今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年5月22日(木)


おはようございます。

原油価格の高騰がとまりません。
130ドルの壁があるかと思いきや、一気に134ドル台まで買われました。
ここに来て新規資金の流入をはやし立てる向きもありますが、ややスピードが
速すぎると感じています。 ゴールドマンをはじめ、各予想機関も揃って原油先物価格「150台説」を出してきました。
経験測で言えば、このような状況ではそろそろ「売り」なんですがどうでしょう・・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • FOMCの4月29−30の議事録が公開されました。
  • その中で、住宅市場の底入れは進んでいないとの認識が示されました
  • 何人かの理事がこれ以上の金融緩和には慎重な姿勢であったことが明らかになり、
    2008年上期のGDPについてマイナス成長の予測を示しました。
  • エネルギー在庫統計が発表され、予想以上に在庫が低下していました。
  • これを受けて、WTI原油先物市場で昨日に引き続き史上最高値を大幅に更新し、
    米経済への深刻な影響からNYダウが急落。ドル/円も一時103円を切る動きでした。
  • ユーロが対ドルで上げ足を速めており、ドル全面安の展開になってきそうです。

ドル/円102.96 〜 103.64
ユーロ/円162.54 〜163.14
NYダウ−227.49 → 12,601.19ドル
Gold+8.40 → 928.60ドル
WTI+4.19  →   133.17ドル
米10年国債+0.032 →  3.810%


本日の注目点

  • 米 週間失業保険申請件数  
  • 米 住宅価格指数
ドル/円は3/17の底値95.77からの上昇チャネルを昨日下抜けしました。 原油市場と株式市場の動きにもよりますが、ドル全面安の展開を予想します。 マーケット参加者は再び米国の「ファンダメンタルズ」に注目し始めたと言えます。 ドル/円は102円80レベルを完全に抜けるようだと、一段の下落が見込め100円を 目指す動きになる可能性が高いでしょう。

ドル円日足


2008年4月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
5/16 米ドールドマン 今年後半の原油価格見通しを107ドルー140ドルに引き上げた。 ---
5/16 ポールソン
財務長官
「金融市場の混乱は終わりに近い。」と講演で述べる。 ---
5/15 バーナンキ
FRB議長
金融機関に対して「資本増強をさらに続けるよう」促し、「市場は不安定な状況が続いている」    FRB議長 とコメント。(シカゴでの講演で) ---
5/14 ユンケルルクセンブルク首相
(ユーロ圏議長)
「石油や食料価格の高騰で平均的な所得層の負担が増えている」
EC財務相会合で   (ユーロ圏議長) 物価上昇に警戒感を示した。
---
5/13 イエレンサンフラン
シスコ連銀総裁
現在の政策金利は適正との認識示す。 ---
5/13 バーナンキ
FRB議長
講演で「喜ばしい兆候はみられるものの、正常な状態にはなおほどと遠い。」      ポールソン財務長官とは認識の違いを示す。 ---
5/12 HSBC
(英最大手銀行)
1−3月期決算で58億ドル(約6000億円)のサブプライムローン関連損出を計上。 ---
5/9 A I G 1−3月期決算で78億500万ドル(8千億円)の赤字に。
サブプライムローン関連で152億ドル(約1兆5300億円)の損出を計上。
ドル/円102円後半→102円前半へNYダウ大幅下げに。
5/7 ホーニッグ
カンザスシティ連銀総裁
高インフレの定着で金融引き締めが必要になる可能性に言及。(前日の講演で) 金利引き下げ休止への連想からドル高へ。
5/7 ウォール・ストリート
ジャーナル
ポールソン米財務長官が「金融危機の最悪期を脱したようだ。」と述べたと報道。 ドル上昇へ。
5/3 ウォーレン・バフェット
(米著名投資家)
同氏が率いる投資会社の年次総会で「ドル安は今後も続く」との見解を示した。 ---
5/2 F R B 「欧州中銀(ECB)とスイス国立銀行と協調し、市場への資金供給拡大。
(ECB、スイス中銀へそれぞれ500億ドル、120億ドルと倍増)
---
5/1 イングランド銀行 「米国のサブプライムローン問題による世界の金融機関の損出をマーケットは
過大に見積もっている。」(金融安定化リポートで)
---

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和