今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年12月3日(木)




おはようございます。



師走に入り上野「アメヨコ」では既に正月用の買いだしで

賑わい始めているようです。

威勢のいい魚屋は声をからして「お客さん絶対安いよ1000円で

いいから持って行きな!」と大きなまぐろの切り身を手にとっていました。

よく見ると値段が書かれていて「13000円」とある。

まさか、13000円のものが1000円ということはないだろう?

そもそもの定価がおかしいから余計に買うのをためらっている人が多い。

率にして92割引・・・・これでは逆効果で、

売れるもの売れなくなってしまう気がします


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドルが対円で上昇。
    鳩山由紀夫首相が円独歩高は放置できないと
    述べたことことと、円金利の低下からややドル買い戻しが
    優勢に。

  • 米株式相場は小幅下落。
    FRBがベージュブック(地区連銀経済報告)で
    景気は緩やかに改善したものの、金融規制改革法案の
    年内成立の見込みから銀行株が下げを主導。

  • 米国債市場では2年債が下落。
    リッチモンド連銀のラッカー総裁が米経済は「底入れ」し、
    回復が着実に進行しているとの認識を示したことが材料とされ
    金利は上昇。

  • 米金先物相場では3日続伸。
    一時1218.4ドルまで上昇し、過去最高値を連日で更新。
    ドルがユーロに対し下落しドルの先安観が意識され買いが進んだ。

  • 米原油先物相場では3日ぶりに大幅下落。
    原油在庫の増加で需給が悪化するとの見方が強まり
    売りが優勢となった。このところの原油価格は一進一退。

  • 米 11月ADP雇用統計 → −16.9万人(予想より悪化)


    ドル/円 86.98 〜 87.50
    ユーロ/円 131.07 〜 131.98
    NYダウ −18.90 → 10、452.68ドル
    GOLD +12.80 →  1、213.00ドル
    WTI−1.77 →  76.60ドル
    米10年国債 +0.030 → 3.314%


本日の注目点

               
  • 欧 ユーロ圏10月小売売上高
  • 欧 ユーロ圏第3四半期GDP
  • 欧 ユーロ圏・欧州中銀金融政策発表  
  • 米 新規失業保険申請件数
  • 米 11月ISM非製造業景況指数
  • 米 バーナンキFRB議長再任承認に関する公聴会                                                                                

先週末に84円台まで急騰した円高も一服のようです。

円は昨日の東京市場の午後から87円台に乗せ、そのまま87円前半での取引が続き、

欧州市場の参入とともに87円台半ばへとややドルが堅調に推移しました。

前日に日銀が発表した量的緩和の効果がでて、円の長短金利が低下したことから

市場はややドル買い戻しに傾いているようです。

また、鳩山首相は日銀総裁との会談後円高にについて「そのままにしておけない

という思いを強く感じている」と発言したこともドルの底堅い動きに作用したようです。

しかし、依然としてドル円の上値は重く、この日のドル高値も87円50銭と

87円半ばがキャップされている感はあります。

先週末の円急騰以来昨日までは、87円半ばを一度も抜けていないことが

ドルの上値の重さを物語っているようですが、今朝はこの水準を若干上回っています。

ただ、ここからさら上昇し88円台に乗せるにはもう一段のドル買い材料が

必要なことは明らかです。



テクニカルで確認すると、4時間以上の長めのチャートでは全てドルの弱気を示しています。

短期の「1時間足」では足元のドル上昇から88円を伺う姿勢は伺えるものの、やはり一気に

88円を抜けないと観るのが順当かと思います。

今のところ、下値では86円台半ばが固まりつつあることから87円を挟む展開から

明日の米雇用統計を待つスタンスのようです。

米経済指標の結果はまちまちでした。

地区連銀経済報告(ベージュブック)では景気は前回よりも「改善」しているとし、過半数の

地区連銀では個人消費が伸びたと指摘。

一方、労働市場と商業不動産市場は引き続き「弱い」との報告がなされました。

12地区連銀の中では、アトランタ、クリーブランド、フィラデルフィア、リッチモンド連銀の

4行が景気改善を指摘しなかったようです。



明日発表の雇用統計の前哨戦と位置づけられるADP雇用者数は市場予想より悪化のマイナス16.9万人と

発表されました。

ただ予想よりは悪化していたものの、これで8ヶ月連続して雇用者数の減少は縮小しています。

明日の「本番」では一部に非農業部門雇用者数が10万人以下に激減するとの予想もある中、

ADP雇用者数での悪化がどのように出て来るか注目されます。



明日は更にECBの政策金利も発表されます。

トリシェ総裁は前回、FRB議長の「ドル安を注視している。」との発言を支持する意向を示しました。

今回もう一歩突っ込んだ発言があるとドル買いに作用さることも考えられます。

総裁の記者会見には注目です。予定では21時45分から行われます。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
12/12 ラッカー・リッチモンド連銀総裁  米経済は「底入れ」し、回復が「着実に進行している」と指摘。政策金利引き揚げについて「いつ、どの程度の速さ」で引き揚げるかが課題。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和