2009年11月26日(木)
おはようございます。
今日のNY市場は「サンクス・ギビングデー」で休場です。
この日はアメリカ中でパイが食べられます。
カリフォルニア州コルトンには有名なをパイを売る店があり、
今朝の夜明けから買い求める人たちの行列だとか。
「マミーヘレン」と呼ばれるこのパン屋さんには
昨年パイを求めるお客で大行列ができたことで
今年は警備員を雇って行列を整理するそうです
それでも、夜明け前からパイを求めるお客は並び、
最大で店に入るまで3時間待ちと予想されています。
因みにパイの値段は12ドル(約1000円)でも、
車で来た人には駐車代が20ドルかかるとか・・・。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- NY市場ではドルが円に対して10ヵ月ぶりに
88円を割り高値を付けた。その他主要通貨に対しても
売られドル全面安の展開に。
- 前日のFOMCで米連邦準備制度理事会(FRB)が
ドル安容認を示唆したことで米国以外の高金利資産を買う動きが進んだ。
- ドルは円に対し一時87円21銭と1月21日以来の
円高となった。
- 米株式市場は上昇。
新規失業保険申請件数が減少したことから景気回復との
見方につながった。
- 米国債市場は続伸。
FOMC議事録で超低金利の長期化を示唆し、320億ドルの
7年債入札で予想以上の需要が見られた。
- NY金相場は9日続伸。
ドルが対主要通貨で下落し、代替投資とされる金に買いが入った。
- 米原油相場は上昇。
米燃料需要が2週連続で増加したことが背景。
- 米10月個人所得 → 0.2%(予想を上回る)
- 米10月個人支出 → 0.7%(予想を上回る)
- 米10月耐久財受注 → −0.6(予想を下回る)
- 米新規失業保険申請件数 → 46.6万件 (予想より改善)
- 米11月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 67.4(予想を上回る)
- 米10月新規住宅販売件数 → 43万件(予想を上回る)
| ドル/円 | 87.21 〜 87.75 |
| ユーロ/円 | 131.66 〜 132.33 |
| NYダウ | +30.69 → 10、464.40ドル |
| GOLD | +21.20 → 1、187.00ドル |
| WTI | +1.94 → 77.96ドル |
| 米10年国債 | −0.042 → 3.262% |
本日の注目点
- 米国休場(サンクスギビングデー)
- 日 日銀金融政策決定会合議事要旨
- 欧 11月独 消費者物価指数
予想通り円が急騰しました。いや、予想以上に速かったと言えます。
東京時間では88円台前半での動きに限定されていた円でしたが、欧州市場に入ると
一気に円高が進みました。
特に、88円を割れてからはわずか数分で87円70銭レベルまで達し、この水準には
大量のストップロスのドル売りが設定されていたことを裏づけています。
NY市場に入ってもドル安の流れは変わらず、米経済指標の改善など全く意に介さないがごとく
円買いが加速し、一時87円21銭と、今年1月の「円最高値」に迫る水準を記録しました。
要因は、昨日もこの欄で書きましたが、FOMCでの「利上げ期待の後退」と
「ドル安に対する危機意識のなさ」につきます。
米国以外の主要国では自国通貨高に危機感をもっているものの、当の米国では「景気へはプラス」
との思惑が見え隠れしていることが背景にあろうかと思われます。
やはり米国自身が「ドル安懸念」を強く表明するまではこの流れは継続すると観るしかありません。
昨日はこれまで出遅れていた円が息を吹き返したように買われました。
ユーロは対ドルで直近の高値を抜き1.51台半ばまで上昇し、豪ドルも0.93台前半まで
買われドル全面安です。中でも円の上昇が目立ち、今年1月に記録した87円10銭がいよいよ視野に
入ってきました。
今朝の専門家のコメントでは「85円割れ」あるいは「80円を目指す」という見方も出てきたようですが、
個人的にはここからの円の上値はそれほど大きくないと観ています。
今のところ、オーバーシュート(売られ過ぎ)も含めて85円台程度と予想します。
一部噂される「為替介入」について、藤井財務相は「円の問題ではない。ドル安から来ている。」
「まず慎重に見守る」と述べており、現状の水準では介入に否定的と思われます。
円の上昇が目立った中、それまで先行していた「リスク選好通貨」の上昇は緩やかでした。
特に豪ドルの上昇は思ったほど伸びず、直近の高値0.93台後半は抜けていません。
