2010年1月5日(火)
昨年11月の「ドバショック」で何かと話題になった
ブルジュドバイで世界一高さを誇る超高層ビルが
昨日オープンしました。
同ビルは5年前に建設が進められ、その後世界的な
景気後退の影響から家賃も当初の約半分。
入居率も今年は75%を予定されており、収入の方は
世界一とはいかないようです。
このビルの高さは828mですが、実はまだ建設途中で
最終的な高さは明らかにされていません。
「砂上の楼閣」にだけにはならないことを祈ります。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- NY株式市場が大幅に反発。昨年末の下落幅をうめ合わせる 以上の上昇に、資金のリスク資産への流れが再燃。
- ドルは全面安となり、豪ドル、NZドルなどの「リスク選好通貨」 が大幅高。円もこの流れから92円台半ばまで上昇。
- 昨年12月から始まったドル高傾向のなか、本格的な調整は 今回が初めて。
- 12月ISM製造業景況指数は事前予想を上回る55.9と 発表。2006年4月以来の高さとなり景気回復期待が高まる。
- この発表を受け、NY株式市場は全面高。NYダウは155ドル高 となりエネルギー、素材株が相場を牽引。
- 米北東部が寒波に見舞われていることから原油価格は2ヶ月ぶりに 81ドルを突破。
- このところ軟調に推移していた金価格も大幅上昇。 各市場の動きは、再びドル売りリスク資産買い が再開したとの声も。
| ドル/円 | 92.18 〜 92.90 |
| ユーロ/円 | 133.15 〜 133.74 |
| NYダウ | +155.91 → 10、583.96ドル |
| GOLD | +25.80 → 1、118.30ドル |
| WTI | +2.23 → 81.51ドル |
| 米10年国債 | −0.012 → 3.825% |
本日の注目点
- 欧 独12月失業率
- 欧 ユーロ圏12月消費者物価指数
- 米 11月中古住宅販売留保
- 米 12月新車販売台数
ISM製造業景況指数が大幅に改善し2006年4月以来の好転を示したにも関わらずドル
全面安の展開でした。
豪ドル、NZドルが米ドルに対して大幅に上昇し、そのほかの市場でも
金は25ドル高、原油も81台乗せと、昨年秋以降に観られた「リスク資産」への
資金流入再開の様相でした。
円は昨日の東京市場引け後、一時93円22銭までドル高が進んだものの、高値警戒感から
ドルはじりじり売られ、NYでは92円台前半まで下落しています。
昨年12月からドルは一転して上昇し、特に対円では約8円50銭ほどのドル高円安
が続いていました。
昨日のコメントでも述べましたが、重要な節目は95円台に乗せるかどうかでした。
同時に93円から95円にかけては相当重いとのコメントも書きましたが、その前に
ドルは一旦反落。
約1円強のドル下落は昨年12月のドル反転以来「最大の調整幅」」と言えます。
足元ではドル反落の兆しも見えますが、目先は91円90−95がマイナーなサポートとして
存在しますが、現時点での相場観はニュートラルです。
ひとまずドルの高値を確認する展開は終わった可能性はありますが、かと言って、ここから
ドルが大幅に下落するかどうかは不透明です。
天井を確認したことで今度は下値を探りに行く展開を予想します。
下値のメドとしては上記91円90−95。その下の91円25あたりがサポートです。
昨日ISM製造業指数に続き今週はADP雇用者数、ISM非製造業、そして週末の雇用統計と
新年早々重要指標が相次ぎます。
週末の雇用統計では非農業部門雇用者数がプラスに転じるとの予想も一部にはあります。
大方の予想は11月の数字と比較して「横ばい」と見方ですが、このところ多くの指標が好転している
ことから大幅改善も無いとは言えません。
今月も米「出口戦略」への思惑が入り乱れ相場は大きく変動することが予想されます。
ポイントとなるのはやはり「雇用」と「インフレ率」です。
FRBのデューク理事は昨日ノースカロライナ州で講演し、インフレは抑制されており、
インフレ期待も安定しているとの見方を示しています。
ドルの本格的な上昇まだ先の話としても、今週末の雇用統計では「出口」への距離を
多少示してくれるかもしれません。
What's going on? 2009年4月〜(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 1/4 | デューク FRB理事 | 米経済は部分的に潜在成長率を下回る拡大にとどまるため、インフレは「抑制された状態が続き、2010年の経済活動は今後も緩やかに回復するだろう。」との見方を示した。(ノースカロライナ州の講演で) | ----- |
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