2009年12月1日(火)
おはようございます。
いよいよ師走です。
先日テレビで松坂牛がセリでかなりの高額で
落札されたとの話題を観ました。
やはり堂々とした体格(?)をしていおり、
それがおいしい牛肉かどうかはわかりませんが
一頭2009万円で落札されました。
落札した精肉店主曰く「景気が悪いので今年の年号に
因んだ金額で」入札したそうです。
牛肉となる運命が決まった当の牛は、
心なしか眼が悲しそうでした。
無条件に、ジョーンバエズの「ドナドナ」を
思い出してしまう小生でした。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- NY市場ではドルが主要通貨の大半に対して下落。
ドバイの債権者は損失を吸収できるとの楽観が広がり、
リスク資産への需要が高まった。
- ロンドン市場では円が一時85円85銭近辺まで上昇。
その後日銀が介入したとの噂で86円後半までドル高に。
- 米株式相場は上昇。
ドバイ・ワールドの債務不履行の可能性に対する懸念が後退
したことが背景。また原油相場が値上がりしたことも株価
の支援材料となった。
- 米国債相場は小幅に上昇。
ドバイの債務問題を背景とした安全資産買いが後退する一方で
月末を迎え国債の買いが進んだ。
- 米金先物相場は下落。
ドルの先安観を背景に、ドルの代替投資先である金に買いが入った。
- 米原油先物相場では上昇。
英国籍ヨットの乗組員5人がイランで拘束されたとの政府発表に加え、
シカゴ購買部協会景況指数が2ヵ月連続で上昇したことが材料視された。
- 日 10月鉱工業生産 → 0.5%(予想を下回る)
- 欧 ユーロ圏11月消費者物価指数 → 0.6%(予想を上回る)
- 米 11月シカゴ購買部協会指数 → 56.1(2ヵ月連続拡大)
| ドル/円 | 86.03 〜 86.75 |
| ユーロ/円 | 128.97 〜 130.28 |
| NYダウ | +34.92 → 10、344.84ドル |
| GOLD | +6.80 → 1、182.30ドル |
| WTI | +1.23 → 77.28ドル |
| 米10年国債 | −0.011 → 3.196% |
本日の注目点
- 豪 10月住宅建設許可件数
- 豪 RBA・政策金利発表
- 欧 独10月小売売上高指数
- 欧 独11月失業率
- 欧 ユーロ圏10月失業率
- 米 11月ISM製造業景況指数
- 米 10月建設支出
- 米 10月中古住宅販売保留
- プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
ドバイショックがやや和らいだことから為替市場も若干落ち着きを取り戻したようです。
昨日の東京では予想されたように円がじりじり買われる展開が続き、欧州市場が入ると
85円台後半を試す場面もありました。
その後「日銀が市場介入を行った」との噂でドルが買い戻され86円70銭近辺まで
円売りが加速しましたが、87円台には届かず「上値」の重い展開に変わりはなかったようです。
NYにかけては概ね86円台での値動きで、株式市場もこの日発表された経済市場が事前予想を
上回ったことでプラスで引けています。
先週まで異常なほど動かず、値幅が限られていた円は88円を割り込んだことで、一気に値動きが
荒くなり、今年1月の円最高値87円01銭をも割り込む展開となりました。
それまでサポートと観られていた88円、87円が大きく破られたことで、教科書的に言えばこの水準が
今度は「レジスタンスライン」になる可能性が高いと観られます。
事実、84円台に突入した後の戻り高値は87円02銭であり、昨日の東京での戻りも
87円16銭と、87円台が重い値動きとなっています。
NY株式市場も落ち着きを取り戻したことで、再びリスク資産へ資金が流れるとの見方から
主要国通貨は大幅に値を戻しています。同時にこれまでと同様にドル円ではドル高円安方向に
動いていますが、依然としとドルの上値が重いことに変わりはなく、上記87円前半が抜けるか
どうかがドル反転のポイントになろうかと思います。
昨日発表されたシカゴ購買部協会景況指数は56.1と、事前予想を大きく上回りました。
この数字は2008年8月以来の高水準で、ポジティブサプライズだったようです。
これによって、前日比マイナス圏で推移していたNY株式市場もプラスに転じて引けています。
今週は雇用統計をはじめ多くの米経済指標の事前予想が「改善」を示しています。
昨日と同様に予想を大きく上回るようだとドルが反発する可能性もあります。
週末の非農業部門雇用者数では減少幅が大きく縮小し10万人を割り込むとの予想も