今朝の新聞に「豪ドル買い目立つ」との見出しで、個人投資家の豪ドル買い持ちポジションが
過去最高に達した。との記事が掲載されています。
豪ドルの先高を見込んだ買い持ちが膨らんでいることから、上昇すれば利益確定の売りが出る
ことで上値が重いものと思われますが、経験則から経済新聞に取り上げられると「材料出尽くし」
から反転するケースがあるので注意を要するところです。
米国の長期金利も急低下しています。
10年債が買われたことが背景ですが10月初旬以来の3.2%まで利回りが低下しています。
米株高と債券高・・・・・。
あい反する動きをどう捉えればいいのか悩むところです。
昨日もNYダウは年初来高値を更新していますが、気になるのは出来高を伴っていないことです。
サンクス・ギビングデー前ということもあろうと思いますが、今週はこの「出来高の低調」傾向が続いています。
米株高はリスク選好に直結しているだけにこの点にも注意が必要と考えています。
What's going on? 2009年4月〜(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 11/2 | グリーンリーFRB銀行監督規制局副局長 | 「米国の銀行システムは今も強固な状態からは程遠い。」(アトランタの小委員会で証言) | -----
| 11/2 |
ボルカー元FRB議長 |
米経済について、依然として「底に非常に近い状況。」だと述べ、雇用拡大に向けた政策が必要との認識を示す。(CNBCのインタビューで)
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| 11/3 |
スティーブンスRBA総裁 |
「オーストラリア経済は潜在成長率に近く、段階的な利上げは可能。」(先月に続き利上げを決めた後の会見で)
|
市場の多くは利上げを読んでいたため利益確定の豪ドル売りに押され、豪ドルは対米ドルで0.9085→0.9020まで下落。
| 11/10 |
イエレン・サンフランシスコ連銀総裁 |
「金融当局は緩和措置を継続する必要がある。」「正式にリセッションは終了してないが、景気は持続的な拡大期に入った」と指摘。
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| 11/11 |
ウエーバー・独連銀総裁 |
「金融政策の分野において、物価安定へのリスクが顕在化した場合に対処することは極めて重要だ。」「出口戦略を取る適切な時期を逃してはならない。」(独ホーヘンハイムでの講演で)
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| 11/16 |
バーナンキ・FRB議長 |
「なお重大な試練に直面している。」「経済活動も弱く、失業率も高すぎる水準にある。将来的に揺り戻しに直面する可能性がある。」また、ドル相場について「注視している。」と発言。
(NYエコノミック・クラブでの講演で)
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ドルはやや買い戻されたものの、勢いは限定的。
| 11/17 |
トリシェ・ECB総裁 |
FRB議長が16日にドル相場について発言したことは 「非常に重要だ。」と発言し、ドル高は世界の利益にかなうと改めて強調。
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ユーロドル1.49台後半→1.48台半ばへ
| 11/18 |
ブラード・セントルイス連銀総裁 |
過去の経験を踏まえると政策当局は利上げを2012年前半まで実施しない可能性がある。」との見方を表明。
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ユーロドル1.48台後半→1.50目前まで上昇。
| 11/19 |
ガイトナー財務長官 |
「中国が人民元相場の柔軟化を進めると強く確信している。」と述べ、中国が為替政策を調整するのにそれほど時間がかからないとの見方を表明。
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| 11/25 |
藤井財務大臣 |
NYで円が急騰し87円台前半をつけたことについて「円の問題ではない。ドル安から来ているのは間違いない」「一般論として急激な動きの時はまず慎重に見守る。」との考えを表明。
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