2009年12月17日(木)
おはようございます。
引き続き「デフレの話」です。
昼時、屋台の弁当売りは今やどこでも見かけますが
普通、近くの店が「出張販売」をやっているケースが
ほとんどです。しかし、中には大型の車で来て各街角に
「人と弁当と屋台」を配備し、大規模に行っている
ところもあるようです。
弁当が売り切れたら、ケイタイで連絡を取り合って
融通し合っています。
値段は概ね500円ですが、ちょっと立地の悪いところでは
300円もあります。それも小さなお茶がセットです。
ここでもりっぱに競争原理が働いているから驚き。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- NY市場ではドルが円に対して上昇。
米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を据え置くことを
発表し、低金利の長期間維持を改めて表明したが、
コメントの中で出口戦略へ向けて前進したと受け止められた
ことでドルが買われた。円は一時89円99銭まで
ドル高円安が進む。
- 米株式相場では、ほぼ横ばいで引けた。
FRBによる事実上ゼロ金利政策の長期化がインフレの加速を誘発
するとの懸念が広がり、国債市場では10年債利回りが4ヵ月ぶり
に3.6%の高水準に上昇。
- 米金先物相場では前日比13.2ドル高の1136.2ドルで引け。
為替市場でドルがユーロに対して下落した場面で金に買いが進んだ。
- 米原油先物相場では上昇。
前日比1.97ドル高の1バレル72.66ドルで引け。
週間の米石油在庫統計で原油在庫が市場予想以上に減少したことを受け、
需給緩和との見方が後退し、買いが膨らんだ。
- 豪第3四半期GDP → +0.2%(予想を下回る)
- ユーロ圏11月消費者物価指数 → +0.5%(予想を下回る)
- 米11月消費者物価指数 → +1.8%
- 米11月住宅着工件数 → 57.4万件
- 米11月建設許可件数 → 58.4万件(市場予想を上回る)
| ドル/円 | 89.49 〜 89.99 |
| ユーロ/円 | 130.34 〜 130.69 |
| NYダウ | −10.88 → 10、441.12ドル |
| GOLD | +13.20 → 1、136.20ドル |
| WTI | +1.97 → 72.66ドル |
| 米10年国債 | +0.008 → 3.602% |
本日の注目点
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 11月景気先行指数
- 米 12月フィラデルフィア連銀景況指数
さて、為替相場は昨日の東京引け時とそれほど大きな変化はありません。
日本時間今朝方、FOMCの政策金利の発表がありました。
結果は、市場の予想通り据え置きでした。
しかし、プレスリリースの内容を観ますと若干変化が見て取れるものになっています。
政策金利については「長期にわたり異例な低水準」を維持する方針を改めて示しましたが、
雇用については「労働市場の悪化ペースは緩やかになりつつある。」との見方を示しており、
これは明らかに、11月の雇用統計の大幅な改善を受けて上方修正したものと思われます。
11月の非農業部門雇用者数は、その前の月の19万人減から1万1千人減に大幅に減少しました。
また、失業率についても10月には最悪の10.2%だったものが2ポイント改善し10.0%
でした。
FRBは「雇用の拡大には依然として消極的だ。」との見方を変えてないものの、
今後徐々に改善に向かと自信を深めてきたようです。
また、昨日発表された11月の消費者物価指数(CPI)は食品とエネルギーを除くコア部分で
1.7%の上昇と、前月比が変わらなかったことから、「インフレは当面、抑制された状態が続く」と
し、現状インフレ懸念はないとの見解を示しました。
この結果、2010年2月1日で終了する予定の流動性供給プログラムについては延長しない
ことを表明しています。
これらFOMCの声明を受けて長期金利は上昇し、3.6%台に乗せ、短期金利は当面ゼロ金利政策は
続くとの見方から下落しています。
株式市場の方もNYダウは下落していますが、S&P500とナスダックは上昇とまちまちでした。
円は為替市場全般でドル買い戻しの流れが優勢なこと、あるいは、今回のFOMの声明文は
「出口戦略」に向けた第一歩であった、との見方も受け89円99銭までドル高円安が進んでいます。
依然として90円台ではドル売りが控えていると観られ、一気に90円を突破し、安定するには
今のところ材料不足と言えます。
ユーロの軟調が続いている中、昨日はオーストラリアのGDP発表を契機に、対ドルでは豪ドルも
大きく売られ調整色を強めています。
テクニカルで観た豪ドルは「週足」で、今年1月以来続いてきた上昇チャネルを割り込んできています。
先進国の中ではいち早く景気後退から抜け出て、政策金利も3ヶ月連続の利上げを決定してきた
オーストラリア。
今後も順調な経済成長と、それに伴う政策金利の引き上げが見込まれる状況の中、
通貨豪ドルは非常に重要な局面に差し掛かっていると思われます。
対ドルで0.89台を割り込むとかなりの下落が見込まれると思います。
基本的にはロングポジションが大きく積み上がっており、昨日0.89台半ばまで
下落したことでロングポジションは減収してきたとは思いますが、注意が必要です。
このように観てくると、昨日も書きましたが、円が90円台にしっかり乗せて安定するかどうかは、
ユーロ、豪ドルの動きに大きく左右されてくると言えます。
主要通貨に対するも一段のドル高が必要ということです。
市場はドルの買い戻し機運が高まっていることから、実需のドル売りをこなせるかどうか
が注目されます。
What's going on? 2009年4月〜(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||
| 12/2 | ラッカー・リッチモンド連銀総裁 | 米経済は「底入れ」し、回復が「着実に進行している」と指摘。政策金利引き揚げについて「いつ、どの程度の速さ」で引き揚げるかが課題。 | -----
| 12/7 |
バーナンキ・FRB議長 |
「金融状況が全般的に改善しているにもかかわらず、多くの借り手にとって信用状況は依然厳しい。」と<指摘。労働市場については「引き続き脆弱(ぜいじゃく)だ。」と発言。(ワシントン・エコノミック・クラブでの講演で。) |
ゼロ金利継続との見方からドル円90円→89円台前半へ。
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