一部にあります。
ドルの上値の重い展開と米経済指標改善期待との綱引きが続きそうです。
トリシェ総裁を中心としたユーロ圏首脳と中国の温家宝首相との会談では、「人民元切り上げ」に
ついて、かなり突っ込んだ意見が交わされた模様です。
タフネゴシエイターのトリシェ総裁は人民元切り上げを強烈に迫った模様ですが、共同声明に
は盛り込まれず、その後の温首相の会見では「一部の国が人民元の切り上げを要求しているが、
これは中国の成長を抑制するもので、不公平である。」とのコメントを発表しています。
中国が元を切り上げれば困るのはそっちでしょう、と言っているように聞こえます。
温首相の方がよりタフだった言えるでしょう。
本日午後12時半にRBA(オーストラリア準備銀行)の政策金利が発表されます。
過去2回の利上げに続き25bpの利上げを行うという見方が有力ですが、
政府の財政支出削減に伴い景気回復のペースが鈍化するかどうか見極める可能性も
あることから、今回は見送ることも十分考えられます。
What's going on? 2009年4月〜(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 11/2 | グリーンリーFRB銀行監督規制局副局長 | 「米国の銀行システムは今も強固な状態からは程遠い。」(アトランタの小委員会で証言) | -----
| 11/2 |
ボルカー元FRB議長 |
米経済について、依然として「底に非常に近い状況。」だと述べ、雇用拡大に向けた政策が必要との認識を示す。(CNBCのインタビューで)
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| 11/3 |
スティーブンスRBA総裁 |
「オーストラリア経済は潜在成長率に近く、段階的な利上げは可能。」(先月に続き利上げを決めた後の会見で)
|
市場の多くは利上げを読んでいたため利益確定の豪ドル売りに押され、豪ドルは対米ドルで0.9085→0.9020まで下落。
| 11/10 |
イエレン・サンフランシスコ連銀総裁 |
「金融当局は緩和措置を継続する必要がある。」「正式にリセッションは終了してないが、景気は持続的な拡大期に入った」と指摘。
|
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| 11/11 |
ウエーバー・独連銀総裁 |
「金融政策の分野において、物価安定へのリスクが顕在化した場合に対処することは極めて重要だ。」「出口戦略を取る適切な時期を逃してはならない。」(独ホーヘンハイムでの講演で)
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| 11/16 |
バーナンキ・FRB議長 |
「なお重大な試練に直面している。」「経済活動も弱く、失業率も高すぎる水準にある。将来的に揺り戻しに直面する可能性がある。」また、ドル相場について「注視している。」と発言。
(NYエコノミック・クラブでの講演で)
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ドルはやや買い戻されたものの、勢いは限定的。
| 11/17 |
トリシェ・ECB総裁 |
FRB議長が16日にドル相場について発言したことは 「非常に重要だ。」と発言し、ドル高は世界の利益にかなうと改めて強調。
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ユーロドル1.49台後半→1.48台半ばへ
| 11/18 |
ブラード・セントルイス連銀総裁 |
過去の経験を踏まえると政策当局は利上げを2012年前半まで実施しない可能性がある。」との見方を表明。
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ユーロドル1.48台後半→1.50目前まで上昇。
| 11/19 |
ガイトナー財務長官 |
「中国が人民元相場の柔軟化を進めると強く確信している。」と述べ、中国が為替政策を調整するのにそれほど時間がかからないとの見方を表明。
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| 11/25 |
藤井財務大臣 |
NYで円が急騰し87円台前半をつけたことについて「円の問題ではない。ドル安から来ているのは間違いない」「一般論として急激な動きの時はまず慎重に見守る。」との考えを表明。
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