今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年12月8日(火)




おはようございます。



以前、野球評論家の荒川博さんが新聞に自分の生い立ちを記していました。

荒川さんと言えばもちろん王選手(監督)の一本足打法を生み出した

ことで有名ですが,生家は浅草の果物屋だったそうです。

「商人の子供が野球をやるなんてとんでもない」

「読み書きそろばんだけをやれ」と育ったそうです。

草野球をやっていたことで旧制の早実で野球部をつくり甲子園へ。

今でも子供たちに野球を教えていて、

夢は「王二世を育てること」だそうです。

驚くほどの情熱を持つ79歳です。。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • NY市場ではドルがユーロに対して上昇。
    一時1か月ぶりの高水準を付けたものの、
    バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の米経済に
    対する慎重な発言を受けてドルが売られた。

  • 米株式市場では小幅に続伸。
    米金利が低水準にとどまるとの見方が強まり、
    利回りは前営業日につけた高水準から低下。

  • 米金先物相場では小幅に続落。
    為替市場全体ではドル安にもかかわらず金は続落。

  • 米原油先物相場では大幅に続落。
    1.54ドル安の1バレル73.93ドルで引け。
    対ユーロでのドル高を背景に売りが優勢となった。

  • バーナンキ議長は「金融状況が全般的に改善している
    にも関わらず、多くの借り手にとって信用状況は依然厳しい」と
    指摘し、労働市場については「引き続き脆弱」と発言。

  • トリシェ総裁は欧州会議で「米金融当局が強いドル
    は国益にかなうと繰り返し発言していることは極めて重要。」
    と改めて強調。

  • 米 10月消費者信用残高 → −35億ドル(予想を下回る)


    ドル/円 89.05 〜 90.11
    ユーロ/円 132.37 〜 133.42
    NYダウ +1.21 → 10、390.11ドル
    GOLD −5.50 →  1、164.00ドル
    WTI−1.54 →  73.93ドル
    米10年国債 −0.049 → 3.429%


本日の注目点

               
  • 日 10月経常収支
  • 日 10月貿易収支
  • 日 10月景気動向指数 
  • 日 11月景気ウォッチャー調査
  • 欧 独10月鉱工業生産
  • 加 中銀政策金利発表
  • 米 オバマ米大統領経済演説                                                                                                        

6時55分現在、ドル円89円51−53。

円は90円台をキープできず、ややドル安円高水準になっています。

昨日東京朝方は90円台前半での取り引きだったものの、約1ヶ月ぶりのレベルであったことから

実需のドル売りに押され90円割れ。

輸出企業からは断続的にドル売り円買いが持ち込まれたようです。



NY市場では朝方に90円台に乗せる場面があったものの勢いはなくじりじりと円高に推移しました。

その後バーナンキFRB議長が、ワシントン・エコノミック・クラブで講演を行い、

「金融状況が全般的に改善しているにもかかわらず、多くの借り手にとって信用状況は依然厳しい。」と

指摘。労働市場については「引き続き脆弱(ぜいじゃく)だ。」と発言。

市場は、「現在のゼロ金利政策は今後とも長期的に継続される。」との連想からドル売りが加速し、

円はこの日の高値89円04銭まで買い進まれました。



ゼロ金利政策の継続は、本来株式市場にとっては「追い風」だったにも関わらず、NYダウは前日と

ほぼ変わらず。ドルが売られたことでこれまでなら買われた金は続落し、先週末の雇用統計後の

流れが残っているような状況でした。

ドルが下落したことで円は買われたものの、その他ユーロや豪ドルはそれほど目立った上昇は

ありませんでした。

特にユーロはS&Pがギリシャのソブリン債を格下げの方向で見直すと発表したことを受け

軟調に推移。結果的にユーロ円などのクロス円でも円高傾向が強まりました。



円の90円台維持はかなわなかったようですが、すぐに円が急騰する地合いでもなさそうです。

目先は、今回のドル上昇分の38.2%にあたる88円50近辺がサポートになりそうです。

仮のその水準を抜けるようならフィボナッチリトレイスメントでは半値戻しの87円80銭という

値が導き出されますが、米経済指標の内容次第では無いとは言えません。



オバマ大統領は今日経済演説を行う予定で、その中で雇用対策を発表する模様です。

法人税の減税などを行い、雇用を拡大させる対策を打ち出すと観られていますが、

大幅な財政赤字もあり、その規模が注目されます。



今日のに中の動きは緩やかになるものと観られますが、昨日同様ドル戻りを売る展開に

なりそうです。

90円に近づく場面があればドルショートの方がワークしそうです。

               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
12/2 ラッカー・リッチモンド連銀総裁  米経済は「底入れ」し、回復が「着実に進行している」と指摘。政策金利引き揚げについて「いつ、どの程度の速さ」で引き揚げるかが課題。 -----
12/7 バーナンキ・FRB議長 「金融状況が全般的に改善しているにもかかわらず、多くの借り手にとって信用状況は依然厳しい。」と<指摘。労働市場については「引き続き脆弱(ぜいじゃく)だ。」と発言。(ワシントン・エコノミック・クラブでの講演で。)
 
 ゼロ金利継続との見方からドル円90円→89円台前半へ。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和