金相場は1119.10ドルまで上昇し8日連続で最高値を更新。
  • NYダウは前日比44ドル高となり6日連続の続伸。

    ドル/円 89.29 〜 90.03
    ユーロ/円 134.37 〜 135.15
    NYダウ +44.29 → 10,291.26ドル
    GOLD +12.10 →  1、114.60ドル
    WTI+0.23 →  79.28ドル
    米10年国債  ----- → 3.476%


本日の注目点

               
  • 豪   10月新規雇用者数        
  • 豪   10月失業率      
  • 欧   ユーロ圏ECB月例報告
  • 欧   9月ユーロ圏鉱工業生産指数                         
  • 米   新規失業保険申請件数                                                                                                                

昨日はNY市場が休みでしたが、欧州では主要通貨に対してドル安が進みました。

ユーロ、豪ドルともに対ドルで直近の高値を抜け、ユーロは1.5049、

豪ドルは0.9343まで上昇しています。

その後利食いの売りに押され、昨日とほぼ同レベルでの推移となっていますが、

依然として「ドルキャリー」は継続する模様で、金利相場の様相です。

英ポンドが昨日急落したことも、現行の低金利を当面継続せざるを得ないと観た

投機筋の売りを浴びたものと思えます。



円は昨日の東京市場で7−9月期本邦の機械受注の落ち込み幅が縮小したことから

円買いが進み、一時89円29銭まで円高の場面もありましたが、その後は

89円台後半の動きに戻り、相変わらず明確な方向感が見えません。

ここ1週間はほぼ90円を挟む展開が続いていることから、ドル円のボラティリティー

は急落し、現在は3ヶ月物で13%程度まで下がっており、市場参加者が

「ドル円の値動き限定的である」と観ていることを反映しています。

現在形成中の「三角保ち合い」も昨日89円前半を記録したことで下抜けするかに

観えましたが、完全に抜け切ってはいません。

同時に上値は「雲」の完全に下限にキャップされ、見事に切り下げてきています。

その「雲」の下限は90円あたりまで降りてきており、チャートでは

上値の重さを表していると言えます。



NY株式市場が堅調です。

昨日は中国の10月の工業生産が伸びたことを好感したようですが、これで6日続伸です。

1ヶ月ほど前に日本の株式市場と同じタイミングで「調整入り」しましたが、その後急反発し

連日年初来高値を更新中です。

一方日経平均の方は年初来高値からはほど遠く「低調な取引」が続いています。

円が「蚊帳の外」であるのと同様に東京株式市場も「蚊帳の外」です。

言いかえれば、金融市場としての東京の地位低下に歯止めがかかっていないという

ことでしょうか。

為替でいえば東京はすでにシンガポールに抜かれ「世界第四位」の市場になり下がっています。



今日はオーストラリアの失業率が発表されます。

昨日対ドルで直近の高値を抜いているだけに注目されます。

市場の予想は5.8%です。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
11/2 グリーンリーFRB銀行監督規制局副局長  「米国の銀行システムは今も強固な状態からは程遠い。」(アトランタの小委員会で証言) -----
11/2 ボルカー元FRB議長  米経済について、依然として「底に非常に近い状況。」だと述べ、雇用拡大に向けた政策が必要との認識を示す。(CNBCのインタビューで) -----
11/3 スティーブンスRBA総裁  「オーストラリア経済は潜在成長率に近く、段階的な利上げは可能。」(先月に続き利上げを決めた後の会見で) 市場の多くは利上げを読んでいたため利益確定の豪ドル売りに押され、豪ドルは対米ドルで0.9085→0.9020まで下落。
11/10 イエレン・サンフランシスコ連銀総裁  「金融当局は緩和措置を継続する必要がある。」「正式にリセッションは終了してないが、景気は持続的な拡大期に入った」と指摘。   -----
11/11 ウエーバー・独連銀総裁  「金融政策の分野において、物価安定へのリスクが顕在化した場合に対処することは極めて重要だ。」「出口戦略を取る適切な時期を逃してはならない。」(独ホーヘンハイムでの講演で)   -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和