2009年12月9日(水)
おはようございます。
「巣ごもり消費」
デパートやコンビニの売り上げが年々減る中、ネット通販が
拡大しています。今や売上高でもデパートを抜き拡大の一途。
背景には、いながらにして価格を比較でき、お買い得を
探し出せることや、一定の値段を超えれば配送代も
無料などがあるようです。
この傾向は日本だけでは世界的な流れのようです。
米国でもサックス・フィフス・アベニューやメイシーズなどの
百貨店は大苦戦。
感謝祭の翌日の「ブラック・フライデー」には、ネット上
過去最大のお客が訪れたとか。
今やネットで買えない物は無いのでは
ないでしょうか。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- NY市場では円が続伸。
前日の終値と比べ1円10銭の円高となった。
一方、ギリシャの信用格付けやドバイの
不動産開発会社の赤字決済を受け、リスク資産を敬遠。
逃避先としてのドル買われ、ユーロ、豪ドルなどが大幅下落。
- 米株式相場では下落。
為替市場でのドル高に押され、リスク回避の動き
が広がったことが背景。マクドナルド株などが大きく売られ
NYダウ、S&P500ともに大幅安。
- 米国債相場では続伸。
ギリシャの格下げで米国債への安全投資需要が高まり、
400億ドルの3年債入札では最高落札利回りが1月以来の
低水準を記録。
- 米金先物相場では大幅に3日続落。
前日比20.6ドル安の1143.4ドルで引け。
ドルが対ユーロで上昇したことを背景に、ドルの
代替資産とされる金の売りが優勢となった。
- 米原油相場では5日続落。
前日比1.31ドル安の1バレル72.62ドルで引けた。
景気回復の遅れに伴う需要緩和懸念が背景となり下落。
- 日 10月経常収支 → 1兆3976億円(予想を下回る)
- 日 10月貿易収支 → 9490億円(市場予想を上回る)
- 日 10月景気動向指数 → 89.7(市場予想を上回る)
- 日 11月景気ウォッチャー調査 → 33.9(予想を下回る)
- 欧 独10月鉱工業生産 → 0.0%(予想を下回る)
- 加 中銀政策金利発表 → 現行の0.25%に据え置き
| ドル/円 | 88.17 〜 88.60 |
| ユーロ/円 | 129.65 〜 130.99 |
| NYダウ | −104.14 → 10、285.97ドル |
| GOLD | −20.60 → 1、143.40ドル |
| WTI | −1.31 → 72.62ドル |
| 米10年国債 | −0.028 → 3.401% |
本日の注目点
- 豪 10月貿易収支
- 欧 独10月貿易収支
- 欧 独10月経常収支
- 欧 独11月消費者物価指数
- 英 英財務相が2010年度財政見通しを演説
先週末の90円後半を安値に、円の先高感は根強いものがありそうです。
90円、89円と大台を割り込み、昨日のNYでは円は高値88円17銭を記録しています。
今朝の新聞にもありましたが、今回の米経済指標の改善を受け、ドル急騰後のじり安は
8月に97円台まで急騰後のそれに酷似しています。
この流れは結局は、米低金利政策がいつ終焉を迎えるかに大きく依存しているものと
思います。
ただ、ドル円では「円高ドル安」ですが、他の主要通貨では大きくドル高に推移しています。
S&Pに引き続き、英フィッチもギリシャの国債を格下げしました。
また、ドバイワールド傘下の不動産開発会社ナキールの2009年1−6月期業績が
赤字となったことで、信用市場で再び不透明感が増したことなどからドルが買い戻され、
ユーロ、豪ドルなどは大幅に下落しています。
ドルが買い戻されたことから、この日はNY株式市場も100ドルを超える下落。
金、原油などの商品も5日続落し、商品相場の急騰シナリオにも暗雲がたちこめ始めています。
米国債もギリシャ国債の格下げから安全投資先として買われ、長期金利は下落しました。
円以外の通貨では大幅なドル高が進んだ結果、クロス円は大きく下落し、ユーロ円、豪ドル円は
米雇用統計発表前の水準に近づいています。
昨日オバマ大統領が雇用対策を発表しています。
米失業率は若干改善したとはいえ過去最悪に近い10%です。さらに来年上半期には10.5%
程度まで悪化するとの予想もあります。
その様な状況の中、「中小企業に対する減税と融資の拡大」、「インフラ投資の推進」を柱に
雇用の拡大を図ろうという追加対策ですが、規模が明らかになっていないなどその効果については
読み取れていません。
ユーロ、豪ドルが対ドルで3日大幅に下落しています。
豪ドルは0.93台半ばから0.90台前半まで約300ポイント下落しています。
この動きは先月にも起きており、その時はこの水準から大きく反発しました。
10月から3ヶ月連続で利上げを決めたことで、絶対的な金利差を材料に底割れしない
豪ドルでしたが、今回も重要なレベルに差し掛かっています。
8時間移動平均で観ると「200日」の重要な支持線に絡んでおり、この水準を完全に割り込むと
下落に勢いがつく可能性もあります。
またその下には「日足」で、一目均衡の厚い雲があり、抜けにくいことは示唆していますが、
市場参加者の多くは「ロング」であることから、ここはしっかり見ておきたいところです。
円は先週1週間の上げ幅の「半値戻し」がポイントです。
水準で言うと87円80銭位にあたり、ここも重要な値位置となりそうです。
全般的にクロス円の売りが優勢になっていることから、上記二つのサポートを割り込むようなら
円の全面高の展開もあり得ると考えます。
What's going on? 2009年4月〜(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||
| 12/2 | ラッカー・リッチモンド連銀総裁 | 米経済は「底入れ」し、回復が「着実に進行している」と指摘。政策金利引き揚げについて「いつ、どの程度の速さ」で引き揚げるかが課題。 | -----
| 12/7 |
バーナンキ・FRB議長 |
「金融状況が全般的に改善しているにもかかわらず、多くの借り手にとって信用状況は依然厳しい。」と<指摘。労働市場については「引き続き脆弱(ぜいじゃく)だ。」と発言。(ワシントン・エコノミック・クラブでの講演で。) |
ゼロ金利継続との見方からドル円90円→89円台前半へ。
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