今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年12月11日(金)




おはようございます。



昨日の経済紙の1面は「中国」で埋まっていました。

トップ記事は「セブン&アイ、中国で売上高5倍に」

という見出し。今後中国での出店を加速させ、5年後の

売上を4千億円にしようというもの。

その記事の下には「上海証取世界第3位」。

今年11月末までの株式売買代金は東京証券取引所

を抜いて、ナスダック、NYSEに次いで世界第3位とのこと。

そして、「VW、スズキに資本参加」。欧州最大の自動車メーカー

フォルクス・ワーゲンがスズキに20%出資。

キーワードは「中国」でした。

そう言えば、今朝の新聞でも「小沢訪中団、胡首席と会談」

が大きく報じられ、「熱銭」が中国不動産の価格を押し上げて

いるとか・・・・。

「全ての道は北京に通じる。」そんな言葉が浮かびます。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 円は昨日の東京市場と同様、87円台まで強含む場面が
    あったものの、上値を試す勢いもなく88円台前半に終始。
    NYダウが上昇したことでリスク選好が強まり、クロス円は
    やや円安に振れた。

  • 昨日豪州の雇用統計が改善されていたことで、豪ドル
    NZドルなどが対円で上昇。オセアニア通貨に再び先高感が台頭。

  • NY株式市場は朝方の失業保険申請件数が悪化していたことを
    「低金利継続」と受け止め続伸。消費関連、メディア株が上げを牽引。

  • 金価格はこのところの大幅な下げに、値頃感も出てきて小幅反発。
    一方、原油価格は7日続落し、70ドル割れ目前の水準に。
    専門家の間では「65ドルまで下げる」との意見もあり、市場は弱気。

  • 週間失業保険申請件数 →47.4万件(事前予想より悪化)

  • 10月貿易収支 →329億ドルの赤字(前月比7.6%改善)


    ドル/円 87.90 〜 88.42
    ユーロ/円 129.64 〜 130.24
    NYダウ +68.78 → 10、405.83ドル
    GOLD +5.30 →  1、126.20ドル
    WTI−0.13 →  70.54ドル
    米10年国債 +0.058 → 3.491%


本日の注目点

  • 中 11月工業生産高
  • 中 11月貿易統計 
  • 米 11月小売売上高
  • 米 12月ミシガン大学消費者信頼感指数                                                                                                        

昨日、日本時間の早朝に発表された豪11月失業率が

5.7%と前回より改善された。

また、11月の新規雇用者数も31200人増と、予想を大幅に上回る

結果となった。また、NZ準備銀行が来年の半ばの利上げを

示唆する声明を発表した事を受け、豪ドルとNZドル

が急上昇した。

豪ドルとNZドルでは対円でも買われたことから、ドル円を押し上げ

る結果となり、円は88円半ばまでドル高円安が進んだ。


NYでは失業保険申請件数が予想を下回ったことで87円台後半まで円が買われたが、

前日程の勢いはなく、その後、発表された貿易収支の改善を受け

再び88円台前半での取引に終始。


10月貿易収支は2ヶ月連続の改善。世界経済の回復とドル安による

輸出の好調が背景と見られる。

品目としては自動車・自動車部品や医薬品・民間航空機などの増加が目立った。


ベルギーの新聞、レコーとタイト(オンライン版)は10日、欧州中央銀行

(ECB)のトリシェ総裁が非伝統的措置の解除に関連したあらゆるリスクを

「慎重に見極める」必要があるとの認識を示したと報じた。

トリシェ総裁は政策金利について現行水準の1%は「適切」だと指摘し、12月3日の

政策委員会では「政策金利に関するシグナルを与える意図はなかった」と表明した。

<ブルームバーグより>


週初にドル円は85円〜90円のレンジで落ち着くのではないかと予想しましたが、

90円から上の水準では依然としてドル売り意欲が強く、上値の重たい展開が続きました。

一方、11月27日に記録した84円82銭を試すような勢いも見られません。

テクニカルでは85円割れから急速にドルが買い戻され長い「下ひげ」出て、

目先のドル安値を示唆しています。


今後のドル円の動きについては来週17日に発表されるFOMC政策金利での

バーナンキFRB議長の発言に注目しています。

同議長が11月の雇用統計の大幅改善を受け、「出口戦略」にどう言及していくかが

注目されます。

「出口戦略」実施の時期が早まるような発言があるとドルが上昇する

ことも考えられます。利上げに関するスタンスに変化が見られるかどうかが

ポイントになりそうです。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
12/2 ラッカー・リッチモンド連銀総裁  米経済は「底入れ」し、回復が「着実に進行している」と指摘。政策金利引き揚げについて「いつ、どの程度の速さ」で引き揚げるかが課題。 -----
12/7 バーナンキ・FRB議長 「金融状況が全般的に改善しているにもかかわらず、多くの借り手にとって信用状況は依然厳しい。」と<指摘。労働市場については「引き続き脆弱(ぜいじゃく)だ。」と発言。(ワシントン・エコノミック・クラブでの講演で。)
 
 ゼロ金利継続との見方からドル円90円→89円台前半へ。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和