今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年12月30日(水)




おはようございます。



オバマ政権の経済回復諮問会議の議長を務める

ボルカー元FRB議長が婚約したそうです。

お相手は長い間アシスタントを務めた女性ですが、

氏は82歳。

プロポーズは感謝祭の祝日(11月26日)にしたそうで、

何ともしゃれています。

グリーンスパン前議長もそうですが、FRB議長を歴任すると

どうやら長生きするようです。

プロポーズの言葉も「一人より二人の方が経済合理性に合う」

と、言ったとか、言わないとか・・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米経済指標の内容は予想通りだったが、円は約2ヶ月振りに 92円台乗せ。対ドルだけではなくその他主要通貨に対しても 売られる展開に。
  • 欧州市場でユーロ、豪ドルなどが対ドルで急伸。クロス円の 買いも集め、豪ドル円は約1ヶ月ぶりに82円台半ばへ。
  • NY株式市場は7日ぶりに小幅反落。
  • 米債券相場は5年際の入札が好調だったことから上昇し、 金利は前日比43bp下落。
  • 12月消費者信頼感指数 → 52.9(市場予想を上回る)
  • 10月S&Pケースシラー住宅価格指数 →前年比 ▼7.28%

    ドル/円 91.71 〜 92.08
    ユーロ/円 131.85 〜 132.61
    NYダウ −1.67 → 10、545.41ドル
    GOLD −9.80 →  1、098.10ドル
    WTI+0.10 →  78.87ドル
    米10年国債 −0.043 → 3.805%


本日の注目点

  • 米   12月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   7年物国債入札                                                                                                                

クリスマス休暇前から底堅い動きを続けていたドル円は、NY市場で約2ヶ月ぶりとなる

92円台を記録しました。

昨日の欧州市場のオープニングからユーロ、豪ドルなどが対ドルで急伸しましたが、円は

売られる展開でした。

クロス円の一段高を見越した買いがドル円も上昇させた様です。

11月までによく観られた「リスク選好」の高まりを背景にした動きに似ています。

米長期金利が上昇し、日米金利差が拡大。

今朝の海外のコメントなどでは「円キャリーの再燃」というような見出しも散見されています。

「円キャリー」はともかくとして、世界的な株式市場の上昇を受けて資金は債券から株式に流れ

これが米長期金利の上昇に繋がっていることは否めません。

同時に、このところの米経済指標の改善がドル買い戻しを誘発しているのも事実です。



今後1〜2週間を観た場合、米株式市場の行方が最も注目されるところです。

投機筋のポジションはほぼ巻き戻しを終え、次の戦略への準備段階と言えるでしょう。

円はひとまず92円台に乗せましたが、重要なレジスタンスである92円30近辺まで

のトライはありませんでした。

日足で観ると、一目の「遅行スパン」は100日移動平均と雲に抵抗されています。

92円半ばを示現するようになればこの抵抗ラインも上抜けすると観られますが。

それにはこれまでと同様に、時間ともう一段のドル買い材料が必要です。

来年1月8日の雇用統計がそのきっかけになる可能性はありますが・・・。



円は、もう少し大局的に見ると、94円後半から95円前半を抜けると「ドル底値」を

確認したと判断できるのではないでしょうか。

それは、長い「週足」で2007年夏からの下落トレンドを上抜けしたことになり、

「トレンドの転換」を確認できるからです。



さて、今年も今日明日と二日を残すのみとなりました。

円は92円台で越年するのか、あるいは90円台での越年か、おそらく材料的には

本日のNYが最後になろうかと思います。

その点でいえば、上記92円30をテストできるかどうか?

また引け値で92円台を維持できるかがポイントになりそうです。

下値で言えば91円70辺りがポイントとなりそうです。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
12/2 ラッカー・リッチモンド連銀総裁  米経済は「底入れ」し、回復が「着実に進行している」と指摘。政策金利引き揚げについて「いつ、どの程度の速さ」で引き揚げるかが課題。   -----
12/7 バーナンキ・FRB議長 「金融状況が全般的に改善しているにもかかわらず、多くの借り手にとって信用状況は依然厳しい。」と<指摘。労働市場については「引き続き脆弱(ぜいじゃく)だ。」と発言。(ワシントン・エコノミック・クラブでの講演で。)
 
 ゼロ金利継続との見方からドル円90円→89円台前半へ。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和