今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年12月29日(火)




おはようございます。



「朝三暮四」・・・・。

中国の宋の時代の言葉のようですが。

これは小生が学生時代に授業で習った言葉ですが、

今でもその時の光景を鮮明に覚えています。

どう言うわけか、その授業は「貿易英語」でした。

先生が何かの例えにこの言葉を引用し、意味を説明してくれました。

猿にクリを朝三つ、暮れに四つ与えていたところ、「もっとくれ」と

言うので朝四つ、暮れに三つにしたところ、喜んだというものです。

実質的には何も変わらないのに、目先の事象を変えて納得させてしまう。

ガソリンにおける「暫定税率」などは正にこの例えにぴったりです。

支持率も50%に急落した鳩山政権、大丈夫でしょうか?

ひと目で分かる昨晩の動き

12月25日の東京市場

  • クリスマス休暇明けのNY市場でしたが、依然として 市場参加者が少なく、経済指標の発表もなかった ことから為替は値動きなし。
  • 円は先週からの水準でほぼ「固定」。91円台半ばでの取引が 続く。クロス円は軒並み円安に推移。
  • クリスマス商戦の結果が堅調だったとの報に NY株式市場は続伸。ダウは6日続伸し、約1年3ヶ月ぶりの高値更新。
  • 債券相場は続落し、長期金利は上昇。2年物債の入札が行われた が落札比率が過去5ヶ月で最低だったことから売りものが優勢。
  • 原油、金価格ともに小幅続伸。

    ドル/円 91.49 〜 91.67
    ユーロ/円 131.71 〜 131.92
    NYダウ +26.98 → 10、547.08ドル
    GOLD +3.10 →  1、107.90ドル
    WTI+0.72 →  78.77ドル
    米10年国債 +0.039 → 3.844%


本日の注目点

  • 欧   12月独消費者物価指数          
  • 米   10月ケースシラー住宅価格指数 
  • 米   12月消費者信頼感指数 
  • 米   5年物国債入札                                                                                                                  

円だけではなく、他の主要通貨もほとんど値動きがありません。

クリスマス休暇が終わったことで多少の値動きを期待しましたが、やはり年末でしょうか、

参加者は少なく為替市場は「開店休業」状態です。



クリスマス商戦が堅調だったとのリポートがあり、株式市場はでは好感され、ダウ、ナスダック

共に続伸しました。br>
しかし、売上は営業日数が1日多かったことが主因で、実質的には前年比横ばいです。

米小売り売上が回復したかどうかを判断するのは時期尚早と言えます。



それにしてもドルが堅調です。

米長期金利の上昇が続いていることが背景にありますが、株高→債券安→金利高→ドル高 、の

一連の流れは機能しており、シカゴのCFTCでのドル売り建ては急速に解消されています。

今後、新たにドル売りポジションを積み上げていくのか、あるいはドル買い持ちに転じて

行くのかも注視したいところです。



まるまる1週間91円台での取引が続いているドル円も、さすがに今日あたりからは動くと

観ています。

重要な指標である「ケースシラー住宅価格」と「消費者信頼感」が発表されるからです。

事前の予想では前者はマイナス7.1(前月はマイナス9.36)、後者は53.0(同49.5)

と、既に改善しているとの予測が出ています。

商業用不動産を除く多くの経済指標が改善傾向を示し、今月に入ってからは米ファンダメンタルズ

と為替相場は完全にリンクしてきているようです。



今日の値動きでは、上値は91円85−90が抜けるかどうか。

下値は91円30を切れるかどうかに注目します。

東京では何れも難しそうですが、今夜のNYに期待したいと思います。

株式市場が堅調なことから、ドルの上値を試す可能性がありそうですが、「消化不良」解消まで

間もなくです。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
12/2 ラッカー・リッチモンド連銀総裁  米経済は「底入れ」し、回復が「着実に進行している」と指摘。政策金利引き揚げについて「いつ、どの程度の速さ」で引き揚げるかが課題。   -----
12/7 バーナンキ・FRB議長 「金融状況が全般的に改善しているにもかかわらず、多くの借り手にとって信用状況は依然厳しい。」と<指摘。労働市場については「引き続き脆弱(ぜいじゃく)だ。」と発言。(ワシントン・エコノミック・クラブでの講演で。)
 
 ゼロ金利継続との見方からドル円90円→89円台前半へ。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和