今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年11月16日(月)




おはようございます。



街には早くもクリスマスのデコレーションが目につくようになりました。

赤と緑の飾りが年末が近いことを教えてくれます。

景気も今一つパッとせず物も売れません。

小売店はクリスマスムードを盛り上げ、少しでも売上に

繋がればと躍起です。

飾りも重要ですが、もう少し気温が下がらないと

街を歩く人々はクリスマスを感じとれないのではと思います。

以前オーストラリアでクリスマスを過ごしたことがありますが、

やはり我々日本人は、サンタクロースはサーフボードではなく、

ソリに乗ってやってくる方が好きです。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドルは主要通貨に対して下落。円は終始89円台での推移。
    ユーロ、豪ドルは前日の水準をほぼ回復。

  • 9月貿易収支の赤字は前月比18%増の365億ドルと拡大。
    原油や自動車の輸入が増加したことが背景。

  • 米株式相場は週ベースで2週連続で上昇した。
    前日比73ドル高の10,270ドル台で引け。

  • 米債券相場は週間ベースで上昇。
    FRB(米連邦準備制度理事会)は金利を過去最低水準に
    据え置くとの見方が強まった。

  • 金相場はドルの下落を背景に金買いが優勢。

  • 11月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 66(前月70.6から低下)


    ドル/円 89.46 〜 89.83
    ユーロ/円 132.85 〜 133.83
    NYダウ +73.00 → 10,270.47ドル
    GOLD +10.10 →  1、116.70ドル
    WTI−0.59 →  76.35ドル
    米10年国債 −0.022 → 3.420%


本日の注目点

               
  • 日 第3四半期GDP   
  • 米 10月小売売上高
  • 米 11月NY連銀製造業景気指数                                                                                                           

NY株式市場が上昇したことでドルが全面的に売られる展開となりました。

前日に90円の半ばまで上昇したドル円は、ドルが軟調の中この日は終始89円台

での推移でした。

値幅の方も50銭弱と、相変わらず値動きも重い展開です。

特に11月に入ってからは90円を中心に上下70銭程度のレンジが続いており、

市場参加者も値幅が限定的なことから「早めの利食い」に徹しているようです。

そのことが値幅を狭め、どちらへも抜けきれない相場を作り出しています。

現在もドル円は89円台半ばでの推移ですが、この水準から下値をどの程度

攻められるかが注目されます。

先週も89円28銭程度までの円高はありましたが、その後90円台に押し戻されています。

89円を割り込む展開になれば、90円を挟む展開から、もう一段の円高水準を

予想することができます。



日本、シンガポールと駆け足でアジアを回っているオバマ大統領が中国入りし、

米中首脳会談に臨みます。

会談の中で元高を容認するような事態になれば、つられて円が買われる展開も

予想されます。

そうなれば89円を一気に割り込んでくるものと思われます。

中国の胡錦濤主席はシンガポールで開かれたAPEC首脳会議では、

投資と輸出への依存を減らし内需を拡大するため、積極的な措置を取ると

表明しています。

円に関してはエネルギーもストレスも溜まっていることから「そろそろ」動きだす

予感はします。



米国の追加刺激策の実施を求める議論が盛んです。

先週末のミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を下回って2ヶ月連続の

低下でした。11月現在の景況感だけでなく、今後6ヶ月先行きの景況感も

前月比低下しています。

失業率が10%を超えてきている現状、ガイトナー財務長官などは「強いドルを望む」

といったコメントを繰り返していますが、今年の春先から次々に実施されてきた

「景気刺激策」もやや効果も薄れてきたようです。

財政赤字の改善と雇用拡大という相反する命題を同時に解決する妙案がない中、

「米国の本音はドル安による輸出拡大」との声が聞こえてくるのは、あながち

的外れではないように思えます。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
11/2 グリーンリーFRB銀行監督規制局副局長  「米国の銀行システムは今も強固な状態からは程遠い。」(アトランタの小委員会で証言) -----
11/2 ボルカー元FRB議長  米経済について、依然として「底に非常に近い状況。」だと述べ、雇用拡大に向けた政策が必要との認識を示す。(CNBCのインタビューで) -----
11/3 スティーブンスRBA総裁  「オーストラリア経済は潜在成長率に近く、段階的な利上げは可能。」(先月に続き利上げを決めた後の会見で) 市場の多くは利上げを読んでいたため利益確定の豪ドル売りに押され、豪ドルは対米ドルで0.9085→0.9020まで下落。
11/10 イエレン・サンフランシスコ連銀総裁  「金融当局は緩和措置を継続する必要がある。」「正式にリセッションは終了してないが、景気は持続的な拡大期に入った」と指摘。 -----
11/11 ウエーバー・独連銀総裁  「金融政策の分野において、物価安定へのリスクが顕在化した場合に対処することは極めて重要だ。」「出口戦略を取る適切な時期を逃してはならない。」(独ホーヘンハイムでの講演で) -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和